窓口・カウンターなど限られたスペースに設置可能なICリーダーライター内蔵のスキャナー

IDドキュメントリーダー

IDドキュメントリーダーは、レンタカー、携帯電話、会員申し込み手続など、店頭や窓口で法律・規則により、本人確認を行う際に、お客様の目の前で、運転免許証(以下、免許証)、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、パスポート(旅券)などの本人確認書類のスキャンができます。
本体にICリーダーライターを内蔵しているため、スキャナーに本人確認書類やカードを挿入・かざすことで、スキャン画像とICチップデータの読み取りが可能です。

特長

IDドキュメントリーダ-は、レンタカー、携帯電話、会員申し込み手続など、店頭や窓口で、免許証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、パスポート(旅券)など、各種本人確認書類のスキャンに最適な、コンパクトで、画像スキャンとICチップデータの読み取りが可能なスキャナーです。

1. コンパクト

IDドキュメントリーダ-は、レンタカー、携帯電話、会員申し込み手続など、店頭、窓口、カウンター、デスクなど、限られたスペースに設置可能な大きさです。
サイズは、幅が145mm、高さが57mm、奥行きが218mmです。カバーオープン時は、高さが257mmとなります。

コンパクトながら、スキャナー機能に加え、カバー部分にICリーダーライターを内蔵しているので、本人確認書類やカードをスキャナーに挿入すると、画像スキャンと同時に、ICチップデータの読み取りが可能です。
そのため、本人確認業務を行う窓口業務システムのハードウェアに最適です。

IDドキュメントリーダ-のサイズ

IDドキュメントリーダ-のサイズ

ICリーダーライター内蔵のイメージ

ICリーダーライターのイメージ

※ICチップデータの読み取りには、別途、ソフトウェアが必要です。

2. 本人確認書類のICチップデータ読み取り時に安定した通信を実現

IDドキュメントリーダーは、免許証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、日本国のパスポート(旅券)といったICチップ付き本人確認書類のICチップデータの読み取りに特化したICリーダーライターを内蔵しているため、 ICチップとICリーダーライター間の通信が、一般的なICリーダーライターに比べて、安定性向上を実現しています。
そのため、従来、汎用品のICリーダーライターを用いた際に、ICカードとICリーダーライターの特性違いによる”相性問題”等による、「特定のICカードの時だけ読めない」といった、トラブルリスクを解消できます。

IDドキュメントリーダーが対応する本人確認書類、在留カード、パスポート、運転経歴証明書、特別永住者証明書

IDドキュメントリーダーが対応するICチップ付き本人確認書類

※対応するICチップ付き本人確認書類は、免許証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、パスポート(旅券)です。
※ICチップデータの読み取りには、別途、ソフトウェアが必要です。

3. 簡易パスポートリーダーとして利用可能

IDドキュメントリーダ-は、パスポート(旅券)の読み取りに対応していることから、簡易パスポートリーダーとしての利用が可能です。

通常の運用は、免許証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカードのスキャン。
まれにパスポート(旅券)で本人確認を行わなければならないが、パスポートリーダーを導入するとパスポート(旅券)だけ運用が変わってしまう懸念や、パスポートリーダー自体が一般的に価格が高いことから、なかなか導入に踏み切れないといったシーンに最適です。

簡易パスポートリーダーのイメージ

簡易パスポートリーダーのイメージ

IDドキュメントリーダ-でのパスポート(旅券)読み取りは、ID確認システムPROで採用しています。
運用イメージは、下記のID確認システムPROのパスポート(旅券)読み取りのデモンストレーション動画をご確認ください。

ID確認システムPRO パスポート編デモンストレーション動画(1分24秒)

※IC付きパスポート(旅券)は、仕様上、ICAO準拠のものに対応してます。弊社では、日本国のパスポート(旅券)のみ検証済となりますので、 ICAO準拠であっても、読めないことがあります。
※ICチップデータの読み取りには、別途、ソフトウェアが必要です。

4.電子車検証の読み取りハードウェアとして利用可能

2023年1月から始まる電子車検証の制度は、読み取りにハードウェアが必要です。現行の車検証では券面記載事項のみでしたが、電子車検証では券面記載事項に加えてICタグ(ICチップ)を読み取らなければ、全ての情報が読み込めない仕様に変更されます。ICタグ(ICチップ)からのみ読み取ることができる「所有者の氏名又は名称」「所有者の住所」「使用者の住所」「使用の本拠地の位置」「帳票タイプ」の情報の読み取りが必要な場合には、電子車検証が読み取り可能なハードウェアを購入する必要がございます。

本製品は、国土交通省電子車検証特設サイトの、電子車検証動作確認済みICカードリーダ一覧に記載されています。

※国土交通省電子車検証特設サイト
※国土交通省電子車検証特設サイト/電子車検証動作確認済みICカードリーダ一覧

5. 本人確認書類以外のICカード読み取りが可能

IDドキュメントリーダ-は、ICカードの規格である ISO/IEC 14443 Type A/Type B、ISO/IEC 18092に対応していることから、社員証をはじめ、多くのICカードに採用されているMifare(マイフェア)や、FeliCa(フェリカ)の読み取りが可能です。

