ID/暗号鍵/電子証明書等の重要データを安全に格納
DNP機器組み込み用セキュアエレメント
DNP機器組み込み用セキュアエレメント(以下、eSE)は、強固な耐タンパー性を持ち、ID/暗号鍵/電子証明書等を安全に格納することができる製品です。通信機器との相互認証や通信内容の暗復号演算を行うことも可能です。各種セキュリティ認定を取得したDNPの高セキュリティ工場にて、製造、発行を行います。搭載機器セキュリティの起点となる情報(Root of Trust : RoT)を工場にて書込んだ後、お客様にお届けすることが可能です。
製品の特長
- ID/暗号鍵/電子証明書等の重要データを安全に格納し、盗聴、改ざん、なりすまし等の脅威から保護します。
- 通信機器との相互認証やデータの暗復号演算によりセキュア通信チャネルを提供します。
- Java Card Platformを採用しているため、アプレットにより機能拡張が容易に実現できます。
- SPI通信に対応し、様々な機器に搭載可能です。
- 高セキュリティ工場にて安全にID/暗号鍵/電子証明書等を書込み、IoTデバイスのRoTとしてご利用頂けます。
利用イメージ
eSEを既存のIoTデバイスに搭載することによって、「コネクテッドデバイス」に必要なセキュリティ性能を容易に追加することができます。
- 安全なストレージ/データ通信
-ID/暗号鍵/電子証明書等の重要データを安全に格納するセキュアストレージ機能を提供します。
-データ暗復号・署名/検証・鍵生成といったセキュア通信機能を提供します。
- 安全なサプライチェーンを提供
-DNPのセキュリティ工場にて、個別のID/暗号鍵/電子証明書等の重要データを書き込みます。
-IoTデバイス製造時にeSEを組み込むことで、製造工程における重要データのすり替え等を防ぎます。
-eSEに搭載された証明書を用いた相互認証で、安全なIoTネットワークを実現します。
提供形態
基板に直接実装可能なICパッケージ、IoTデバイスに挿入可能なプラグイン形状で提供可能です。
ICパッケージ(TSSOP-20) |
プラグイン形状(2FF) |