DNP未来のあたりまえをつくる。

第33回流通情報システム総合展 リテールテック JAPAN 2017 第46回 店舗総合見本市 JAPAN SHOP 2017 DNP大日本印刷ブース イベントレポート マーケティング×空間設計が生み出す オールDNPの総合力

2017年3月7日から10日までの4日間、東京・ビッグサイトにて、流通関連で国内最大規模の展示イベント「リテールテックJAPAN 2017」と、商空間デザインや店舗什器などを紹介する店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2017」が開催されました。両イベントに出展したDNP大日本印刷ブースの様子をレポートします。

マーケティング×空間設計が生み出す
オールDNPの総合力

買いものにまつわる生活者のライフスタイルや価値観が多様化するなか、流通・小売分野における課題の多くは、「店舗」「EC」などチャネル単位の個別対応では解決できなくなっています。そこには、リアルとデジタルを横断し、店ナカ・店マエ・店アトをシームレスにつなげる、生活者とのコミュニケーションデザインが欠かせません。
印刷技術と情報技術の融合を核に事業を広げてきたDNPは、長年にわたり、多くの企業の課題解決のお手伝いをしてきました。そこで培われたのは、高い専門性をもつプロフェッショナルたちと、彼らが有機的に連携して課題解決にあたる総合力。それがDNPの最大の強みです。
こうしたDNPの総合力やシナジーを体感していただくため、同時開催の両展示〜「リテールテックJAPAN 2017」「JAPAN SHOP 2017」〜に出展いたしました。販促施策や決済、またそれらに関わる業務やプロセス改善について得意先と二人三脚で積み重ねてきたマーケティング分野のサービスから、印刷技術を応用することで内・外装を横断する多彩な意匠の建材を開発してきた空間設計分野のサービスまで幅広い製品・サービスをご紹介し、多くの企業の担当者様にご来場いただきました。

リテールテックJAPAN 2017

注目度が高かった「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」

「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」デモンストレーションの様子
「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」デモンストレーションの様子

「リテールテック 2017」のDNPブースで来場者の熱い視線を集めていたのが、3種のショッピングカートで次世代型小売店舗の方向性を示したデモンストレーション「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」。生活者の利便性向上や店舗スタッフの業務効率化に加え、リアルの売り場とデジタルマーケティングを連動させた新しい取り組みが紹介され、デモ後に多くの来場者の質問を受けました。

Digimarc Barcode(電子透かし)を利用した「One to Oneレコメンドカート」
Digimarc Barcode(電子透かし)を利用した「One to Oneレコメンドカート」

「One to Oneレコメンドカート」は、Digimarc Barcode(電子透かし)を利用したもの。パッケージデザインを損なうことなく商品の外装に印刷された電子透かしをカメラで読み取ることで、価格やアレルゲンデータなどの商品情報、レコメンド情報などを表示。位置情報(ビーコン)と連動して、特定の場所を通過するとキャンペーン情報をプッシュ通知するデモも行ないました。

UHF帯のRFIDを利用した「RFID決済カート」
UHF帯のRFIDを利用した「RFID決済カート」

「RFID決済カート」は、商品をカゴに入れると、パッケージに貼り付けたRFIDを瞬時に読み取り、商品情報や合計金額を表示。複数の商品を一括して認識し、カート上で決済することも可能で、レジ業務の省力化に貢献します。

ロボット型のAIを搭載した「ロボットコンシェルジュカート」
ロボット型のAIを搭載した「ロボットコンシェルジュカート」

最後に登場したのが、ロボット型のAIを搭載した「ロボットコンシェルジュカート」。ロボットに商品を見せると、形状や色を認識して商品を特定。おすすめ商品のレコメンドや調理方法などを音声で案内します。

店舗における生活者コミュニケーションを強化する多彩なアプローチ

さまざまな形状のサンプルが展示され、加工の自由度を訴求しました。
さまざまな形状のサンプルが展示され、加工の自由度を訴求しました。

「Retail Communication Tools」と題し、店舗における生活者コミュニケーションを支援する製品&サービスを紹介したコーナーも、熱心に見学する来場者でにぎわいました。中でも大きな反響があったのは、薄型・折り曲げ可能で、色彩の固定表示と泳動表示を自在に行える、「DNP電子ペーパー powered by E Ink」。世界的なシェアを誇るE Ink社との協業で提供する製品群は、これまでの電子ペーパーのイメージを超える機能性が特長です。

電子ペーパードレスを着用した女性モデル。足を止めて注目される方も数多く見られました。
電子ペーパードレスを着用した女性モデル。足を止めて注目される方も数多く見られました。

