2021年12月23日

AKIBA観光協議会と神田明神の公認のもと 「バーチャル秋葉原」および「神田明神社殿 高精細CG」を2022年春にオープン

リアルとバーチャルの融合による地域共創型XRまちづくりを推進

大日本印刷株式会社(代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、合同会社AKIBA観光協議会(代表CEO:泉 登美雄)*1公認のもと、2022年春のオープンを目指して、東京都千代田区の秋葉原地域の活性化を目的とした地域共創型XRまちづくりとして秋葉原エリアの開発を進めます。

XR(Extended Reality)は、AR(Augmented Reality:拡張現実)・VR(Virtual Reality:仮想現実)・MR(Mixed Reality:複合現実)等の総称で、DNPは、自治体や施設管理者公認で、現実の街と並列する仮想的な街・施設を開発し、地域の新しい価値を創出していくXRコミュニケーション事業*2を推進しています。今回、AKIBA観光協議会とともに、リアルの秋葉原の街と連動したバーチャル空間を通じて国内外に各種サービスを提供します。日本の伝統文化に加え、アニメ・コミック・ゲームといったコンテンツなど、ジャパンカルチャーの発信を行い、秋葉原地域の活性化を図っていきます。また、この活動を推進する組織として「バーチャル秋葉原」委員会を設立し、広く団体・企業の参加を募っていきます。

 

ケイゴイノウエによる「バーチャル秋葉原」のイメージ

■予告動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=sWcKdQ-Thr0

■公式サイトはこちら→http://www.virtual-akihabara.com

「バーチャル秋葉原」開発の背景

秋葉原がある東京都千代田区は、「子育てしやすさ、介護しやすさ日本一」「環境・文化・スポーツでさらに豊かな暮らし」の実現に向けて、「AKIBA安全・安心プロジェクト」「観光情報発信・イベントの機能拡張」「いいねスポーツちよだ」など、さまざまな取り組みを推進しています。またDNPは、リアルとバーチャルの融合によって現実の地域・施設の価値や機能を拡張し、生活者に新しい体験価値を提供して地域創生につなげるXRコミュニケーション事業を推進しています。

今回DNPは、千代田区の支援および、地域の名所である神田明神とAKIBA観光協議会の公認を得て、神田明神も含めた近未来をイメージした「バーチャル秋葉原」を開発していきます。リアルとバーチャルの公共空間を連動させた多様な取り組みによって、秋葉原地域の活性化や新たなコミュニケーションの創出を推進します。

「バーチャル秋葉原」のポイント

  1. 千代田区の支援と神田明神の公認を得て、安全・安心な各種公式サービスを提供
  2. 国内外のユーザーに、リアルとバーチャルを融合した新しい秋葉原の魅力を提供
  3. コンテンツとの接点を作り、世界中のファンが「好き」に触れて、仲間とともに幸せになる世界を提供

秋葉原のメインストリート「中央通り」と創建1,300年の文化・歴史を持つ「神田明神」について、リアリティとサイバー感が共存する「XR空間」を構築します。生活者はスマートフォンやPCなどでこの空間にアクセスし、アバターを通じて仲間とともに街や施設を探索したり、イベントやライブに参加したりといった新しい体験ができます。自治体や参画企業等は、国内外から集まる生活者に向けて、各種商品の販売やサービスの提供、クリエイターによるコンテンツ作品の展示や販促活動などを行うことができます。配信プラットフォームは、DNP「PARALLEL SITE」*3や合同会社DMM.com「Connect Chat」*4などで配信予定です。

バーチャル秋葉原、神田明神の実空間

関係者のコメント

■千代田区観光協会:松本 博之専務理事/事務局長

秋葉原は、世の中の需要に応じて業態を大きく転換してきた歴史を持っている街です。そして、今や国内有数の文化発信地であり、その名は全世界にとどろいている街です。この秋葉原に「バーチャル秋葉原」によって新しい光が当てられ、秋葉原の魅力が更にパワーアップして、この地をより多くの人々が訪れるよう、観光協会としても願っています。

■神田神社(神田明神):清水 祥彦宮司

神田明神は秋葉原の氏神様として、またIT守護の神様として多くの方に親しまれています。「バーチャル秋葉原」では、神田明神の国登録有形文化財社殿の高精細CGと所蔵する多数の浮世絵をオンライン博物館でご覧いただき、インターネット上のデジタル仮想空間を通して、世界中の人々が秋葉原の新しいカルチャーと神田明神の伝統文化に触れられて、新しい文化の創造と人の交流が進む貴重な機会になるものと心からご期待を申し上げております。

■AKIBA観光協議会:泉 登美雄代表CEO

AKIBA観光協議会では、「秋葉原という街・文化を皆さまと共に次のステージへ」をコンセプトに、地域事業者や行政等と事業を推進しています。「バーチャル秋葉原」の取組みを通じて、千代田区や秋葉原地域の課題である、安全・安心な環境づくり、インバウンドの復活、eスポーツ活性化などを解決する場になることを、一緒に目指していきたいと思います。

■バーチャル秋葉原委員会:加賀 秀祐委員長/AKIBA観光協議会役員

AKIBA観光協議会と様々な協力者の方々のご尽力によって今日を迎えられる事を、心よりお礼申し上げます。本事業は秋葉原内外の様々な商店・企業様に広く開放し、アキバカルチャーを愛する全ての人が利用できるメタバース的インフラとして、世界に広げていく事を目指しております。来年も皆さんが驚くニュースが目白押しですので、是非期待して頂ければ幸いです。

今後の展開

DNPはXRコミュニケーション事業とともに、「バーチャル秋葉原」委員会の活性化に努めていきます。企業・団体等の当委員会への参加を募り、各参加者との連携を深め、「バーチャル秋葉原」を活用した多様な企画を行っていきます。リアルとバーチャルの両方の空間で秋葉原地域へのアクセスの増加を図り、さらなる地域活性化を目指します。


*1 合同会社AKIBA観光協議会について→ https://organization.akihabara-japan.com/
*2 DNPの「地域共創型XRまちづくり PARALLEL CITY(パラレルシティ)」についてのリリース
・「XRコミュニケーション事業」について→ https://www.dnp.co.jp/news/detail/10159352_1587.html
・「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」について→ https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161109_1587.html
・「PARALLEL SAPPORO KITA3JO」について→ https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160809_1587.html
*3 DNP「PARALLEL SITE」について→ https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10159318_1567.html 
*4 合同会社DMM/com「Connect Chat」について→ https://store.steampowered.com/app/1424930/Connect_Chat
* ケイゴイノウエについて→ https://www.keigo-inoue.com/
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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