2017年3月6日

生活者の行動で色や絵柄が変化する新たな電子ペーパーPOPを開発

商品を手に取ったり会員カードをかざしたりすると色や絵柄が変わるインタラクティブな電子ペーパー

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、EInkホールディングス(以下:E Ink社)の電子ペーパー「PRISM(プリズム)」を搭載し、生活者の行動で異なる色や絵柄を表示するプロモーション用製品(POP)を開発しました。生活者がこのPOPの前の商品を手に取ったり、会員カードなどをこのPOPにかざしたりすると、それに反応して電子ペーパーの色や絵柄が変化するインタラクティブな電子ペーパーです。DNPは、生活者の行動に反応して表示内容が変わることで、アイキャッチ効果を高め、生活者に強く商品情報を訴求するこのPOPを、4月より発売します。         

【電子ペーパー「PRISM」搭載POPの概要と特長】

DNPは電子ペーパー世界大手のE Ink社と共同で、目に優しく省電力で稼働する電子ペーパーを搭載したセールスプロモーション用の各種製品開発に取り組んでおり、これまでに商業施設や空港、駅などに電子ペーパーを搭載したPOPを導入してきました。

今回新たに、電子ペーパー「PRISM」にセンサーを取り付け、生活者の行動に合わせて電子ペーパーの色や絵柄が変化するインタラクティブなPOP製品を開発しました。

・  この電子ペーパー搭載POPは、生活者がPOPの前に置かれた商品を手に取ったり、会員カードなどをかざしたりすることによって、表示される色や絵柄が変化します。生活者の行動に反応して表示内容が変わることでアイキャッチ効果を高め、生活者に強く商品情報を訴求できます。

・  この電子パーパーは、従来の赤、緑、ダークブルー、黒の4色に、黄、茶、ライトブルーの3色を加えた7色での表現が可能です。

・  今後は、ICカードに記録されている生活者の属性情報に合わせて最適な商品を表示する電子ペーパー搭載POPなども開発していきます。

・  E Ink社の「PRISM」は、紙のように見やすく、柔らかな色彩とグラデーション表現を得意とする電子ペーパーです。従来の製品と比べて消費電力が約5分の1で、電池で駆動できるため、設置場所の選択肢が広がります。また外光の反射でも見やすく、電圧を掛けなくても記録が残るメモリー機能を有します。また素材は厚さ0.5mmと薄く、軽量で曲げることも可能なため、空間演出など様々な用途で使用できます。

           

     サンプルを手に取ると、電子ペーパーの絵柄が変化します。

       

          カードをかざすと、特定の商品周辺の電子ペーパーのみが光ります。

【今後の展開】

DNPは、流通・小売、金融、交通などの企業を中心に、E Ink社の電子ペーパーを搭載した製品を販売するほか、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアを中心にグローバル展開し、電子ペーパー事業の拡大を目指します。DNPは、2020年度に20億円の売上を見込んでいます。

なお、3月7(火)~10日(金)に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN2017」のDNPブースで本製品を紹介します。

またDNPはこの電子ペーパーの特徴を活かした新しい用途として、「PRISM」をオフィスやホテル、

商業施設などで使われる建装材へ展開していく計画で、今回、建装材用途で開発したプロトタイプを「リテールテックJAPAN2017」と同日・同会場で開催される「JAPANSHOP」のDNPブースで紹介します。

 

※記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。      

 

 

 

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