社員の多様性への意識を醸成する「ダイバーシティウィーク」を実施

社員一人ひとりの当事者意識の浸透を目指した取組みで参加者の約7割に意識の変化

大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂 以下:D&I)」を強みとして活かすダイバーシティ経営の施策の一つとして、社員が主体的に参加できる「ダイバーシティウィーク」を2021年2月15日(月)~19日(金)に、初めて実施しました。

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ダイバーシティウィークの社内向けトップページ

DNPは2020年7月に、代表取締役社長・北島義斉による「DNPダイバーシティ宣言」を中心に、D&Iの推進について社内外にあらためて強く発信しました。DNPは今、社会や人々と直接向き合い、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値を創出していく「第三の創業」の実現に取り組んでいます。この価値創出には多様な強みの掛け合わせが不可欠であり、今回の「ダイバーシティウィーク」は、D&I施策として、一人ひとりの違いの実感や当事者意識の醸成、対話が促進される組織づくりを目的に実施しました。

「違いを楽しむ1週間。自分の意識をバージョンアップ!」をキャッチコピーとして、社内向けに「ダイバーシティウィーク」のテーマサイトを開設し、社長メッセージの発信をはじめ、18種のプログラムを展開しました。職種や勤務形態・勤務地等が異なる社員が自分のタイミングでこのサイトにアクセスして、閲覧・視聴・体験を行うことができます。私用のスマートフォン等からもアクセスできる仕組みにより、より簡便な参加を実現しました。また、研修やセミナーに楽しみながら参加し、お互いの違いなどの多様性を知るプログラムを揃え、社員の当事者意識の醸成につながるように工夫しました。さらに、D&Iをテーマに朝の社内放送を日本語・英語で流し、気運を高めました。
実施プログラムは一部を除いてアーカイブされ、いつでも閲覧できます。2月末までに約7,700名の社員が参加し、うち約7割に意識の変化や気づきが生まれました。また、「会社の方針が明確になり、愛社精神が増した」「障がいを持つ社員なので、自分の立場で何が出来るのか考えた」「どの階層でもまずは行動することが重要」といった意見も寄せられました。実施したアンケートについては、集計、分析をおこない、社内向けのサイトにフィードバックとして掲出し、可視化することで、D&Iの一層の理解・推進・浸透に努めています。

    
■DNPの「ダイバーシティウィーク」の主な実施プログラム


1.社長によるトップメッセージと基調講演(リアルとオンライン)
社長が自らの「ダイバーシティ宣言」への思いを発信し、新しい価値のタネを生み出す当事者である社員がD&Iに対する意識を高めていくためのメッセージを伝えました。聴講した社員からは、「(D&Iは)一部のひとへの「配慮」でなく、会社の存続自体を揺るがす大テーマであると痛感した」「会社が向かう先が明確になり、組織の課題として掲げやすくなった」と意識や行動の変化を示す声があがりました。また、企業価値の向上につながるD&Iの必要性・必然性について、有識者による基調講演を開催し、社長によるトップメッセージと併せて、全国で千名を超える社員がライブで視聴しました。


2.ダイバーシティ推進委員長11名による座談会を配信
各部門のダイバーシティ推進委員会の委員長の中から11名が、4グループに分かれ、自部門が目指すD&I活動を伝え、自身の行動宣言を表明する座談会を開催しました。「考え方や経験、ビジョンに加えて、明日からでも実行できる具体策も聴くことができて有意義だった」「異なるバックグラウンドを持つ人たちを融合して新しい事業を開発・構築していく苦心やチャレンジ等もわかった」といった声が社員から寄せられました。内容への理解を深め、自部門や自身の行動につなげようとする姿勢が見られました。

座談会の動画を配信展開

3.参加型プログラム
ダイバーシティへの思いなどを社員が詠み込む「ダイバーシティ川柳」には、351句の応募があり、「良かったプログラム」として高い評価を得ました。また、スマートフォンに話しかけた「声」の調子等を判断して、それに適したグラフィックイメージを作り、一人ひとりの違いを可視化して、楽しみながら学ぶプログラムを実施しました。多くの社員が気軽に楽しんで参加できる企画は、「参加したことでより具体的に多様性への気づきを得た」といった評価につながりました。

一人ひとりの声をグラフィック化し、個々の違いを楽しみながら学ぶプログラム

4.交流プログラム
DNPのさまざまな部門の取り組みの中から、対話や交流を促進するプログラムを実施しました。好きな本を投稿する「みんなのブックツリー」を通じた価値観や意見の共有、D&Iを考える絵本の電子書籍を家族や知り合いと共に体験する機会などを創出しました。絵本の読み聞かせ動画は、読み上げる声のトーンを文字から感じ取れる「感情表現字幕システム」の活用シーンを探るために、秀英体開発部が企画し、さまざまな意見が寄せられました。また、パラアスリート等を講師に招き、ダイバーシティ研修やユニバーサルに広く通用するマナーの動画セミナー等も展開しました。


■DNPの「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組み : DNPは創業以来イノベーションを支えてきた、かけがえのない財産である社員の活躍支援に力を入れています。1990年代後半から女性活躍推進に注力しているほか、2018年にD&Iを推進するダイバーシティ推進室を発足し、「DNPダイバーシティ経営中期ビジョン」を掲げて社員一人ひとりがD&Iを構成する一員(=当事者)であることを全社員に発信しています。2020年7月には、D&I推進に対するトップコミットメントとして「ダイバーシティ宣言」を発し、社長自身が先頭に立ってD&Iを推進することで管理職の意識変革を促し、社員全員が能動的に挑戦できる企業として、新しい価値を創出していきます。