オーガニックをイメージで終わらせない。
デザインとサステナビリティ両立のための化粧品パッケージとは?

化粧品業界における新しい潮流である「サステナビリティ」や「オーガニック」というキーワード。広告宣伝やSDGsへの取り組みなど、製品の外側でもこれらのブランディングは可能ですが、パッケージデザインにより自社の取り組みやメッセージを伝えるという選択肢もあります。

この記事では、オーガニックをイメージだけで終わらせないために、デザインとサステナビリティを両立する化粧品パッケージについて解説します。

※2022年6月時点の情報です

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新時代に求められる化粧品パッケージとは

世界的に環境への配慮が大きな潮流となるなかで、化粧品パッケージにも環境意識が求められています。以下では、具体的にどのような要素が重要なのかについてご紹介します。

環境に配慮したパッケージの採用

近年では「クリーンビューティー」というキーワードに代表されるように、化粧品における環境配慮への関心が高まっています。化粧品業界では、製品に含まれる成分への配慮はもちろんのこと、輸送におけるCO2削減の取り組みや、原材料のトレーサビリティ明確化、動物実験の廃止など、さまざまな面から環境への負荷低減の動きが見られます。

なかでも注目されているのが、環境に配慮した化粧品パッケージです。具体的には、
・プラスチック素材から紙素材への転換
・リサイクル材料の使用
・バイオマスプラスチックの採用
など、サステナビリティを重視した素材によるパッケージづくりが挙げられます。

また、いわゆる「オーガニックデザイン」として知られる、柔らかなぬくもりを感じられるデザインもポイントです。素材面でも紙に代表される有機物を利用することで、より化粧品のブランディングに寄与できます。

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デザインを損なわない素材

一方で、当然ながら化粧品パッケージのデザインは、化粧品の売れ行きを左右する重要な要素です。いかにサステナビリティに優れていても、デザインに制約があったり、表現の幅を狭めたりする素材であれば、採用は難しいでしょう。
環境に配慮しつつ、消費者の心をつかむ製品づくりのためには、サステナビリティとデザインを兼ね備えた素材を採用する必要があります。

ポイントとなる「語れるデザイン」

化粧品は、製品の品質自体はもちろんのこと、そのコンテクストも重要です。パッケージデザインにおいても、単に色彩や形状などのデザインだけではなく、製品のコンセプトや思いをコンテクストとして載せる、いわゆる「語れるデザイン」を作り上げていくことが肝要といえるでしょう。
例えば、オーガニックさを製品やパッケージに込めるのであれば、そのパッケージデザインや採用する素材も含めて最適な表現を選択していくべきです。

デザインとサステナビリティを両立するDNPのコンプレックスボトル

当社では、デザインとサステナビリティを両立するパッケージとして、「DNP機能性フィルム複合型PETボトル COMPLEX BOTTLE(コンプレックスボトル)」️を提供しています。

コンプレックスボトルとは

コンプレックスボトルは、PETボトルと機能性フィルムを一体成形することで、高いバリア性と意匠性を実現した製品です。本製品は、ガラスびんの代替として採用可能であり、輸送におけるコストおよびCO2排出量を削減するメリットがあります。さらに、容器包装リサイクル法に適合したPETボトルリサイクルができる、環境に配慮した容器でもあります。

コンプレックスボトルが実現するデザイン表現

コンプレックスボトルは環境配慮型の素材である一方で、意匠性に優れることも大きな特徴です。プラスチックボトルに対しては、表面の柔らかい素材により微細な表面加工を施すことが可能で、またガラスびんに対しては、ブロー成型するという特徴から、微細な模様も量産化することが可能です。また、ボトル自体に着色をせずとも、フィルムにより、色調を表現できます。

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コンプレックスボトルによるデザイン事例

以下では、コンプレックスボトルを採用したデザインの事例をご紹介します。
本製品は、新潟薬科大学を中心とする共同研究プロジェクトにより誕生した生酒「AWANAMA」へ採用されており、高級感のあるパッケージが高く評価されています。

「語れるデザイン」に活用できる紙素材

また、当社では「語れるデザイン」に活用できるパッケージ素材として、紙を利用した製品を提供しています。

DNPが提供する紙素材パッケージ

紙素材を用いたパッケージとして、紙マークが付与できるバリア性の高い「DNPスーパーハイバリア紙包材」や、チューブ容器の一部に紙を使用した「DNPラミネートチューブ 紙仕様」を提供しています。
DNPスーパーハイバリア紙包材は、従来の紙製パッケージでは実現が難しかった高いバリア性を誇り、化粧品や日用品・食品など幅広い分野で利用可能です。
現在開発中のDNPラミネートチューブ 紙仕様は、石油由来プラスチック使用量を削減する環境に配慮したチューブ容器です。また、植物由来のバイオマスプラスチックと組み合わせることもできます。

紙素材のパッケージのデザイン表現

DNPスーパーハイバリア紙包材は「白」と「茶(クラフト)」の色を使用できます。また、ピローパウチ・チャック付きパウチ・平パウチ・スタンドパウチ・スティックなど、幅広い形状に加工できる点も特徴です。
DNPラミネートチューブ 紙仕様は、クラフト地を生かしたデザインを表現でき、外観から一目で紙素材を利用していることがわかるため、「語れるデザイン」によるブランディングをめざす際にも有効な選択肢といえるでしょう。

まとめ

この記事では、オーガニックをイメージだけで終わらせない化粧品パッケージとして、当社が提供する「コンプレックスボトル」および「DNPスーパーハイバリア紙包材」「DNPラミネートチューブ 紙仕様」をご紹介しました。時代の流れを考慮すると、化粧品業界における環境配慮への意識は、単なるブームに終わるとは考えにくいといえます。「語れるデザイン」の実現のため、パッケージ素材についてもさまざまな選択肢から検討するべきでしょう。
ご紹介したパッケージについての詳細資料は、下記のリンクよりダウンロードください。

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