労務・総務とは、
社員が働きやすい環境を
つくる部署
- お二人がこうして労務・総務の仕事に就くことになったのは、何かきっかけがあるのでしょうか。
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いえ、もともと自分から希望していたわけではなく、入社時に配属されて以来、今日までずっと労務や総務に携わっています。木村も私と同様に、ずっと総務部門です。
そうですね。じつは就活の時点では営業志望だったのですが、強いこだわりがあったわけではありませんでした。ただ、当時は新卒に総務という選択肢があるとは思っていなかったですね。
たしかに、そう思っている人は多いのかもしれません。例えば総務部という部署名には多少耳馴染みがあっても、実際の業務についてはあまりピンとこない人が多いでしょう。
実際、労務や総務の業務内容を、ひとことでわかりやすく伝えるのは難しいですからね。
- では、DNPにおける労務・総務の役割を、どのように解釈していますか。
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「社員が働きやすい環境をつくる部署」ですね。一人ひとりの社員の価値観を尊重し、より高いパフォーマンスを発揮してもらうために、会社としてどのような後押しができるのかを日々考えています。
DNPでは事業部ごとに総務部門を配置しているのが特徴で、私は今の「イメージングコミュニケーション事業部」に来る前は、「包装事業部」の総務部に十年ほど在籍していました。事業部が変われば仕事内容も社員の働き方も変わるので、それに合わせてサポートの仕方も変わります。
私は、労務部に異動する前は「出版メディア事業部」の総務部にいました。労務部と総務部門の違いを簡単に言うと、会社全体の制度やルールをつくるのが労務部、それを現場で運用するのが各事業部門の総務部、ということになります。
- では、労務部と事業部門の総務部は、互いに連携し合っているということでしょうか。
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その通りです。私たち総務部は、何か疑問があればその都度労務部に問い合わせますし、現場の実務に合わない制度があれば、改善をストレートに提案することもあります。
そういった現場の意見は、我々労務部にとって非常に重要です。制度は実態に合っていないといけないし、何より使われなければ意味がありません。だから日頃から各事業部門と密にやり取りし、情報を集めることが大切だと思います。つまり、制度を運用しながら職場の意見をどんどん聞き入れて、より良いものに改善していこうというスタンスです。
それも「協働」を大切にするDNPらしい一面ですよね。各事業部門の総務部と労務部がいい形で連携しながら、より意欲的に働ける環境づくりに取り組む。全ての社員に関わることなので責任重大ですが、これはやりがいのある仕事です。
