2020/4/13

製造現場のさまざまな「困った」を解決します! 粘着・接着お悩み相談所

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近年の技術革新によって、新たな機能や用途が次々と生まれている粘着・接着製品。製造現場における課題を解決したり、さらなる効率化を果たしたりしている事例の一部をご紹介します。

お悩み1:「ステンレス等の金属製品に溶接の痕を残したくない!接着剤のはみ出しもなくしたい!」

キッチン周辺にはステンレス等の金属製品がたくさんあります。金属製品の組み立てには溶接が多く用いられており、その溶接の痕が意匠性を損なわせています。接着剤で組み立てることで溶接痕は改善できますが、接着剤のはみ出しや液だれの除去や手直しの工程が必要になっています。

ご提案:

そうしたケースで使われているのが、テープ状の粘着・接着製品です。両面テープのように貼合わせた後すぐに固定できるので一人での施工も可能です。接着剤を均等に塗布したり、はみ出した接着剤を除去することも不要です。高い接着強度が必要であれば熱硬化タイプ、熱を掛けられない製品、環境であれば常温硬化タイプもご用意しています。

お悩み2:「大面積を均一に接合したい!」

大面積の部材を接合する場合、接着剤を使用すると、薄く、むらなく仕上げるために高度な技術が必要となります。例えば、ハニカムパネルは、アルミ、プラスチック、セラミックス、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)など異なる材質を接合するケースが多く、異種材料接合技術が求められます。

ご提案:

そこでしばしば用いられるのが、フィルム状の粘着・接着製品です。作業負荷を軽減し、均質に、かつ高い接着強度に仕上げることができます。

お悩み3:「人手不足で省施工を実現したい!品質も落としたくない!」

製造工程で液状接着剤を使われるケースが増えていますが、接着剤の配合作業や塗布工程の煩雑さ、有機溶剤の臭気といった課題があります。

ご提案:

フィルム状の接着剤をご使用いただくことで作業性、臭気の問題を解決できます。

◎フィルム状接着剤のメリット
・計量/混合の必要がない
・接着部を薄く均一にすることが容易
・打ち抜き加工等の後加工が容易
・残留溶剤が少ない(低臭気)

◎主な用途
・航空機、新幹線等のアルミハニカム部材
・電子デバイスの接合
・自動車、建築内装材の固定

お悩み4:「高温下の製造ラインでも大事な製品を保護したい!後できれいに剥がしたい!」

スマートフォン等の多機能化によって、ICチップなど多種多様な電子部品が積載されるようになってきています。電子回路等のプリント基板にICチップを含む電子部品等を固定(実装)するためには、260℃の高温プロセスであるはんだリフロー工程を必ず通りますが、はんだ成分が電子部品の表面に付着してしまうという課題があります。

ご提案:

DNP耐熱粘着フィルムは、はんだリフロー工程において、周囲の重要部品にはんだの成分が付着しないように保護フィルムとして使用でき、工程後にきれいに剥がすことができます。

お悩み5:「シリコーンガス(シロキサンガス)を出さずに保護したい!」

従来、半導体や電子部品等の製造において、耐熱性が必要な工程では、製品の保護にシリコーン系の粘着フィルムが使われてきました。しかし、シリコーン系の材料から発生するシロキサンガスは、配線やプリント基板の表面に絶縁体を生成し、接点障害を引き起こす懸念があります。

ご提案:

DNP耐熱粘着フィルムは、シリコーンフリーのためシロキサンガス発生の心配はありません。200℃以上の耐熱性を有しており、加熱後もきれいに剥がすことができます。

お悩み6:「シリコンウエハなどにしっかり貼り付けて、使用後は軽い力で剥がしたい!」

半導体の製造工程において、集積回路等が形成されたシリコンウエハを1個1個のチップに切り出す際に使われているのがダイシングテープです。使用する製品によっては、一部のウエハが剥がれてしまったり、テープを剥がしたあと粘着剤が残ってしまうという課題があります。

ご提案:

DNP粘着フィルム「UV剥離タイプ」は、使用時にはシリコウエハにしっかりと貼り付いていて、ダイヤモンドソー等で小さくチップを切り出した後にも固定ができ(チップの脱落がない)、UVを照射することで軽い力(製品へのダメージがない)で糊残りなくきれいに剥がれます。

 



【資料ダウンロード】粘着・接着フィルム製品ラインナップ(別ウィンドウで開く)




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モノとモノを接合する。工業製品の製造に欠かせないこの技術に、今、イノベーションの波が押し寄せています。それは、従来主流だったボルトや溶接を利用する「機械的接合」に加え、接着剤や粘着剤を利用する「化学的接合」の技術革新が進み、その利用シーンが大きく広がりつつあること。モビリティや電子機器の進化に合わせ、そのニーズはますます高まっていくとみられています。

次世代の接合技術として、各種工業製品から住宅設備、医療に至るまで幅広い分野で欠かせないものとなっている接着/粘着フィルム。あなたが普段利用しているこんな製品にも、使われています。

金属、樹脂、ガラスなどの異材質を接着できるフィルムです。糊のはみ出し、残留溶剤、アウトガスの発生が少ないです。

初期粘着力があるため、両面テープのように仮固定でき、加熱すると、ネジ止め並みに強固に接着できます。液状接着剤の配合やネジ止めなどが不要になり、工程の簡素化が可能です。

初期粘着力があるため、両面テープのように仮固定でき、室温での硬化が可能なため、熱を加えられない材料にご使用可能です。

電子部品の製造工程で加熱工程やエッチング、メッキ等の工程にも耐薬品性があり、 使用後は容易に剥離が可能で糊残りがない粘着テープです。

熱や化学反応により溶融・硬化するフィルムの特性を活かし、2つの素材を接着することができます。 DNPは、リチウムイオン電池用部材のほか、モビリティ製品などでの利用・研究に取り組んでいます。