対応するICカード、TypeB、Mifare、FeliCa

Type Bの他、Mifare、FeliCaのICカードに対応

※ICチップデータの読み取りには、別途、ソフトウェアが必要です。

IDドキュメントリーダーはこんなシーンで活躍します

本人確認のチェックを必要とする窓口

本人確認のチェックを必要とする窓口

銀行、自治体、携帯ショップの窓口では、本人確認時の免許証、在留カード、マイナンバーカードなどの本人確認書類チェックを目視確認で行っていることが多い。そういった本人確認書類のチェック作業の負荷を軽減するための業務システムのハードウェアに最適です。

レンタカーの窓口での免許証登録

レンタカーの窓口での免許証登録

レンタカー窓口で、利用者の免許証登録時の偽造免許証でないかのチェック、有効期限確認。そして、免許証チェック後の会員情報登録時に免許証スキャン画像をOCR(文字認識)し、入力作業の効率化まで、一連の流れで行うシステムのハードウェアに最適です。

パスポート(旅券)の読み取りシステム

パスポート(旅券)の読み取りシステム

窓口業務で、通常は、免許証等の本人確認書類。まれに、日本国のパスポート(旅券)を用いて、本人確認をするといった運用を考慮しなければならない本人確認業務システムのハードウェアに最適です。

車両を運転するドライバー管理システム

車両を運転するドライバー管理システム

運輸交通事業に関連する企業をはじめ、営業車や社有車を所有する企業では、ドライバーが携帯する免許証の厳格なチェックが求められており、免許証チェック後、車両のカギの受け渡しまで、無人化するといったシステムの免許証読み取り用ハードウェアに最適です。

自治体でのマイキーID設定

マイナンバーカードのマイキーID設定としても利用できるため、自治体システムのハードウェアに使用することで、普段は、印影や本人確認書類のスキャン用途に。マイキーID設定の高い時だけ使用するといった、活用ができます。

マイナンバーカードの個人番号読み取りと登録

個人番号カードの読み取りと、個人情報の紐づけを行うシーンで、マイナンバーカード(個人番号カード)をIDドキュメントリーダ-に挿入すると、個人番号記載面のスキャンと同時に、マイナンバーカードのICチップにアクセスし、個人情報などの読み取り用途にも活用できます。

コラム・記事

電子車検証についてのコラム

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2023年1月より、道路運送車両法施行規則等の改正に伴い車検証電子化が始まります。電子化された自動車車検証は、現行の車検証の目視確認のみとは車検証データの確認方法が異なるため、車検証電子化の背景と電子車検証のデータ読み取り方法を解説。

外国人雇用時などの在留資格チェックについてのコラム

「在留資格の新設による受入の煩雑化/技能実習生や特定技能外国人が安心して活動するために」コラムのイメージ画像

在留資格の新設による受入の煩雑化
技能実習生や特定技能外国人が安心して活動するために

IDドキュメントリーダーが推奨ハードウェアとなっている製品

IDドキュメントリーダーが、推奨ハードウェア・標準ハードウェアとなっている製品は、下記となります。

免許証のチェック(真贋判定補助)やICチップデータの読み取りをはじめとしたソフトウェア開発キット

DNP運転免許証読み取り/認証ソフトウェア
DNP運転免許証読み取り/認証ソフトウェア

免許証の画像スキャン・偽造でないかのチェック・ICチップデータの読み取り・ICチップから社員証のように個人認証/個人識別・スキャン画像からOCR(文字認識)など、免許証に関係する機能を簡単にシステム組み込み可能なソフトウェア開発キット(SDK: Software Development Kit )「DNP運転免許証読み取り/認証ソフトウェア」の推奨ハードウェアです。

免許証チェック・アルコールチェックから車両の鍵、ETCカード、給油カードまで一元管理に特化したパッケージ

DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)
安全運転管理サポートシステム(VD-3)

車両を保有する企業において「乗務点呼をシステム化したい」、「免許証の目視チェックで有効期限切れ、運転資格などの見逃しを防止したい」、「免許証チェック・アルコールチェックから車両の鍵、ETCカード、給油カードまで一元管理したい」、「ドライバー情報・確認履歴をデータで管理したい」など、ドライバー管理のパッケージシステム「安全運転管理サポートシステム(VD-3)」のハードウェアです。

窓口での本人確認業務に特化し、各種本人確認書類のチェックを簡単にできるパッケージ

ID確認システムPRO

受付窓口で、「偽造在留カード、偽造運転免許証ではいか目視での判断が難しい」、「本人確認業務に時間がかかっている」、「運転免許証は暗証番号(PIN)を忘れていて本人確認を厳格にできない」、「本人確認書類の偽造で詐欺にあってしまう」といった課題を解決し、ICチップデータを活用し、顧客/ユーザー/会員情報登録のシーンでも業務効率化をサポートする「ID確認システムPRO」のハードウェアです。

