自治体の教育イノベーション~学習履歴(スタディ・ログ)の効果的活用に関する先端事例~[大阪会場]
- 開催日
- 2020年1月22日(水)
- 開催場所
- ■本会場
MEETING SPACE AP大阪駅前 APホール
■サテライト会場
Sky株式会社 品川 セミナールーム - 開場時間
- 13時開演~17時終了予定
本会場:10時45分開場
サテライト会場:12時30分開場
セミナーは終了いたしました。
■開催報告
- 集客数:117名
- 内 訳:教育委員会、学校関係者、企業
- 主 催:一般社団法人日本教育情報化振興会
- 共 催:日本教育工学協会(JAET)
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後 援:文部科学省、総務省、経済産業省
大阪府教育委員会、京都府教育委員会、奈良県教育委員会、兵庫県教育委員会、和歌山県教育委員会、滋賀県教育委員会、
岡山県教育委員会、広島県教育委員会、東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会 - 協 賛:大日本印刷株式会社
■実施概要
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令和2年1月22日(水)、大阪市で一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)主催「情報教育対応教員研修全国セミナー(大阪会場)」が開催されました。
「自治体の教育イノベーション~学習履歴(スタディ・ログ)の効果的活用に関する先端事例~」と題された同セミナーは、当日はサテライト会場を含め117名が参加、「GIGAスクール構想」を踏まえた赤堀侃司・東京工業大学名誉教授の基調講演に始まる各講演、事例発表、また企業展示にも大きな関心が寄せられ、大変な盛り上がりとなりました。
■プログラム
●基調講演「新時代の学びに向けて」
■東京工業大学 名誉教授 赤堀 侃司氏
GIGAスクール構想の実現で、データ(スタディ・ログ)に基づく指導の重要性が高まること、そして児童生徒一人ひとりに対する個別最適化された学びの実現に向け、自治体の努力が強調されました。
●講演 「今求められる個別最適化学習とは」
■奈良教育大学 教授 小柳 和喜雄氏
ICTに関する国のここ数年の様々な事業の動きを整理する中で、個別最適化学習と学びのポートフォリオについて触れ、スタディ・ログの活用、PDCAの手法についてご講演いただきました。その中で、一人1台PC端末環境が個別最適化学習を、より一層効果的にすることを言及されました。
●講演 「大阪市における「次世代学校支援モデル構築事業」の取組みについて」
■大阪市教育委員会事務局 学校経営管理センター 学校園ICTシニアアドバイザー 山本 圭作氏
大阪市の「次世代学校支援モデル構築事業」の取組み内容についてご講演いただきました。校務・学習データを連携させ、教育データを可視化して学校へ提供、これを基に教育の質の向上を図ることを市内5小中学校での実証とその成果についてご紹介されました。
●事例発表 「スタディ・ログに基づく指導で先生・生徒が変わる」
■大阪市立大和川中学校 校長 福島 清文氏
大阪市の実証校である同校に実証成果を発表いただきました。全教科のスタディ・ログ蓄積に取り組んだ結果、データに基づく個別指導や学級指導、授業の振り返りを可能となったこと。それにより教員のコミュニケーションが活性化、生徒一人ひとりを様々な角度から見られるようになった等、学校・学級運営の変化が紹介されました。
●事例発表 「奈良市における個別最適化学習の取組み ~4年間の実践で見えてきたこと~」
■奈良市教育委員会事務局 教育部 参事 廣岡 由美氏
「個別最適化された学び」についての同市の4年間にわたる取組実践や学力向上・指導効果等のご紹介をいただきました。また、今後の展開として経年データの活用による指導の充実、及びGIGAスクール構想を踏まえたタブレット活用の展望も語られました。
●プログラミング教育模擬授業 「プログラミング学習実践報告―わたしのファーストステップ―」
■王寺町立王寺北小学校 教諭 辻 雅友氏
文部科学省が公開する「小学校プログラミング教育に関する指導案集」(平成30年度次世代の教育情報化推進事業成果) をもとに構成された参加者体験型のプログラミング模擬授業を実施いただきました。
■展示コーナー
・学習支援 「リアテンダント®」 アダプト教材リアテン (大日本印刷株式会社)
・学習支援 「リアテンダント®」採点リアテン (大日本印刷株式会社)
・プログラミング教材ソフト「
SWITCHED
ON
Computing
日本版」 (大日本印刷株式会社)
・デジタルペン授業支援システム「OpenNOTE®(オープンノート)」 (大日本印刷株式会社) ※サービス終了
・AI型タブレット教材Qubena (株式会社COMPASS)
・プリント教材システム みんなの学習クラブ® (株式会社日本コスモトピア)
・全国教科書対応・アクティブラーニング スクールTV (株式会社イー・ラーニング研究所)
・SKY MENU (株式会社Sky)
・統合型校務支援システム Te-Comp@ss (株式会社文溪堂)
・Thinkboard、Dr.シンプラーZ (ゼッタリンクス株式会社)
■受講者の声
・「採点効率化を実現するサービスに個別最適化の教材を載せていく、というサービス形態が、教育現場改革としていいのではないか」(A市教育委員会)
・「採点システムは校務予算、個別最適の教材は補正予算を活用して生徒タブレット整備という考えには納得できる」(B市教育委員会)
・「ツールを使って働き方改革・子どもや教員の成長がはかれている実践は非常に参考になった」(C市中学校)
・「GIGAスクール構想について、今の自治体の遅れを実感した。現在のアナログな環境の中で何ができるか考えていきたい」(D市中学校)
■お問い合わせ
大日本印刷株式会社 教育ビジネス本部JAPET&CECセミナー事務局
TEL:03-6735-6195
DNP教育情報サイト:https://www.dnp.co.jp/biz/theme/edu/
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