2022年11月9日

自動運転技術を活用した堺市の実証実験で、NFCタグでの情報発信効果を検証

NFCタグ搭載のバスから周辺地域の情報を発信して観光を促進

大日本印刷株式会社(DNP)は、大阪府堺市が11月11日(金)~13日(日)に実施する「自動運転などの最新技術を活用した実証実験(SMI都心ラインにかかる実証実験)」に参加します(SMIは、堺・モビリティ・イノベーション) 。

DNPは、この実験で走行する自動運転車両(バス)の発着場所の「さかい利晶の杜」にて、NFC(近距離無線通信)タグやデジタルサイネージを活用し、周辺地域の周遊に関する情報や公共交通の運行状況等を発信して、その効果を検証します。利用者へのタイムリーな情報発信と、新しい交通手段の利用を掛け合わせることで、居心地が良くて歩きたくなる「ウォーカブル」な地域周遊につながるスマートシティの実現*1を目指します。

 *1 DNP認証・セキュリティ、スマートシティ/MaaSについて 

自動運転車両(バス)内のNFCタグにスマートフォンをかざすことで、周辺の情報などが取得できる。 

【DNPが提供するNFCタグとデジタルサイネージの特長】

○タイムリーな情報提供が可能なNFCタグ

自動運転車両(バス)の乗降口に設置するNFCタグに、乗客が降車時に自分のスマートフォンをかざすと、降りた場所の周辺の店舗やイベント等の情報をスマートフォンで閲覧できます。降車場所に最適な情報をタイムリーに提供することで、周辺地域の観光などを促進します。 今後は、「DNP NFCタグ認証プラットフォーム」*2を活用して、無人の自動運転車両でも運用可能なキャッシュレス決済環境の提供につなげていきます。

 *2 DNP NFCタグ認証プラットフォーム

○地図をベースに、情報を視覚的に伝えるデジタルサイネージ

自動運転車両(バス)の発着場所となる「さかい利晶の杜」に、地図をベースに地域や施設等の魅力を発信する「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」*3を活用したデジタルサイネージを設置します。周辺地域の店舗やイベント情報の他、自動運転車両(バス)の運行状況を地図上に表示することで、店舗・施設の利用や観光の促進、スムーズな交通手段の利用促進などにつなげていきます。利用者がディスプレイに表示されたQRコードを読み取ると、自身のスマートフォンで情報を閲覧できます。 

*3 DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム

「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」を活用した画面イメージ 

【「自動運転などの最新技術を活用した実証実験(SMI都心ラインにかかる実証実験)」について】

 堺市は、先進技術を活用して利便性や快適性などを向上させる次世代都市交通(Advanced Rapid Transit:ART)の導入や、ARTの乗降場所での、滞留空間を活かした賑わい・交流機能の導入、次世代モビリティポートの設置など、SMI都心ラインの実現を目指しています。今回は、大小路(おおしょうじ)筋における自動運転技術を活用した実験に加え、大小路交差点付近の待合休憩スペースの設置と賑わい・交流機能の導入や、「さかい利晶の杜」における次世代モビリティの活用実験も併せて実施して、最新技術等の活用に関する導入効果や課題の検証を行います。 

◯開催日 : 2022年11月11日(金)~13日(日) 

◯実施場所 : さかい利晶の杜(堺市堺区宿院町西2丁1-1) 

※乗車モニターの参加については堺市のWebサイトをご覧ください。

実証実験場所・運行ルート

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