動画マーケティングの効率化に必要なツールとは?ツールの種類と選び方を解説

動画マーケティングは、顧客の理解や共感を得やすい、効果的な方法です。しかし、動画を作成・配信するのには手間もコストもかかり、ハードルが高いように感じられるかもしれません。このコラムでは、そのようなマーケティング担当者の悩みを解決し、効率的に動画マーケティングを行うことのできるツールやサービスと種類や選び方について、具体的なサービスも含めて紹介します。

1. 動画マーケティングツールのメリットと種類

コンテンツマーケティングでは、定期的な配信が効果的です。しかし、新しいコンテンツを制作する度に外部業者に依頼していては、コストが莫大になりかねません。
ツールやサービスを利用すれば、動画制作から配信まで、スキルや経験のない人でも簡単に行うことができ、社内リソースを活用することができます。大きく分けて、以下の3つを行うことができ、それぞれに対応したツールやサービスがあります。

  • 動画制作・編集
  • 動画配信
  • 配信後の効果測定・分析

各ツール・サービスでは具体的にどのようなことが行えるのか、また選定のポイントについて説明していきます。

2. 動画制作・編集ツールの概要と選定のポイント

2-1. 動画制作・編集ツールとは

動画の準備から必要な場合に、自社にて簡単に動画制作を行うことができるツールです。
自社の持つ素材を利用し、フォーマットに文字や画像を入力するだけで、動画を短時間で作成することができます。入力した文字を読み上げる動画に対応しているツールもあります。

2-2. 選定のポイント

どのような素材が流用可能か

既存の画像や原稿を流用できるほか、パワーポイントで作成した資料をそのまま利用することができるツールもあります。流用したい素材に対応したツールを選定しましょう。

どの程度、制作の手間を省くことができるか

特に広告動画を制作する場合には、動画の見栄えも重要となります。自社内でクリエイティブを制作したことがなく、これらの知見がない場合、サービス側が提供するフォーマットを利用すれば効率的です。
提供しているフォーマットの種類や質を確認し、手間を省きながらも、質を担保できるかを確認するようにしましょう。なお、定期的にフォーマットが追加されるサービスが理想的です。

動画制作や編集のスキルや経験がない人でも、操作が可能か

制作を担当する人を想定した上で、操作に戸惑いがないかを確認することが必要です。無料トライアルで、実際の操作性を確認することをお勧めします。

2-3. サービス例

RICHKA(カクテルメイク株式会社)

RICHKAは、さまざまな業界や目的に応じた、数百種類の動画フォーマットを提供している、自動動画作成ツールです。100人ものクリエイターが制作したデザイン性に優れたフォーマットを利用し、テキストと素材を入力するだけで、AIが自動調整を行い、高品質な動画を簡単に制作することができます。特別なスキルは不要のため、最短1分間で動画を制作できると紹介されています。クリエイターが制作するフォーマットは毎月追加されるため、毎回新しいフォーマットを利用することができます。
また、定額制のため、複数の動画を、定期的に配信するコンテンツマーケティングを行うのに最適です。

3. 動画配信ツールの概要と選定のポイント

3-1. 動画配信ツールとは

動画をアップロードするだけで、配信先の媒体にあわせてデータサイズやフォーマットを自動で変換し、動画配信を行うツールです。
なお、多くのツールでは、配信後の分析・効果測定にまで対応しています。動画配信から分析まで1つのツールで行いたい場合には、分析面での選定ポイントも確認しましょう。

3-2. 選定のポイント

動画の配信先の端末や相手(見込み顧客か既存顧客か、など)を整理した上で、以下のような点を確認することをお勧めします。

配信対象の端末に対応しているか、複数の環境に対応できるか

パソコン、スマホ、タブレット、スマートTVなど対象とする端末に対応しているかを確認しましょう。
また、動画の読み込みが遅い・動画が停止するなどのストレスを感じると、視聴者が動画の閲覧をやめてしまいやすくなります。スマホなどのモバイル端末では、十分なネットワーク帯域が確保できない場合があります。逆に、十分なネットワーク環境下で、大きい画面に表示する場合には、高画質で動画を閲覧したいことも想定されます。
複数の環境を考慮した上で、最適な画質やビットレートに変更できるか、などの細部にまで対応しているかも重要です。

