ニュースリリース

2010年06月21日

 

印刷技術

印刷用画像データ制作ガイド「デジタルカメラ入稿ガイド」の改訂版を作成

カメラマン向けに品質不良を防ぐ撮影方法や手順、画像データ確認方法を具体的に提示

 

「デジタルカメラ入稿ガイド」 をPDFでご覧いただけます。
こちらをクリックしてください。 (PDF 4.18MB)


大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 以下:DNP)は、チラシ・雑誌などの印刷物の原稿としての品質基準を満たした画像データを制作するためのガイド「デジタルカメラ入稿ガイド」の改訂版を作成し、デジタルカメラを使用するカメラマン向けにホームページで公開します。

今回の改訂は、画像データの印刷時の問題として多く発生している“暗い”、“墨っぽい”、“色カブリ”の原因について、よりわかりやすい解説を追加したほか、こうした不良を防ぐための撮影時のデジタルカメラの設定手順や、画像データ確認手順を具体的に提示しました。

【背景】

近年、従来のポジフィルムに代わり、デジタルカメラデータを印刷物の写真原稿として入稿する例が増えています。しかし、デジタルカメラデータは、モニター上の色調と実際に印刷した時の色調との差異が大きく、基準となる色調見本がないことから、印刷物向け画像データとして必要な品質基準を満たしていないものが入稿されるケースが多くあります。

そこで、DNPは業界全体の品質向上や納期短縮に向けて、2007年7月に、撮影時の露出やホワイトバランスなどの数値や、解像度、画像形式など、印刷に適した画像データとしての基準値を明確にした「デジタルカメラ入稿ガイド」を作成しました。本ガイドは、冊子で6000部を配布したほか、ホームページに掲載したPDFデータは、2010年5月までに6万件を超えるダウンロードがありました。しかし、いまだに入稿される画像データの多くがこの基準値を満たしておらず、 “暗い”、“墨っぽい”という露出不足や、“色カブリ”といったホワイトバランス設定不良などの問題が発生しています。このため、撮影現場にヒアリング調査を行ったところ、基準を満たす画像データの撮影や確認の具体的な方法・手順がわからず、試行錯誤を繰り返している実態が明らかになりました。そこで、DNPは、撮影時の露出設定、ホワイトバランス設定や、画像を確認する際のモニターおよび周囲の環境の設定など、より具体的な手順を盛り込んだ改訂版「デジタルカメラ入稿ガイド Ver.2」を作成しました。

【「デジタルカメラ入稿ガイド Ver.2」改訂のポイントと概要】

  • 不良の大半を占める“暗い”、“墨っぽい”、“色カブリ”に焦点を当てて、不良原因を簡潔にわかりやすく解説しています。
  • デジタルカメラの露出設定、ホワイトバランス設定の基準値とともに、不良を防止するために必要な撮影手順を記載しています。
  • 撮影した画像データの確認方法として、確認用モニターの調整方法、モニターを見る時の蛍光灯などの調整方法など、モニター及び観察環境に求められる基準、それを実施するための手順をわかりやすく説明しています。
  • 基準値を満たした画像サンプルと、満たしていない画像サンプルを掲載することで、目視で容易に理解できるようにしました。
  • 画像データの取り扱いに必要な基準をすべて数値化することで、明確に判断できるようにしました。
  • 入稿前に作成した画像データが基準を満たしているか項目ごとに確認ができる、チェックシートがついています

【今後の取り組み】

DNPは、顧客のスムーズな画像入稿を可能にするために、当ガイドを得意先企業やカメラマンに配布し、基準を広く浸透させる啓蒙活動を行っていきます。


※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。