自社事例(京あそび)

日本文学の最高傑作 『源氏物語』の世界を見、聞き、あそぶ

世界中の人々に読み継がれてきた『源氏物語』。その登場人物「夕顔」ゆかりの地で京扇子屋を営む大西常商店で、俵屋宗達筆の国宝『源氏物語関屋澪標図屏風(高精細複製)』を間近に鑑賞し、屏風に描かれた物語に関するお話や原文朗読、日本古来の対戦ゲームである源氏物語形式の「投扇興」を通して『源氏物語』の魅力に迫る特別プログラムを開催しました。

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プログラム内容

国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』高精細複製
国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』高精細複製

<開催日時>2019年4月13日(土)

<プログラム内容>
・国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』(高精細複製)の解説付き鑑賞
・『源氏物語』第16帖「関屋」原文朗読
・山本淳子先生による解説
・「投扇興」体験

源氏物語朗読
小武内清美さんによる原文朗読

『源氏物語』の登場人物「夕顔」ゆかりの地で京扇子屋を営む大西常商店で、『源氏物語』の世界に親しむプログラムを開催しました。
まずは俵屋宗達筆の国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』(高精細複製)の鑑賞。光源氏とかつての恋人たちとの偶然の再会を描いたこの屏風の宗達ならではの構図や、有名な「風神雷神図屏風」との共通点などを解説付きで間近にご覧いただきました。
続いて屏風に描かれている第14帖「関屋」の原文を「古典の日」朗読コンテストで受賞経験もある、小武内さんに朗読いただきました。千年以上前に作られた美しく優しい大和言葉のリズムを耳で楽しみました。

京都先端科学大学 山本淳子先生による解説

その後、源氏物語研究の第一人者と言われる山本淳子先生に、屏風絵に描かれる場面の前後関係や登場人物についてわかりやすく解説いただきました。「関屋」、「澪標」ともにかつての恋人との再会を描いており、「関屋」では過ぎ去った若き日の思い出として空蝉と和歌を交わす一方で、「澪標」では離れていながらも明石の御方を思いやる心が現れた、対照的な和歌の贈答が交わされた場面であることをお話いただきました。参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら聞き入っておられました。

お座敷遊び「投扇興」
お座敷遊び「投扇興」

最後は扇を投げる雅なお座敷遊び「投扇興」を源氏物語形式で楽しみました。和製ダーツとも言われる投扇興の遊び方の手ほどきを受けた後、数回の練習を経て、グループに分かれて対戦しました。屏風に描かれた、「関屋」、「澪標」や、高得点の「桐壺」などが出て大盛り上がりのうちにプログラムは終了となりました。

ファンを引きつけてやまない『源氏物語』の世界を目で、耳で、最後は体験で存分に楽しめるプログラムとなりました。


※山本 淳子(やまもと じゅんこ)
京都学園大学(2019年4月より京都先端科学大学に校名変更)人文学部教授。平安文学研究者。金沢市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。2007年、『源氏物語の時代―― 一条天皇と后たちのものがたり』(朝日新聞出版)でサントリー学芸賞受賞。2015年、『平安人の心で「源氏物語」を読む』(朝日新聞出版)で古代歴史文化賞受賞。著書は受賞作のほか、『誰も教えてくれなかった「源氏物語」本当の面白さ』(林真理子氏と共著、小学館新書、2008年)、『枕草子のたくらみ――「春はあけぼの」に秘められた思い』(朝日新聞出版、2017年)など多数。

参加者の声(アンケートより抜粋)

◎源氏物語を楽しく知ることが出きて投扇興初体験ももりあがりました。とても楽しい時間でした。(奈良県在住 40代女性)
◎良い朗読が聞けた事、源氏物語が深く知れた事がよかったです。最後の遊びの方も盛り上がりました。(兵庫県在住 60代女性)
◎朗読と投扇興、静と動両方楽しめたこと(が良かった)。 (東京都在住 70代女性)

静嘉堂文庫美術館 六曲一双屏風

静嘉堂文庫美術館 六曲一双屏風

『源氏物語』第十四帖「澪標」と第十六帖「関屋」を題材とした本作は、琳派の祖として知られる俵屋宗達の作品中、国宝に指定される3点のうちの1つです。 金箔上に直接高精細な印刷を施す特許技術により、本作品の特徴である金地の質感を忠実に再現しました。

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