「伝匠美® 屏風祭り展」を京都で開催

国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」など江戸初期の傑作を高精細複製画で間近に体験

大日本印刷株式会社(DNP)は、株式会社リーフ・パブリケーションズと共同で、京都ならではの文化体験を提供する文化プログラム「京あそび」を展開しており、その一環として、7月14日(日)・15日(月・祝)に、京都市中京区の「くろちく百千足(ももちたる)館」で、『文化プログラム「京あそび」 ―伝匠美® 屏風祭り展―』を開催します。

昨年に続く2回目となる本展では、新たに製作した国宝「源氏物語関屋澪標図屏風(げんじものがたりせきやみおつくしずびょうぶ)」の高精細印刷による複製作品「伝匠美(でんしょうび)®*1等を公開します。

【「文化プログラム『京あそび』 ―伝匠美® 屏風祭り展―」の概要】

DNPは、「DNP高精細デジタル複製 伝匠美®」を展開し、国宝「洛中洛外図屏風 舟木本」をはじめ、さまざまな文化財の高精細複製を行っており、今回、日本画の魅力を感じていただく機会として、本展を開催します。展示作品はいずれも、「伝匠美®」で製作した実物大の金箔地の六曲一双屏風で、新たに“琳派の祖”俵屋宗達筆の国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」も公開します。高精細複製を通じて、華麗な桃山様式に代表される狩野派から、近代まで脈々と受け継がれてきた琳派、風俗描写の天才として近年再評価が進む岩佐又兵衛など、近世日本美術を語るうえで外せない魅力あふれた作品を間近にご覧いただくことができます。また、会期中は展示作品の高精細データを活用したオリジナル商品を販売します。

〇日時 : 2019年7月14日(日)・15日(月・祝)10:00-21:00(受付は20:30まで)

〇場所 : くろちく百千足館2階(京都市中京区新町通り錦小路上ル百足屋町380)

〇料金 : 一般 500円/中学生以下 300円 ※未就学児は無料

〇展示作品 : 

・ 静嘉堂文庫美術館 国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」(俵屋宗達筆)の「伝匠美®

・ 東京国立博物館 国宝「洛中洛外図屏風 舟木本」(岩佐又兵衛筆)の「伝匠美®

・ 豊国神社 重要文化財「豊国祭礼図屏風」(狩野内膳筆)の「伝匠美®

・ 林原美術館 重要文化財「洛中洛外図屏風 池田本」の「伝匠美®

静嘉堂文庫美術館 国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』(俵屋宗達筆)の「伝匠美®

東京国立博物館 国宝『洛中洛外図屏風 舟木本』(岩佐又兵衛筆)の「伝匠美®

豊国神社 重要文化財『豊国祭礼図屏風』(狩野内膳筆)の「伝匠美®

林原美術館 重要文化財『洛中洛外図屏風 池田本』の「伝匠美®

高精細データを活用したオリジナル商品

【展示の見どころ】

今回展示する4作品は、いずれも江戸時代初期に描かれた屏風絵の傑作です。「洛中洛外図屏風 舟木本」「洛中洛外図屏風 池田本」「豊国祭礼図屏風」の3作品は、豊臣政権から徳川将軍家の形成へ至る歴史性に富んだ時代を描いた作品であり、その時代に京都に生きた人々の暮らしや風俗を克明かつ精妙に捉えた風俗画としても高く評価されています。

「源氏物語関屋澪標図屏風」は「源氏物語」第14帖「澪標」と第16帖「関屋」の物語の中から、光源氏とかつての恋人が偶然に再会する名場面を描いている作品です。極彩色のやまと絵の技法を使いながら、大胆な構図と繊細な筆致を併せ持った、“琳派の祖”と言われる宗達ならではの魅力を存分に伝える傑作です。

<屏風絵特別鑑賞会> *定員:先着50名程度、料金は入場料のみで参加可能

展示4作品の魅力を深く堪能していただくために、近世日本画を専門とする人気講師による解説付きの特別鑑賞会を開催します。

●「俵屋宗達と源氏物語の世界を語りつくす」

・ 7月14日(日)13:30~(約60分)

・ 講師:静嘉堂文庫美術館 館長 河野元昭氏

・ 謎の多い京都の絵師、俵屋宗達が描いた傑作である本作品について、現在の所蔵先である静嘉堂文庫美術館の館長を努めた、近世絵画・琳派研究の第一人者、河野元昭氏が解説します。

●「屏風が語る江戸初期の京都」

・ 7月15日(月・祝)13:30~(約60分)

・ 講師:京都国立博物館 学芸部 福士雄也氏

・ 江戸初期の京都は豊臣秀吉没後、徳川家が盤石な体制を築くまでは激動の時代でした。この時代に描かれた3点の屏風絵を比較し、当時の人々の生活風景や政治情勢が絵画表現にどのように反映されているかを解説します。

【今後について】

DNPは引き続き、デジタルアーカイブ技術を活用して文化財の保存と継承、公開に努めるとともに、今後も多くの人々が文化を学び、体感していただけるような文化事業を展開していきます。


※「京あそび」の詳細はこちら → https://kyo-asobi.kyoto/
※「伝匠美® 屏風祭り展」の詳細はこちら → https://kyo-asobi.kyoto/byobumatsuriten2019
*1 DNPデジタル高精細複製 伝匠美®http://www.dnp.co.jp/denshoubi/) : 「伝匠美」は、文化財の保存と公開の両立を目的に、DNPが開発した文化財複製の技術です。1999年に取り組みを開始し、高精細デジタル技術と伝統工芸の匠の技を融合させることで、精緻な再現性と耐久性を両立した文化財複製を展開してきました。主な実績として、東京国立博物館の応挙館、大徳寺聚光院(京都府京都市)、慈照寺(銀閣寺)(京都府京都市)、大乗寺(兵庫県香美町)、無量寺(和歌山県串本町)、一休寺(京都府京田辺市)の襖・壁画などの複製制作があります。
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