リサイクルしやすく、単一素材からできたパッケージ

DNPモノマテリアル包材

単一素材(モノマテリアル)から作ることで、リサイクルしやすくなった環境に配慮したパッケージです。
海洋プラスチックごみ汚染などの環境問題に対して、循環型社会の実現にむけて世界中でリサイクルを推進しており、その中でモノマテリアルのパッケージが注目されています。
DNPはこれまで培ってきた独自のコンバーティング技術や製膜技術、蒸着技術などを活かしてパッケージに必要な機能を付与することで、ポリエチレン(PE)仕様またはポリプロピレン(PP)仕様のモノマテリアル包材を実現しました。

目次

「DNPモノマテリアル包材」とは?



単一素材からなるパッケージ

通常、フィルムパッケージは、特性の異なる複数の素材を組み合わせることで、保存性やフィルムの強度などの各種機能が付与され、使用されています。

「DNPモノマテリアル包材」は、独自のコンバーティング技術を活かして、必要な機能を付与することで、PEまたはPPのモノマテリアル化を実現したパッケージです。PEまたはPPがパッケージ全体重量の90%以上となっております。

欧州の軟包装業界において、循環型経済を推進するコンソーシアムであるCEFLEX(A Circular Economy For Flexible Packaging)のガイドラインに準拠した設計が可能です。

洗剤やシャンプーの詰替えパウチなど、液体や重量のある内容物に最適なPE仕様と、耐熱性やバリア性が必要とされるパッケージに最適なPP仕様があるため、幅広くご使用いただけます。

提供価値

地球をまもるGREEN PACKAGING

  • 単一素材のため、リサイクルしやすい
  • 植物由来プラスチックとの組み合わせが可能 ※PE仕様の場合

人にやさしいLIFE PACKAGING

  • 長期保存が可能 ※PP仕様の場合

技でつなげるFINE PACKAGING

  • 酸素、水蒸気に対する高いバリア性と遮光性 ※PP仕様の場合
  • 様々な製品・流通条件への対応が可能 ※PE仕様またはPP仕様の場合
  • メタリック調の外観で意匠性を付与が可能 ※ラミネートチューブ形状の場合

主な特性・機能

1.リサイクルしやすい

リサイクル材の品質を向上させる
特性の異なる複数の素材からなるフィルムパッケージは、異なる素材ごとの分離が難しく、リサイクルしにくいという課題がありました。
モノマテリアル化することで、再生工程においてリサイクルしやすくなり、リサイクル材としての品質を向上させます。

2.中身を護る

幅広い機能のニーズにこたえる
複数の素材で機能を持たせていたパッケージをモノマテリアル化する上での大きな課題は、「中身を護る」機能が低下してしまうことです。
「DNPモノマテリアル包材」は、独自のコンバーティング技術により、中身を護る機能を付与することができます。
たとえば、独自のコンバーティング技術を活かし、酸素、水蒸気に対する高いガスバリア性と遮光性を付与することで、アルミ箔やアルミ蒸着したPETフィルムを使用したパッケージから切り替えすることを想定しています。

酸素・水蒸気に対するバリア性を説明するグラフ

環境配慮から注目が集まるモノマテリアル包材

モノマテリアル包材を活用し、リサイクルを推進
海洋プラスチックごみ汚染や地球温暖化などの環境問題に対し、プラスチックの使用量を削減していく取り組みが重要です。また、廃プラスチックをきちんと管理し、適正に処理していくことも求められています。
2019年に策定された「プラスチック資源循環戦略」は、「3R+Renewable」を基本原則とし、リサイクルが重点戦略のひとつとして推奨されており、欧州連合(EU)では欧州委員会(EC)からの指令によるリサイクルの促進、使い捨てプラスチック容器の禁止が義務化されるなど、全世界で使用後のプラスチックをリサイクルし、資源として循環していくことが求められています。
DNPでは、単一素材で、リサイクルしやすい、モノマテリアル包材を活用し、資源の循環に貢献します。また、「DNP植物由来包材 バイオマテック」と組み合わせることで、さらなる環境負荷削減を目指します。
※PE仕様のみ「DNP植物由来包材 バイオマテック」と組み合わせ可能