セキュリティは確保されているか

動画を暗号化して配信するだけではなく、アクセス制限をかけ、特定の人のみ閲覧可能なクローズドサイトに掲載する場合にも対応しているものがあります。
自社が必要とするセキュリティレベルにまで対応可能かを確認することも重要です。

ライブ動画配信も可能か

近年、ライブ動画によるマーケティングも増加しています。製品説明や顧客とのコミュニケーションに効果的ですが、ライブ動画をストリーミング配信できるツールもあります。必要な場合には、対応しているかも確認しましょう。

操作は簡単か

動画制作・編集ツールと同様に、操作性は重要な選定ポイントです。必ず確認するようにしましょう。

3-3. サービス例

Millvi(株式会社エビリー)

millviは、600社以上の導入実績を持つ、クラウド型の動画配信サービスです。複数のプレイヤー形式に対応しており、また再生端末を自動で判別し、最適なフォーマットで配信することことができます。暗号化配信という基本的なセキュリティ要件だけではなく、IP制限などによりクローズド配信など高度なセキュリティにも対応しています。また、ライブ配信や360度配信など、さまざまな目的に応じた配信を行うことができます。次に説明する、分析についても機能を提供しています。
初期費用も、10万円、月額料金も5万円~と導入もしやすい価格設定です。

4. 分析ツールの概要と選定のポイント

4-1. 分析ツールとは

動画のアクセス数や滞在時間、販売サイトや資料請求サイト等へのコンバージョン率のデータを収集・分析し、動画の効果を確認することが可能です。これらの指標はPDCAサイクルを回すために、重要です。

4-2. 選定のポイント

必要な指標を確認できるか

効果測定の指標として必要な項目を整理し、それらを収集可能か確認しましょう。例えば、以下のような項目が挙げられます。

  • 動画再生数
  • クリック再生率
  • 平均視聴時間(1回あたり、1人あたり)
  • 直帰率
  • 動画からのコンバージョン率

データの確認が簡単か

データ分析や共有の手間を省くためにも、上記の指標をダッシュボード形式やレポート形式などで簡単に確認できるか、も重要です。

MA(マーケティングオートメーション)ツールと連携が可能か

ツールによっては、誰がいつ視聴したかというデータまで収集し、MAツールと連携できるものもあります。動画の視聴データをもとに、最適なコンテンツ配信が行えるようになります。この機能が必要であるか、対応しているか、も確認しましょう。

4-3. サービス例

動画を、Youtubeを利用して配信する場合、Youtubeの持つ、アナリティクス機能を利用すれば、基本的な項目の分析を行うことができます。しかし、より詳細な分析を行いたい場合には、分析機能を豊富に持つサービスを利用した方が良いと言えます。なお、分析機能を持つ動画配信ツールも多くありますので、動画配信と分析機能の両方を考慮しながら、ツールを選択するのが良いでしょう。

MIL(MIL株式会社)

MILは、ストーリー動画などのインタラクティブ動画を制作することのできるツールですが、分析機能も充実しています。豊富な独自タグにより、視聴からコンバージョンまで詳細な測定が可能です。また、対象物が動画であっても、タグが追跡する設定を行うことができるため、正確なデータを得ることができます。

5. まとめ

近年、動画を使ったマーケティングが普及しつつあります。動画の制作や配信は、コストや時間がかかるように見えますが、ツールを利用すれば、自社内で簡単に行えるようになります。自社の状況や目的にあったツールを選択し、効果的な動画マーケティングに繋げてはいかがでしょうか。

また、パーソナライズド動画をコンテンツとすることで、顧客一人ひとりにあわせた、より効果的なマーケティングを行うこともできます。次回はパーソナライズド動画についてのサービスや選び方をご紹介します。

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