自社事例(京あそび)

旧三井家下鴨別邸で京都の文化と和菓子の四季を愉しむ~春・夏~

下鴨・糺(ただす)の森にそびえる望楼が印象的な重要文化財 旧三井家下鴨別邸にて、創業126年の歴史を誇る京菓子司「末富」山口富蔵さんのお話と、通常非公開のお茶室にて、この日のために用意した夏の京菓子とお抹茶をいただく、京の和菓子文化に触れるプログラムを開催しました。

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プログラム内容

旧三井家下鴨別邸
旧三井家下鴨別邸

<開催日時>2019年6月15日(土)

<プログラム内容>
・京菓子司「末富」山口さんによるお話
・ボランティアガイドによる邸宅説明
・抹茶とお菓子のご賞味
・邸宅・庭園の見学・散策(プログラム終了後)

老舗京菓子司 末富 山口会長
老舗京菓子司 末富の山口会長によるお話

紫陽花が美しい初夏の旧三井家下鴨別邸で京都の文化と夏の和菓子を愉しむプログラムを開催しました。
会場である旧三井家下鴨別邸は1925年に三井家11家の共有の別荘として建築され、近代初期の大規模別邸の屋敷構えが高い歴史的価値を有していることから国の重要文化財に指定されています。
まずは別邸の二階座敷にて、老舗京菓子司 末富の山口会長による、京都の文化と京都で独自の発展をみせた京菓子についてのお話を聞きました。

和菓子 道具
和菓子作りに欠かせない道具の紹介

砂糖が貴重であった時代、和菓子は基本的に受注生産で必要な分のみを生産していたこと、お客さまからのご要望に応じ、季節を大切にした和菓子作りをされていることなどをお話いただきました。春から夏にかけての京都は夏越しの祓いや七夕、祇園祭など、年中行事にちなんだ様々な和菓子があり、葛を使った目にも涼しいお菓子の数々を、銘の由来や原材料へのこだわり、その背景にある京都の文化も交えてご紹介いただきました。
お話の最後には和菓子作りに欠かせない道具についてもお話を聞きました。焼き印や木製の裏ごしなど、現在では作ることも難しくなっている貴重な道具の数々を間近に鑑賞しました。

専属ガイドによる本邸宅の解説
専属ガイドによる本邸宅の解説

その後、専属ガイドによる本邸宅の解説を聞きました。三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)の休憩所として、もとは木屋町三条にあった邸宅が明治42年に移築されたこと、その主屋などには豪商・三井家の美意識がいたるところに散りばめられていることを分かりやすくご説明いただきました。

お茶席
通常非公開のお茶室で和菓子と抹茶のご賞味

お話を聞いた後は通常非公開のお茶室に特別にあがり、美しい庭園をご覧いただきながら、お待ちかねの和菓子とお抹茶のご賞味です。今回は山口会長のお話にもあった、七夕伝説をモチーフにした「かささぎの橋」をお召し上がりいただきました。上質な本葛を使い、金箔を散らして星を表現した末富のこだわりの詰まった逸品をお抹茶と共にお愉しみいただきました。
プログラム終了後にも皆さま各自で改めて邸宅や庭園を見学され、旧三井家下鴨別邸での特別な時間を過ごしていただきました。


※山口 富蔵(やまぐち とみぞう)
1937年、京都市生まれ。東京銀座「松崎煎餅」で修行の後、父 竹次郎のもとにて家業に従事。1970年より亀屋 末富(1893年創業)三代目を継承。1989年、株式会社 末富 代表取締役社長に就任。2018年、株式会社末富 代表取締役会長に就任。茶道 各御家元の御用を勤めると共に、各宗大本山にも出入り御用を務める。裏千家学園講師、京都精華大学、京都造形大学、同志社大学非常勤講師。朝日カルチャーセンターなどでも講師を務める。主な著書、「京菓子読本」中央公論社、「京菓子歳時記」光村推古書院、京・末富「菓子こよみ」淡交社、菓子司・末富「京菓子の世界」世界文化社など。

参加者の声(アンケートより抜粋)

◎普段聞けないお話が聞けてよかった。写真映えするものも撮れてよかった。(京都市在住 20代女性)
◎京菓子の深い話が聞けた。京菓子を買う時にとても参考になった。縁がきもち良い庭園を見ながらのお茶おいしかったです。(大阪府在住 60代男性)
◎普段入れない所へ入れた(ことが良かった)。(東京都在住 50代男性)

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