2018年9月3日

DNPアートコミュニケーションズ 台北の國立故宮博物院、國立歴史博物館の 「翠玉白菜」、「加彩貴婦人」など1,100点の所蔵品の画像データ貸出サービスを開始

大日本印刷株式会社(DNP)の100%子会社で、美術関連のコンテンツビジネスを行う株式会社DNPアートコミュニケーションズは、国内外の有力な美術館・博物館の所蔵作品の高精細なデジタル画像データの貸出サービスを行っています。今回、台北の「國立故宮博物院」と「國立歴史博物館」の所蔵作品の画像データ貸出サービスを2018年9月1日に開始しました。

台北 國立故宮博物院 左から《翠玉白菜》、《汝窯 青磁蓮花型温椀》、《秋庭戯嬰図》(部分)、懐素《自叙帖》(部分)
© National Palace Museum / DNPatrcom

台北 國立歴史博物館 左から《加彩貴婦人》、溥心畬《工筆花鳥》、《伽藍人面鎮墓獣》、《蟠龍方壺》
© National Museum of History / DNPatrcom

1925年に設立された台北の國立故宮博物院は、主に中国の明、清の皇帝によって集められた収蔵品を中心に、現在69万点以上の名品を収蔵し、世界屈指の博物館として知られています。また、同じく台北に1955年に創設された「國立歴史博物館」は、約6万点の文物を所蔵し、特に甲骨、青銅器、唐三彩、貨幣、近現代の書画のコレクションは、質量ともに充実しています。

今回、國立故宮博物院、國立歴史博物が保有する所蔵品の中から、日本でも知名度の高い1,100点の美術品の画像貸出サービスを開始します。故宮博物院は、所蔵作品の一部をwebサイト上でオープンデータとして公開していますが、DNPアートコミュニケーションズでは、より高精細なデジタルデータやアングルの異なるデジタルデータを提供します。また現在は、オープンデータとして公開されていない作品の画像データや作品に関するデータを提供します。


【画像データ貸出サービスについて】

・利用者は、DNPアートコミュニケーションズのウェブサイト「Image Archives(イメージアーカイブ)」で、使用したい作品の画像データを検索して、貸出申込みができます。(https://images.dnpartcom.jp/

・作品名・作者・年代・人物・季節等のキーワードで検索できます。

・画像データは、出版物(書籍、雑誌、教材等)、TV番組・ビデオ・DVD等の映像、デジタル商品(電子書籍等)、広告や商品等に利用できます。

・画像利用料は、用途、数量、サイズによって異なります。

・主な取り扱い館 : ルーヴル美術館、オルセー美術館、大英博物館、テート美術館、ボストン美術館、フィラデルフィア美術館、ベルリン美術館、ウィーン美術史美術館、東京国立博物館、東京都江戸東京博物館、徳川美術館、神戸市立博物館、台北 國立故宮博物院、台北 國立歴史博物館


【今後の展開】

DNPアートコミュニケーションズは、利用者の要望に応じて台北の國立故宮博物院及び國立歴史博物館所蔵作品の貸出サービスの取扱い作品数を増やしていきます。また、美術館・博物館の提携先をさらに拡げ、美術と歴史の専門フォトライブラリーとしてコンテンツの充実を図るとともに、美術作品に関わる権利処理やコンサルティングの業務を拡充していきます。


株式会社DNPアートコミュニケーションズ : 本社:東京 社長:俵谷満紀 資本金:3億円
大日本印刷株式会社: 本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円


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