ニュースリリース

2010年04月09日

 

情報技術

脳科学を活用したマーケティング支援サービスを開始

雑誌・カタログのどのページに興味を持ったかを脳波で手軽に分析

 

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大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、測定した脳波から生活者の興味関心の度合いを分析し、効果的な制作物の作成を支援するサービスを、4月12日に開始します。本サービスは、DNPと東京農工大学の満倉研究室(准教授:満倉靖恵)の共同研究によるもので、ヘアバンドタイプの脳波計を使って生活者の感性を解析する技術を応用しています。

【背景】

近年、脳科学をマーケティングに活用するニューロマーケティングに関心が集まっています。しかし、サービスの採用コストが高額であることや、脳波を測定するために調査対象者に多数の電極を装着するなど負荷が大きく、採用は一部の分野に限られていました。

DNPは、顧客企業のマーケティング支援の一環として、アンケート調査や、実験施設を利用した生活者の購買行動分析などのサービスを提供してきました。一方、東京農工大学の満倉研究室は、多数の電極を装着する脳波計に加えて、手軽に装着できるヘアバンドタイプの脳波計で測定した脳波から、被験者の感性を解析する技術を開発し、興味の有無、快・不快など、さまざまな評価軸に基づく分析を長年に渡り研究しています。DNPと東京農工大学は、脳科学を活用してカタログやパンフレットなどの制作物に対する生活者の評価を分析する新しいニューロマーケティングの共同研究を続けてきました。今回、DNPは、これまでの研究成果を活用し、低価格で冊子やデジタルコンテンツなどの制作物に対する生活者の興味関心度を分析するサービスを開始します。また、分析サービスに加えて、生活者の興味関心を喚起する制作物の各種提案など、販促に有効なサービスを提供していきます。

【サービスの概要】

生活者にヘアバンドタイプの脳波計を装着し、雑誌、カタログ、パンフレットなどの冊子を閲覧してもらい、脳波を測定します。冊子の見開きページごとに貼られたマーカーをカメラで撮影し、各ページの閲覧時間のデータを取得して脳波の測定値データと一体化することで、各ページの興味関心度の高さと推移を分析します。閲覧した冊子に対するアンケート調査結果と比較することで、“アンケートで関心があると言っていたページより関心を持って見ていたページがあった”、“長時間見ていたが、それほど関心は高くなかった”など、生活者の興味関心をより多面的かつ深く把握することができます。対応できる冊子のページ数は200ページまでが目安となります。デジタルコンテンツを調査する場合は、興味関心度の高い画面や低い画面、興味関心度の推移を分析します。

オプションとして、被験者の眼球の動きをセンサーで検知するアイトラッキング調査を追加することで、各ページのどの部分に興味があるかをより詳細に把握することも可能です。

【サービスの特長】

  • アンケートやインタビューに加え、各ページの閲覧時間、興味関心度の高さや推移を測定することで、生活者の興味関心を多面的かつ深く把握することができます。
  • ヘアバンドタイプの脳波計を使用するため、調査対象者の器具装着による負荷が低く、アンケート調査やアイトラッキング調査などと同時に脳波測定を行うことも可能です。
  • 低価格のため、手軽に導入できます。
  • 本サービスに加えて、DNPは、分析結果を制作物の企画やデザイン、コピーに反映させることで、企業の効果的な制作物の作成を支援します。

【価格(税抜き)】

基本メニューの価格は、調査対象者が6名の場合で95万円から(対象者の選定収集・謝礼費用が不要の場合は80万円から)となります。2010年6月までトライアルキャンペーンとして、65万円から(対象者の選定収集・謝礼費が不要の場合は50万円から)となります。

【今後の取り組み】

DNPは、ニューロマーケティングを企業と生活者のさまざまなコミュニケーションに応用し、プロモーションの変革に向けた活動を推進していきます。

DNPは、本サービスおよび関連する制作物も合わせて、2012年度で10億円の売上を見込んでいます。

 
※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。