マンションやオフィスビルの新たなプッシュ型メディア

エレベーター内デジタルサイネージ

マンションやオフィスビルなどのエレベーター内に設置でき、「DNPサイネージ配信管理システムSmartSignage」を活用して利用者に有益な情報を配信するデジタルサイネージメディアです。

概要

背景

DNPは2009年からデジタルサイネージを活用した事業を開始し、早期から独自のメディアビジネスに取り組む一方で、それらを支える配信管理システム「SmartSignage」を開発・提供してきました。

情報化が進む中で、必要な情報はスマートフォンを通じてすぐに得られるようになりましたが、一方で、デジタルサイネージのような新たな気づきを与えるプッシュ型メディアの重要性が高まりつつあります。

エレベーターは電車などの交通機関と並んで、限られた空間の中で一定時間の滞留があるといった特徴があります。さらに乗り合わせている人の属性を捕捉しやすい特徴も合わせ持っています。それらの特性を活かし、メディアとしての有用性が昨今注目されています。

取組内容

エレベーターにデジタルサイネージを搭載するにあたり、エレベーターメーカーとともに各社の基準を満たす機器の開発を行いました。機器の貸し出しや設置は東芝エレベータ株式会社や株式会社日立ビルシステムといった国内大手エレベーターメーカーが行い、コンテンツの提供ならびに配信運用はDNPが行います。既存のエレベーターに後付けでき、施設側は電気料金の負担のみで導入ができます。

また、最適な情報配信を行うために、インターネット広告市場で国内トップシェアを持つ株式会社サイバーエージェントと業務提携を行い、インターネット広告配信の仕組みを適用しました。生活者は新たな気づきとなる情報を得ることができ、広告主は最適なターゲットに最適なタイミングで情報を配信することができます。今後さらなるOMO(Online Merges with Offline)*を加速し、ステークホルダーのみなさまのニーズにお応えしていきます。

  • *OMO…「Online Merges (with) Offline」の略称で、オンラインとオフラインの融合を意味します。

特長

ロケーション

マンション、オフィスビル、商業施設、公共施設 など

昨今のコロナ禍において、居住空間に近い場所での情報発信ニーズが見込めることから、まずはマンションへの設置を優先的に進めています。2022年度からはオフィスビルや公共施設などへの設置を行い、2025年度までに30,000台を目指して全国展開していきます。

エリア 施設
2021年度 首都圏、名阪神 マンション中心
2022年度 全国主要都市 上記に加え、オフィスビル等
2023年度 各地方都市 上記に加え、学校、病院等

システム

ハードウエア(筐体)

エレベーター内に設置するデジタルサイネージはエレベーターメーカーと共同開発した専用機器です。エレベーターの安全性や機能性を阻害することなく、設置や保守のしやすさに配慮しています。

エレベーター内は電波が入りにくい構造で、安全性に配慮する必要もあることから、通信用アンテナと電源部をエレベーターのカゴ上に配置。各種センサーを搭載し、視聴計測等を行うほか、利用者がいない時にはカゴ内の照明と連動してバックライトを消灯するなど、省エネに配慮しています。

本体

筐体

機器仕様
外形寸法 約386(W)×280(H)×45(D)mm
重量 約5㎏(電源ボックス・アンテナを除く)
画面サイズ 15.6インチ
視野角 水平:178° 垂直:178°
画面解像度 1920×1080画素
入力電源 AC100V
通信 LTE通信
その他 PC内蔵
各種センサー(カメラ・BLE等)内蔵
ソフトウェア SmartSignage(DNPオリジナルCMSソフトウェア)

カメラ

カメラ概念図

人体を認識し、接触人数、年齢・性別等の属性を推定、蓄積されたデータを元に広告の効果測定や最適なコンテンツの配信を実施します。

※ カメラの画像は属性情報の抽出のためのみに利用し、元の画像データは保存されないため、属性情報には個人を識別可能な情報は含まれません。

BLEセンサー

BLEセンサー概念図

BLE*センサーを通じてプッシュ型情報配信を行うなど、利用者のスマートフォンと連携したOMO(Online Merges with Offline)を実現します。

  • *BLE…Bluetooth Low Energyの略で近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の一つで、極低電力で通信が可能なもの。

ソフトウェア

DNPサイネージ配信管理システム「SmartSignage」

DNP独自のデジタルサイネージ配信管理システム「SmartSignage」を使い、エレベーター内サイネージへのコンテンツ配信を行っています。

コンテンツ

画面構成

画面構成

エレベーターのカゴ内は接触時間が限られているため、短時間で効率よく情報提供できるように、画面を3分割して一元的に表示しています。
毎日の視聴習慣につなげるため、広告の他にも生活者に寄り添った情報を日々更新して提供しています。

メイン画面

情報コンテンツ(占い、生活お役立ちコンテンツ、ニュースなど)と広告

生活者に役に立つ情報や周りの人に共有したくなるコンテンツや広告を配信

挨拶

SDGs

防災

サイド画面

天気、指数情報等

天気

周辺エリアの天気だけでなく、その日の天気に関連した指数情報等を配信

フッター画面

ニュース、掲示板情報

フッターイメージ

ニュースや管理会社からのお知らせ情報を配信

広告配信の仕組み

最適な広告配信に向けて、インターネット広告市場で国内トップシェアを持つ株式会社サイバーエージェントとの業務提携を行いました。

DNPの「SmartSignage」と株式会社サイバーエージェントのエレベーター内サイネージ向け広告配信システムを接続することで、広告を単に放映した回数ではなく、各広告主がターゲットとする生活者が接触した人数(インプレッション)を重視した広告配信を実現しています。

