在庫の見える化でチャンスロスを回避!読者に届けるための書籍流通! 

DNPの倉庫EDI連携

出版社取り寄せ比率の増加や、それに伴う納品までのリードタイム遅延が、出版業界の大きな課題になっています。そこで注目されているのが、注文を直接出版社倉庫の在庫に引当てる「倉庫EDI連携」(※1)。
倉庫在庫やリードタイムを可視化することで、書店店舗で在庫状況を確認しながら発注管理することが可能になり、本をスムーズに読者に届けることが可能になります。DNPでは、SRC[書籍流通センター](※2)と連携し、倉庫EDI連携をご提供しています。
※1 EDI:「Electronic Data Interchange」の略称で、企業間の「電子データ交換」。商取引に関する情報を、専用回線や通信回線を通じて、企業間でやり取りを行う仕組み
※2 SRC:「書籍流通センター」の略称。SRCは、店舗間の在庫の偏在をなくし、翌日出荷により、販売機会損失ロスを防ぎ、返品削減を目的とした店舗補充機能と、通販機能を持った書籍流通センター

■流通が抱える悩み

在庫品の偏在が招く、チャンスロス

書籍の出版点数は増加の一途を辿っている一方で、出版不況による市場の縮小は、出版業界の大きな課題です。特に、注文から送品までのリードタイムが不確実になっており、欲しい時に、欲しい本を手に入れることが難しくなっているのです。翌日配送や即時性の高いデジタルコンテンツに慣れ親しんだ消費者を前に、この現状が大きなビジネスチャンスロスを生んでいることは間違いありません。

■めざすべき流通モデル

これまでに20社を超える出版社様の倉庫とEDI連携を展開中
出版社様の倉庫と書店をつなぐ「倉庫EDI連携」

DNPグループの丸善ジュンク堂書店が進めている「倉庫EDI連携」は、店舗または、honto通販からの注文を直接、出版社様の倉庫在庫に引当てさせていただく仕組みです。
出版社様の倉庫在庫やリードタイムを可視化することで、店舗で在庫状況を確認しながら発注管理することが可能になります。また、見込み発注の削減にもつながることから、返品率低減にも寄与しています。さらに、在庫の可視化は、出版社様へのFAXや電話注文の削減にもつながることが報告されており、業務効率化を高められるメリットもあります。

書店での欠品補充の流れ(従来とEDI連携との比較)

従来の流れ

■導入効果

チャンスロス16%改善! 返品率3%減!

①発注後のリードタイムと入荷比
倉庫EDI連携が稼働している出版社の連携前後の2週間の推移を抜き出し、総発注数に対する入荷数の比率を、入荷リードタイムごとに比較。

発注後のリードタイムと累計入荷数比

2週間で発注された発注数に対して、4~6日後に入荷される比率について、大幅な改善が見られ、チャンスロスを回避できたと想定。(最大4日短縮)

②EDI連携注文比率推移

EDI連携注文比率推移

2018年度末からEDI連携(店舗補充)を稼働させた出版社様では、EDI連携発注比率は40%後半で推移。新刊発行タイトル数は前年比90%に対して、売上タイトル数は前年比101%となっており、売上も前年比102%と増加が見られました。同時に返品率も3%減と改善されており、倉庫EDI連携が有効に機能しています。

■流通を支えるプラットフォーム

SRCが、製造・流通・販売のハブに

SRC

DNPの倉庫EDI連携を実現しているのが、北区赤羽にあるSRCです。出版社倉庫、印刷・製本機能のおよそ70%が集積する埼玉県ふじみ野市鶴瀬地区のDNP鶴瀬工場とも連携し、書店の需要に基づいた製造・流通・販売の一体化を実現。書籍のデジタル製造と流通センターの機能融合を図った次世代のSRCが、デジタル製造と流通センターの機能融合を可能にします。
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