ラインアップ

「DNPモノマテリアル包材」はPE仕様、PP仕様があります。用途に応じて、パウチ、チューブ容器などの形態の製品展開もそろえています。

PE仕様

・PEがパウチ全体重量の90%以上となっています。
・「DNP植物由来包材 バイオマテック」と組み合わせることができます。
・アルミ蒸着したPEフィルムを使用することで、メタリック調の外観で意匠性を付与することができます。
 ※ラミネートチューブ形状の場合
・製品展開:パウチ チューブ容器

PP仕様

・PPがパウチ全体重量の90%以上となっています。
・製品展開:パウチ、ボイル・レトルトパウチ、プラスチック容器用のフタ材

詳細な仕様

PEアルミ蒸着仕様

PEアルミ蒸着仕様

主な特徴
・PEの単一素材から作ることで、リサイクルしやすくしたパッケージです。PEがパッケージ全体の90%以上となっています。
・欧州の軟包装業界の循環型経済を推進するコンソーシアムであるCEFLEX(A Circular Economy for Flexible Packaging)のガイドラインに準拠した設計が可能です。
・独自のコンバーティング技術で開発したアルミ蒸着したPEを使用することで、アルミ蒸着したPET、アルミ箔を使用せずメタリック調の外観で意匠性を付与したパッケージです。特に意匠性が求められる日用品などの用途に適しています。

PEアルミ蒸着提案仕様例

【提案仕様例】

PE仕様

PE仕様

主な特徴
・ポリエチレン(PE) の単一素材から作ることで、リサイクルしやすくしたパッケージです。 PEがパッケージ全体の90%以上となっています。
・欧州の軟包装業界の循環型経済を推進するコンソーシアムであるCEFLEX(A Circular Economy for Flexible Packaging)のガイドラインに準拠した設計が可能です。
・独自のコンバーティング技術により、PEでありながら透明性のある印刷用の基材として使用でき、異種材料であるPET、ナイロンを使用したパッケージからの切替えを想定しています。

PE提案仕様例

【提案仕様例】

PPアルミ蒸着仕様

PPアルミ蒸着仕様

主な特徴
・PPの単一素材から作ることで、リサイクルしやすくなった環境に配慮したパッケージです。PPが包材全体の90%以上となっています。
・欧州の軟包装業界において、循環型経済を推進するコンソーシアムであるCEFLEX(A Circular Economy for Flexible Packaging)のガイドラインに準拠した設計が可能です 。
・独自のコンバーティング技術を活かし、酸素、水蒸気に対する高いバリア性と遮光性を付与することで、異種材料であるアルミ箔、アルミ蒸着したPETを使用した包材からの切替えを想定しています。

PPアルミ蒸着提案仕様例

【提案仕様例】

PP ボイル・レトルト仕様

PP ボイル・レトルト仕様

主な特徴
・PPの単一素材から作ることで、リサイクルしやすくなった環境に配慮したパッケージです。 PPがパッケージ全体の90%以上となっています。
・欧州の軟包装業界で循環型経済を推進するコンソーシアムであるCEFLEX(A Circular Economy for Flexible Packaging)のガイドラインに準拠した設計が可能です。
・新たに開発したPPベースの透明蒸着フィルムを使用することで、ボイル殺菌後の酸素透過度、水蒸気透過度で1㏄/m2・day・atm、1g/m2・day以下、レトルト殺菌後の酸素透過度、水蒸気透過度で2㏄/m2・day・atm、2g/m2・day以下を達成しています。
・従来では単一素材化が難しかったボイル、レトルト殺菌されるパウチやプラスチック容器用のフタ材への使用を想定しています。

PP ボイル・レトルト提案仕様例

【提案仕様例】

PP ボイル・レトルト提案仕様例

【提案仕様例(プラスチック容器用フタ材)】

ニュースリリース

2020年10月12日 リサイクルしやすいモノマテリアル(単一素材)のパッケージで 2020日本パッケージングコンテスト「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞
2020年09月01日 大日本印刷 バリア性とCO₂削減を両立させた単一素材(モノマテリアル)のパッケージが ユニリーバ社リプトン「ボタニックティー」と「キープ&チャージ」で採用決定
2019年09月12日 リサイクル適性に優れるモノマテリアルで高級感のあるメタリック調のラミネートチューブを販売開始
2018年09月06日 リサイクルに適した単一素材(モノマテリアル)のフィルムパッケージを開発