2018年3月6〜9日までの4日間、東京ビッグサイトにて、流通関連で国内最大規模の展示イベント「JAPAN SHOPJAPAN 2018」と、商空間デザインや店舗什器などを紹介する店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2018」が開催され、両イベントにDNPブースを出展いたしました。
高度な印刷技術を起点に始まったDNPの健康・安全・安心・快適な“空間創り”の歴史は、すでに半世紀を越え、現在では建具、壁、床など空間を構成する六面すべてに対応する製品を開発、提案しています。 私たちの建材製品の特長は、印刷技術で培った多彩な表現力を武器に、例えばアルミニウムの表面に木の風合いを付加するなど、素材の制約にとらわれない自由なデザインができること。同時に、空間の内と外をつなげるデザインの連続性、高い品質管理と生産技術による安定供給ができる点も魅力です。
さらにDNPは、リアルな“場”を活かしたプロモーションやマーケティングを実現する、ディスプレイやサイネージなどのICT機器にも豊富な知見を有しています。
本展示では、これらの商材を施工した特設ブースを設営し、来場者の方々に実物を見ていただきながらご紹介しました。

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展示紹介

約20点に及ぶ主要商材を実際に使って設営されたDNPの特設ブース。外壁、内壁、ルーバーなど施工シーンのイメージがひと目でわかる展示で、来場者の皆さまから高い評価をいただきました。各商材には「景観を彩る」「壁に価値を与える」「次世代ステルス空間」「省人化・省施工」といったテーマ別タグを付け、課題解決のポイントをわかりやすく訴求しました。

展示会場

<景観を彩る>ゾーン<景観を彩る>ゾーン

頭の中に思い描いた通りの理想の空間を作りたい。そんなデザイナーやクリエイターたちの夢を、DNP独自の印刷技術から生まれた次世代建材が実現します。例えば、薄く、軽く、加工しやすいといった素材特性をもつアルミニウム板に、木・石・金属などさまざまな質感表現を施せる「アートテック®」は、建築家・隈研吾氏の作品をはじめ、国内外の多数の物件で採用されています。独自の「焼付印刷」技術を使ったアルミニウム板への直接印刷により、本物と見まごうばかりの高い質感やオリジナルの意匠表現、屋外での使用に耐える耐候性付与を実現。すでに20年近い運用実績があり、経年劣化に強いことが証明されています。また、加工性に優れており、さまざまな形状・シーンに対応することが可能です。

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<壁に価値を与える>ゾーン<壁に価値を与える>ゾーン

生活者とのリレーションを深めるリアルな場として、店舗空間の価値が改めて注目されています。そこでは、従来の店舗設計のコンテクストに加え、生活者に驚きや感動を与える“プラスアルファの価値”が求められています。
例えば、ホーローの独特の質感に着目し、デザイン性の高い化粧パネルに仕上げたDNPの「アートと融合したガラス質感パネル」も、そうしたアプローチのひとつです。従来、汚れが落ちやすい特性からキッチン向け素材として使われることが多かったホーローを活用し、新たな空間表現の選択肢を生み出しました。

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<次世代ステルス空間>ゾーン<次世代ステルス空間>ゾーン

デジタルサイネージやAIスピーカー、通信機器、防犯カメラなど、利用者の利便性を向上するICT機器が続々と増えている一方、関連モジュールによって天井や壁面に凹凸ができたり、床面に配線が伸びたりなど、空間の調和を乱す“ノイズ”となっているケースも少なくありません。そこでDNPは、それぞれの機器を天井、壁、床の六面いずれかに一体化し、デジタルの利便性と空間の意匠性を両立する“次世代ステルス空間”の研究を進めています。
例えば、外見上は同じに見えるシックな木目のパネルをタイル状に壁面に配置し、あるパネルが全面をスピーカーとして音を鳴らすと同時に、周辺のパネルは微細な穴によって吸音することで豊かな音響環境とノイズレスな空間意匠を両立させたり、通常時は姿見として使用されるが必要な時だけ必要な情報が表面に表示されるインテリアミラーなど、さまざまな展開が考えられます。また、これらにセンシング技術を組み合わせることで、デジタル弱者にも優しいバリアフリー空間の実現も可能です。

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<省人化・省施工>ゾーン<省人化・省施工>ゾーン

働き手不足やECの浸透など、店舗を巡る環境は年々厳しさを増しています。限られた人的リソースを適材適所に振り分けるため、DNPは、省人化・省施工を実現する建装材を多数ご用意しています。
例えば、「マグネットによる壁面装飾システム」は短時間で壁面のレイアウトを自由自在に変更ができ、店舗の営業中でも店員自らレイアウト修正が可能なため、販売機会損失の最小化に貢献します。

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<学びと体験の場づくり支援>ゾーン<学びと体験の場づくり支援>ゾーン

大手スーパーで導入が進む「グローサラント」をはじめ、店頭におけるコト体験の価値が見直されています。DNPが考えるその成功のカギは、「情報と人を適切にマッチングさせる」こと。知的好奇心の刺激はコミュニティの形成と親和性が高く、優良顧客の育成に直結します。
そうした新しい場づくりのアプローチとしてDNPは、食のイベントや講座のプロデュース、新たな知識との出会いを演出するブックキュレーション、国内外の名画の高精細複製画の提供など、多彩なサービスをご提供しています。

用語解説「グローサラントとは?」

スーパーなどの食料品店で、店内で販売している食材を使った料理を飲食できる業態のこと。食料品店とレストランの機能を融合することで、リアル店舗にしかできない価値を醸成する試みとして、大きな注目を集めています。

展示会場