オプション

キャリングケース

キャリングケース

IDドキュメントリーダーを外出先などで使用するなど、持ち歩きを行う場合には、専用のキャリングケースが最適です。
IDドキュメントリーダー用キャリングケースの価格は、22,000円(税抜き)です。詳しくは、お問合わせください。

提供形態

IDドキュメントリーダ-は、本体の他、以下のものが付属します。

ICリーダー部:ドライバー(DVDディスク)
スキャナー部:USBケーブル(1本)、ACアダプター(1個)、ACケーブル(1本)、給電ケーブル(1本)、ドライバー(DVDディスク)、スタートアップガイド(1冊)

スペック

IDドキュメントリーダーの詳しい仕様は下記となります。

名称(型式) IDドキュメントリーダー(ID-SR1)
構成パーツ ICリーダー部:MCO-P100/スキャナー部:fi-65FG
対応OS Windows 10、Windows 11 ※エディションの詳細はお問合わせください。
対応する規格 ISO/IEC 14443 Type A(MIFARE、MIFARE Ultralight、MIFARE DES Fireなど)
ISO/IEC 14443 Type B
ISO/IEC 18092(FeliCa Standard、FeliCa Lite-Sなど)
※ICカードの状態や使用環境により読めない場合がありますので、ご了承ください。
対応するドキュメント 電子車検証、運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、パスポート(旅券)
※パスポート(旅券)は、日本国のみ検証済です。
対金属面上設置 対応
スキャナータイプ フラットベット
イメージセンサー カラーCIS
読取範囲 最大:A6(105 mm × 148 mm)
光学解像度 600 dpi
多値レベル カラー:24 bit/グレースケール:8 bit/モノクロ2値:1 bit
搬送周波数 13.56MHz
USB仕様 ICリーダー部:USB 2.0/スキャナー部:USB 2.0 / USB 1.1
※USBポートを2つ使用します。
上位インターフェイス PC/SC(2.0準拠)、NMDA共通I/F(セットアップ時にPC/SC、NMDAを選択可能)
寸法 145mm(W) × 57mm(H) × 218mm(D) ※カバーオープン時257mm(H)
適合規格 ICリーダー部:日本国内電波法(国内電波法区分:誘導式読み書き通信設備)
スキャナー部:グリーン購入法、国際エネルギースタープログラム、RoHS指令準拠、エコマーク商品、エコリーフ商品
電源 ICリーダー部:5V±5%(USBバスパワー駆動)
スキャナー部:AC100V±10%
消費電力 8W以下
動作環境条件 温度:5 - 35℃/湿度:20 - 80%(結露なきこと)
質量 約1kg

※対応する本人確認書類は、全てのICカード読み取りを保障するものではありません。本人確認書類(ドキュメント)の瑕疵、使用環境等により、読めない場合があることをご承知おきください。ICチップデータの読み取りには、別途、ソフトウェアが必要です。

スマートフォン・タブレットを使ったeKYCでの運転免許証確認をサポート

スマートフォン・タブレットを使ったeKYCでの運転免許証確認をサポート

今まで対面で行っていた各種申請の受付業務を、「ニューノーマルへの対応」や「3密の回避」の観点から、インターネットのサイトによる申請に切り替えるケースが多くなりました。

そのため、インターネットでの口座開設・会員登録ではeKYCが一般化しています。
このようなeKYCによる運転免許証チェックのサポートや効率化には、「ID確認 for eKYC」が最適です。

※eKYC:electronic Know Your Customer(銀行口座開設などで必要な本人確認手続を電子的に行いこと)

保守サポート

主な保守サポートサービスは、OSアップデートに伴うドライバーのアップデートです。前記ファイルを更新しない場合、IDドキュメントリーが正常に動かなくなるなどの不具合が生じますので、ご注意ください。
製品の各種ファイルのアップデートが必要な場合は、DNPが提供するサポートサイト(ImagingBOX)からお客様自身でダウンロードしていただく必要があります。
詳細、電話サポート窓口については、下記の「IDソリューション製品サポートはこちら」をご確認ください。

TOPICS

2019年 8月1日 株式会社PFUのfiシリーズ ソリューション製品一覧に掲載されました。
「fi-65シリーズと連携した窓口業務システム向けICリーダー内蔵スキャナー」

デモンストレーションなど

オンラインデモシステム(Microsoft Teams、Zoom)を整備しておりますので、テレワーク(リモートワーク)環境下のデモンストレーションが可能です。

製品に関する不明点のお問合わせやデモンストレーションのご依頼など、お気軽にご連絡ください。

製品の企画・販売元

本製品に関するお問合わせは、「この製品のお問合わせ」ボタンをクリックし、必要フォームを入力の上ご連絡ください。

※内容について、予告なく変更することがあります。

未来のあたりまえをつくる。®