株式会社参創ハウテック 様

ARTE RELIEF DOOR

型押化粧板アルテレリーフ®を使ったドアの開発、インターネット販売を参創ハウテックさまが独自に展開。
※アルテレリーフ®は大日本印刷株式会社の登録商標です。

概要

1998年の設立以来、斬新なアイデアで建設業界に新風を送り続けている株式会社参創ハウテック様。住宅建設だけでなく、キッチンパーツ・建築部材の通販サイト「ekrea Parts」を運営し、会員社数は2000社以上にのぼります。この通販サイトで販売されているアイテムのひとつが、型押化粧板アルテレリーフを使用した参創ハウテックさまのオリジナル商品「ARTE RELIEF DOOR」。この商品がどういう経緯で誕生したのか、代表取締役社長・清水さん、取締役・伊藤さんに、DNP担当営業の奈須が話をうかがいました。

高度な「なぐり加工」を印刷技術によりリーズナブルに実現

アルテレリーフを使用した軽井沢のモデルハウス

奈須:参創ハウテックさまとのおつきあいの始まりは、1本のお電話でしたね。

清水:私が軽井沢でモデルハウスの建築を進めていた時に偶然、アルテレリーフを見かけてひとめぼれしました。モデルハウスの建具に使用したいし、自社の通販サイト「ekrea Parts」でもぜひ取り扱いたい。それなら、問屋を介さずにDNPさんに直接お願いした方が話が早いと、インターネットで連絡先を調べてお電話させていただきました。

奈須:清水さんは、アルテレリーフのどんな点を気に入ってくださったのですか?

清水:建物全体に深みや表情が出る「なぐり」です。本来は非常に高価な加工技術ですが、アルテレリーフは印刷技術とプレス加工で凹凸を表現しているため、そこまでのコストがかかりません。しかも、出来栄えは本当のなぐり加工と遜色なく、天然木と違って木目や色の品質も安定しています。これを使えば、限られた予算内で意匠性の高いデザインを追求できると思いました。

奈須:ありがとうございます。世界的に森林資源の枯渇が懸念されていますから、天然木のかわりとなるアルテレリーフで環境保全、さらにはサステナブルな社会の実現に貢献できればとも考えています。弊社にはEBコーティング技術という、傷や日光、汚れに強い、天然木にはない特徴もあるので、安心して内装にご使用いただけると思います。

DNPが開発した素材を参創ハウテックさまが補い、展開させていく関係

「ARTE RELIEF DOOR」の施工例

奈須:実は、自社製品のインターネット販売は、私たちがずっと挑戦したかったことのひとつです。そのため、「ekrea Parts」のお話をいただいた時は、願ってもないチャンスだと思いました。

清水:DNPさんのお客さまはやはり、大手企業が中心になると思います。しかし、全国の設計事務所や工務店、個人のお客さまの中にも、DNPさんの製品を使いたい方はたくさんいらっしゃいます。そういう小口のお客さまの対応を私どもにお任せいただけたらと考えたわけです。

奈須:ご指摘の通り、私たちはそのようなお客さまとつながる販売チャネルを持っていません。小口のお客さまに商品を訴求したくても今までは販売ルートがなかっただけに、「ekrea Parts」でのインターネット販売は非常にありがたい事例となりました。

清水:DNPさんができないことを私どもが対応させていただく。そういう関係を構築させていただければと思っています。お客さまの対応だけでなく、ファブリケーター(素材加工業者)としてDNPさんの製品の用途開発をしっかり行い、加工しながら販売していきたいです。

奈須:アルテレリーフでは、「ARTE RELIEF DOOR」という参創ハウテックさまオリジナルのドアを作ってくださいましたよね。「他社にはできないものを作ろう」と。技術開発のために設備投資までされて、特殊な加工方法を確立された時には驚きました。

清水:アルテレリーフを曲げる技術ですね。これでドアの側面にも貼れるようになり、一枚板のように見せることが可能になりました。

奈須:「ARTE RELIEF DOOR」は、「ekrea Parts」サイト内に特設サイトまで作っていただきました。DNPが開発した素材を参創ハウテックさまが独自の技術と経験で、さらに発展させてくださっている。私たちDNPグループが求めてきた理想的なパートナーシップ関係のひとつの形だと思います。

オンラインカタログ&直接決済で旬の素材をより求めやすく

奈須:「ekrea Parts」のすごいところは、メーカーの製品をただ並べるのではなく、「ARTE RELIEF DOOR」のように参創ハウテックさまが手を加えた製品が掲載されている点です。

伊藤:たとえば、アルテレリーフにしても、板だけ販売してもお客さまにその良さは伝わらないと思います。ドアのような形になって、初めてご検討いただけます。

奈須:「ekrea Parts」で扱う商品は、清水さんや伊藤さんが探していらっしゃるのですか?

伊藤:私たちだけでなく、社員全員ですね。実は、最初は紙のカタログでしたが、制作に約1年もかかるため、発行した時には掲載品が廃番になっていることも少なくありませんでした。旬の情報をお届けできるように、オンラインカタログへと移行したわけです。スマートフォンやタブレットの普及とともに、現場でネット画面を見ながら打合せをするケースが増えましたから、切り替えておいて良かったと思います。

奈須:今ではインターネット決済も可能で、非常に便利です。欲しい材料を直接決済で購入できることは、業界としても新しい決済の仕組みだと思います。今後、新たに挑戦したいとお考えのことはありますか?

清水:DNPさんの五反田のショールームには、開発された素材がたくさん展示されていますよね。伺うたびに、用途を考えてしまいます。最近では、「WSペグボード」でお役に立てることはないかを検討中です。「WSペグボード」の金属フックもインターネット販売できますので、ご相談いただければと思います。

奈須:参創ハウテックさまにはいつも「こういう売り方をしたらどうですか?」と、いろいろアドバイスをいただき、感謝しています。今後もよろしくお願いいたします。

「ekrea Parts」「ARTE RELIEF DOOR」特設サイト

プロフィール

株式会社参創ハウテック
代表取締役社長 
清水康弘(写真中央)
1957年生まれ。大学卒業後、建設資材専門商社、素材・建材メーカー、住宅建設会社に勤務。1998年9月、住宅建設・改修事業を主力とする株式会社参創ハウテックを設立。

株式会社参創ハウテック
取締役
ekreaマーケティング室長 
伊藤寿紀(写真右)

DNP住空間マテリアル販売株式会社
第1営業本部 課長
奈須真人(写真左)