2017/10/31

なぜDNPがセキュリティソリューションを推進しているのか

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POINTこの記事のポイント
明治9年以来、常にお客様の大切な情報を扱ってきた歴史
ICカード製造などを通した個人情報の管理、運用実績
運用者目線のセキュリティ対策を提供している

情報セキュリティ対策“運用者”としての歩み

DNPは、明治9年の創業以来、書籍、雑誌、カタログ、パンフレット、カレンダーから、食品・日用品の包装材、カップ類、プラスチックボトル等のパッケージ、建材等の住空間マテリアル、ディスプレイ製品や電子デバイスに至るまで、印刷技術を軸に事業を拡大してきました。創業からの140年余は広範な事業領域へ拡大してきた歴史であると同時に、お客様からお預かりした大切な情報を守ってきた歴史でもあります。

通帳やキャッシュカードをはじめとする重要印刷物や個人情報等、お客様の情報を大切に守ることは、常に事業を支える生命線——。DNPの情報セキュリティに対する信頼・実績は、各事業を支えるバックボーンとなっています。

DNPが情報セキュリティに強い理由

例えば、高度なセキュリティを求められる金融分野においては、DNPはICカードの国内発行シェアトップ(※)の企業として知られています。DNPがお客様に選ばれ続ける理由は、ICカードの製造・発行だけでなく、情報の書き込みやOS・アプリケーションまでを自社で開発できる独自の技術力です。最新のセキュリティ技術や「PCI DSS」などの国際基準にもいち早く対応し、他社の追随を許さない高品質な製品をこれまで実現してきました。
他にも、膨大な機微情報を扱ってきたノウハウを活かし、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業でも実績を伸ばしています。高セキュリティ環境施設「BPOセンター」を中心に、月間1億件以上の個人情報を授受・管理・運用しています。自社施設内に構築したセキュリティシステムを運用することで、使い勝手の良さや問題点を把握でき、さまざまな知見を日々蓄積しているのも大きな強みです。

国内IoT進展に伴い情報セキュリティを強化

昨今はIoT(Internet of Things)分野が大きく進展しており、企業の情報セキュリティをめぐる環境はますます喫緊の課題となっています。

それを受け、DNPはサイバーセキュリティ強化と、それに伴う人的対策を実施。日進月歩の進化を遂げるサイバー攻撃に対抗すべく、事前の技術的・物理的対策に加え、「もしものとき」に備えるスペシャルユニットの設置には、 ICTのスタートアップ大国であるイスラエルからトレーニングメソッドを導入し、独自の人材育成プログラムの開発に取り組みました。

また、金融や通信、重要インフラの基幹システムを数多く手掛ける日本ユニシス株式会社、システム運用を担うユニアデックス株式会社、海外製品を含む最新の情報セキュリティサービスを提供する株式会社インテリジェント ウェイブ等との協業により、各社の知見とネットワークを構築。「コンサルティング~ソリューション導入~運用支援」に至るトータルセキュリティソリューションを生み出しています。

創業以来、“運用者”目線で育んできたDNPの情報セキュリティ対策—。多彩な業種やニーズをカバーするトータルセキュリティソリューションに成長した現在も、その根底にあるのは導入企業の立場に立って考える姿勢です。お客様に寄り添い、かつ、お客様に選ばれるサービスを目指しながら、DNPのセキュリティソリューションはこれからも進化を続けていきます。

  • 出典:富士キメラ総研 2016 次世代カードソリューション/電子マネー関連ビジネス市場調査要覧

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