2017年10月26日

生活者自身が店舗でICキャッシュカードを即時発行

口座開設からカード発行までをその場で即座に行えるフィンテックの新たなサービスを提供

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、銀行などの金融機関の店舗で、生活者自らが口座開設からICキャッシュカードの発行まで行える「DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)」の販売を来春より開始します。

【提供開始の背景】

金融とITを融合したフィンテック市場は、業務効率化や利便性の観点から盛り上がりを見せています。
DNPは、窓口で行員が発行機を操作してICキャッシュカードを即時に発行するサービスを2010年より提供し、これまでに国内トップシェアとなる26金融機関に導入されています。
そうしたなか、カード発行においても銀行の窓口業務のさらなる効率化やサービス向上に向けて、生活者自らがカードを発行できるようにしたいというニーズが高まっています。このニーズに対し、今回DNPは、生活者が自ら操作して、口座開設からカード発行までを行える「DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)」を来春より販売開始します。

【DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)の特長】

・生活者は、本人確認用のマイナンバーカード(個人番号カード)か運転免許証を持参し、KIOSK端末を操作するだけで、口座開設とICキャッシュカードの発行が行えます。
・KIOSK端末は、マイナンバーカードまたは運転免許証から読み取った顔写真データと、端末に内蔵されたカメラで撮影した顔写真データを照合させることで、本人確認を行います。本機能により、行員の業務負荷を削減します。
・ マイナンバーカードや運転免許証から氏名や住所など、口座開設やICキャッシュカードの発行に必要な情報を自動的に取り込む為、これらの記入や入力操作が不要となります。
・ ATMコーナーなどに設置することで、営業時間外でも口座開設からICキャッシュカードの発行と受け取りが可能となります。
・ カード発行の他、ディスプレー画面をデジタルサイネ―ジとしても活用できるため、各種サービスの案内や帳票類の出力なども可能です。
・ スマートフォンで銀行口座開設の申し込みと本人確認書類の送信が可能な「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」との連携も行えます。こちらのアプリで口座開設の申し込みを済ませておくと、店頭でより短時間(最短5分)でキャッシュカードの受け取りまで行えます。

【価格】

・KIOSK端末 300万円/台(税抜き)
※別途ASP開発費などがかかります。

【今後の展開】

DNPは今後、金融機関と実証実験を実施し、本製品の有効性の検証を行います。その後、金融機関に向けて本サービスを販売し、2018年度に5億円の売上を目指します。
なおDNPは、10月26日(木)、27日(金)に東京国際フォーラムで開催される「金融国際情報技術展 FIT2017」に本端末を出展する予定です。


※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。


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