地域固有の文化資源を観光振興に生かす~「みどころキューブ」から始まる文化観光~

近年文化観光推進法の制定を背景に、博物館や美術館等の施設を中心に地域の様々な文化資源を磨き上げることで、国内外からの観光客を増やし、文化と観光の結びつきによる地域活性化や経済的好循環を生み出すことが求められています。ここでは文化観光の視点から、DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ」をどのように活用できるのか、そのイメージをご紹介します。

文化財アーカイブ_コラム_「みどころキューブ」から始まる文化観光

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DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ」とは

文化財アーカイブ_文化観光_みどころキューブ_全体俯瞰図
Photo ©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliothèque nationale de France.

「みどころキューブ」は、文化財・芸術作品など様々なコレクションを、キューブ(立方体)状のインタフェースを用いてテーマ・関係性など多様な視点から紹介できる鑑賞システムです。

「みどころキューブ」の魅力は、(1)キューブ内の画像の関係性が視覚化され、直感的につながりを把握できる点(2)様々なテーマからの理解が可能で、今まで気が付かなかった新たな側面を発見できる点(3)また、インタラクティブな操作によって思いがけない情報との偶然的な出会いを創出できる点にあります。

また、施設設置のみでなくブラウザ公開ができるため、自宅での利用が可能です。文化施設に訪問する前の事前学習、訪問後の振り返り、また訪問できない方向けのバーチャル鑑賞ツアーなど、さまざまな活用が期待できます。

文化観光における「みどころキューブ」の展開イメージ

底面を地図、縦軸を年代とし、地域内の複数の文化施設が所有する文化財、観光地情報、飲食情報などさまざまな情報をキューブ内にプロットしています。地域の博物館などの収蔵品をはじめ、関連する地域の文化資源や観光情報との関係性を表示することが可能になります。

文化財アーカイブ_文化観光_みどころキューブ_全体俯瞰図

画像提供:YAMANASHI DESIGN ARCHIVE 、山梨県立考古博物館、PIXTA

地域の歴史に沿ったカテゴリ分け、エリアに沿ったカテゴリ分け、自然・食・学びなどアクティビティごとのカテゴリ分けなど、独自のカテゴリを設定して、さまざまな切り口から、文化財や観光情報を横断的に見せることが出来ます。

文化財アーカイブ_文化観光_みどころキューブ_カテゴリ選択時

画像提供:YAMANASHI DESIGN ARCHIVE、山梨県立考古博物館、PIXTA

側面のカテゴリを選択し、キューブの中から閲覧すると、地図上でどこにどのような文化資源が位置しているのかが視覚的に分かります。

文化財アーカイブ_文化観光_みどころキューブ_作品選択時

画像提供:YAMANASHI DESIGN ARCHIVE

気になった画像を一つ選択すると、詳細情報が表示されます。中央の画像から伸びているキーワード表示から、関連する文化財や観光情報にキューブ内で遷移することができます。表示をたどると、地図上での位置関係を確認し、周遊ルートとして活用することが出来ます。

このように、地域の文化財や観光情報をキューブの中に入れ、カテゴリにより多面的な切り口を用意したり、キーワードにより関連する情報がつながったりと、個々人の興味関心によって、地域の新たな情報との出会いを創出することができます。

文化観光における「みどころキューブ」の活用シーン

観光施策においては、「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の各フェイズで、適切な情報やサービスを提供することが重要です。「みどころキューブ」はすべてのシーンで活用が可能です。

旅マエ:認知・興味関心から地域に関する理解を促し、来訪検討をサポート

観光ポータルサイトや文化施設のサイト、自治体のWebサイト上などで公開した「みどころキューブ」を自宅から閲覧してもらうことで、地域の文化資源や観光スポットへ関心を持ってもらい、理解を深めることができます。

「みどころキューブ」から動画プラットフォームの情報につなげたり、宿泊施設などのWebサイトへリンクし、来訪につなげることも可能です。特定のスポットを起点に、自身の興味関心に従って周遊ルートを直感的に見出すことが出来ます。

旅マエ_自宅からみどころキューブにアクセスし、地域の文化資源や観光スポットへの理解を深め現地周遊を促進

※スマートフォン対応は現在開発中

旅ナカ:訪問場所での滞在時間を延ばし、現地での周遊をサポート

旅マエ_地域の文化施設等にみどころキューブを設置し地域内周遊を促進

地域の文化施設やサテライト施設、観光センターなどにタッチパネルディスプレイを設置し、来訪者が「みどころキューブ」を案内板として利用し、地域の情報にアクセスできるようにします。

事前に調べていたこと以上の新たな情報と出会ったり、事前に考えていた周遊ルートとは違ったルートを発見したりと、現地でのセレンディピティを生み出し、地域内周遊をさらに促します。

旅アト:思い出を振り返り、再来訪を促す

現地での観光を終え、自宅に帰った利用者は、「みどころキューブ」で見つけた自分だけの周遊ルートをたどることで、思い出を振り返ることが出来ます。

また、ECサイトへリンクすることで、買い忘れたお土産を自宅から購入することも可能です。

開発検討中の機能となりますが、お気に入り保存機能を活用すれば、振り返りにも有効です。また、来訪できなかったスポットなどが分かれば、来訪促進にもつながります。
こちらも開発検討中の機能ですが、文化資源や観光スポットの情報、保存した周遊ルートの情報をSNSでシェアすることで、新たな来訪者への認知も拡大していきます。

旅アト_自宅で周遊ルートを振り返り、再来訪促進や認知拡大へ

※スマートフォン対応は現在開発中
※お気に入り保存機能、SNSシェア機能は開発検討中

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