広告を届けたいターゲットが利用するエレベーターに向けて最適な広告を配信し、効果検証・レポーティングを行います。

ご利用イメージ

エレベーターメーカー

・施設管理者との関係性向上
居住者や施設利用者にとって最適な情報が得られる情報メディアとしてエレベーターの価値が向上、施設管理者との関係維持に貢献します。

・保守員の作業負荷軽減
保守作業員が現場で個別に掲出している点検情報等のお知らせをエレベーター内サイネージに代替することで、タイムリーな情報提供、掲出作業の軽減、ペーパレス化を実現できます。

施設オーナー

・利用者サービスの拡充・向上
ニュースや天気等の有益な情報が得られるサイネージをサービスとして提供できるため、利用者の満足度向上・好意形成に繋がります。

・施設の価値を向上
エレベーターに新たな情報メディアを設置することで、施設の価値向上が期待できます。

利用者

・新しい情報接点で利便性の高い情報を獲得
普段の生活に役立つ情報を日々取得でき、QOL*の向上や居住空間への充足感に繋がります。

・コミュニケーションの創出
サイネージから得られるさまざまな情報から気づきが生まれ、周囲との新たなコミュニケーションが創出されます。

  • *QOL…「Quality of Life」の略称で、「生活の質」、「満足度」等の意味。

広告主・広告代理店

・高頻度な接触機会による認知定着(フリークエンシー)
エレベーターは生活導線上の一部として身近な乗り物であり、高頻度接触・高視聴率により、高い刷り込み効果が期待できます。

・効率的な広告計画が可能
エレベーター内での接触人数を課金対象とするインプレッション型の広告配信、エリアや利用者属性に合わせた最適な広告配信を実現。接触人数・推定属性(性別・年代)・視聴回数等の効果測定が可能です。

媒体概要

媒体名”ELE PISION™(エレピジョン)”

幸せの象徴である鳩(ピジョン)をイメージし、デジタルサイネージを単なる“情報を伝えるVISION”から“幸福を届けるPISION”に進化させ、そのベネフィットをエレベーターという限られた空間を通じて生活者に届けたいという想いをネーミングで表現しています。

特徴

1.高い視聴率、刷り込み効果が期待できる

エレベーター内でのスキマ時間では、利用者はスマートフォンを取り出さず、身をもてあます傾向にあり自然に広告が視聴されます。また、日常生活の中でいつも定位置にある広告はフリークエンシーが高く、刷り込みが期待できます。

2.特定の個人を識別することなく、最適な広告を配信・広告効果の測定が可能

ターゲットとする生活者の接触回数(インプレッション)を重視した課金モデルにより効率の良い広告配信が可能です。また、搭載した各種センシング機能により、広告効果の測定が可能です。

3.生活をサポートする有益コンテンツを提供

ニュース、天気、暮らしのネタ、エンタメなど、エレベーター利用者にとって有益なコンテンツを流すことで自然とサイネージを目にする習慣ができ、視聴率向上に繋げています。

放映時間

早朝4時頃~翌26時頃

放映ロール尺

230秒(3分50秒固定)

面数

全国で順次拡大中

媒体メニュー(広告主向け)

全国に設置されたエレベーター内サイネージを活用した広告媒体です。
ロケーションの選定が可能、従来からの予約型広告に加えて、乗りカゴ課金モデルを採用した新しい広告媒体です。

  • *EV…エレベーター。

乗りカゴ課金広告

配信期間販売を行ってきた従来のサイネージ広告とは異なり、カメラを活用してEV内でのメディア接触人数を計測し、その人数のみを課金対象とするインプレッション型の広告です。

エレベーターの特徴や配信金額に加え、カメラを活用した視聴データ(接触人数・性別年代等の推定属性
情報)をもとに効果検証を行います。

広告配信概念図

予約型広告

配信面数、金額、期間があらかじめ定められている広告に関しても展開可能です。
※出稿費用についてはお問合わせください。

今後の展開

エレベーター内サイネージの価値向上

DNPはエレベーター内サイネージを単なる広告媒体とはみなさず、エレベーターを利用するマンションの居住者やオフィスワーカーの方に役立つ情報をタイムリーに提供し、価値を創出していきます。施設や地域の情報、周辺店舗の情報などの生活情報を提供することで利用者に寄り添ったメディアを目指します。

エレベーター会社をはじめ、各ステークホルダーとの連携を強固にすることで、国内最大規模のエレベーター内サイネージを実現します。

DNPがめざす未来

DNPはエレベーターを地域と人を繋げるハブ空間にしていきたいと考えています。
エレベーターという身近な乗り物を通じて、地域社会やヒト同士の緩やかに繋がる地域コミュニティを構築し、人々が地域に愛着を持っていきいきと暮らせる「未来のあたりまえ」を創造していきます。

関連ページ