当日、“最もスマホカメラの被写体になった”と思われるのが、色と模様が変わる電子ペーパードレスを着用した女性モデル。白地に青い柄のデザインが次第に変化していき、青一色のドレスになる不思議な演出で、多くの来場者の足を止めていました。

いわゆる「ショールーミング」を店舗側の視点で取り込んだツールともいえます。
いわゆる「ショールーミング」を店舗側の視点で取り込んだツールともいえます。

一見普通のミラーに洋服をかざすと、価格や在庫、クチコミ情報、コーディネート商品などをミラー上に表示する「RFID連動ミラー型サイネージ」も、店頭での“コト体験”を演出し、リアルな場の価値を高める仕組みとしてご紹介しました。

虹色に光る部分が映像表示部。用途に合わせてさまざまな活用法が考えられます。
虹色に光る部分が映像表示部。用途に合わせてさまざまな活用法が考えられます。

小型のカラーディスプレイプロジェクターを商品棚に内蔵し、商品のプロモーションやアイキャッチ効果のある映像を映し出す「デジタル・シェルフ」。スマートなデザインで、次世代店舗における可能性を提案しました。

“決済を起点とした顧客育成”で、デジタルトランスフォーメーションを推進

目の前で行われていたデモンストレーション「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」との連動についてのご質問など、多くの来場者の注目を集めました。
目の前で行われていたデモンストレーション「DNPの考える未来のお買いもののカタチ」との連動についてのご質問など、多くの来場者の注目を集めました。

動画によるポイント解説も行うなど本展示の目玉サービスのひとつだったのが、「CRM革新」コーナーで展示されていた「決済を起点とした顧客育成」です。「DNPマルチペイメントサービス」をはじめ、CRM関連商材を交えた3分間のご説明デモンストレーションを行いました。決済データと購買データを一元管理することで、非会員の個別識別も可能となり、今までよりも幅広い対象それぞれに最適なモデルを適用した顧客育成を実現します。

“客の動線”にフォーカスした精緻なマーケティングを実現

画面の右側が対象者の位置や動き、滞留時間などを目視化したもの。滞留時間が長い人は「赤」など、ステータスに応じた色で表示されます。来店客だけでなく、店舗スタッフの行動を捉え、接客対応の改善に役立てることも可能です。
画面の右側が対象者の位置や動き、滞留時間などを目視化したもの。滞留時間が長い人は「赤」など、ステータスに応じた色で表示されます。来店客だけでなく、店舗スタッフの行動を捉え、接客対応の改善に役立てることも可能です。

「SP革新」コーナーで注目を集めていたのが、「動線分析/インストアマーケティングツール moptar®」です。赤外線を利用し、店内における来店者の振る舞いを動線として可視化することで、従来のPOSだけではできない“非購買者の行動”まで分析できるサービスで、イベント期間内はDNPブース内の動線分析を実演中。展示の前で話を聞く来場者を表すドットの色が、時間の経過とともに変化していくなど、取得できる情報の詳細さに驚く方もいました。

店頭販促や美術鑑賞システムで培った“魅せる技術”で、企画から制作までサポート

同コーナーでは、イベントの活性化やWebへの集客を促す「イベント活性化ソリューション」も展示。デジタル技術の押し付けではなく、ほどよいアナログ感を残すのも、利用者の心に残るコツといえます。
同コーナーでは、イベントの活性化やWebへの集客を促す「イベント活性化ソリューション」も展示。デジタル技術の押し付けではなく、ほどよいアナログ感を残すのも、利用者の心に残るコツといえます。

「MD・チャネル革新」コーナーでひときわ目を引いていたのが、「AR/VRソリューション」。長年、売り場デザイン、棚デザインを支援してきた実績に加え、国内外の美術館・博物館でデジタル技術を使った鑑賞システムを開発してきたノウハウをもとに、“生活者がどう感じるか”を重視した多彩な商品・サービスを紹介しました。システムの開発やコンテンツ制作だけでなく、企画段階からお手伝いできるのも、DNPならではの特長です。

PDCAを革新する、ユーザー視点のマーケティングオートメーションツール

Web施策だけでなくID-POSやDMのデータが取り込めるのも、同種の商材には珍しい大きな強みです。
Web施策だけでなくID-POSやDMのデータが取り込めるのも、同種の商材には珍しい大きな強みです。

「プロセス革新」コーナーでは、「DNPデジタルマーケティングプラットフォーム diip®」に多くの人が集まっていました。デジタル・リアルを横断するさまざまな情報を一元管理できるツールで、最大の特長は“使い続けられる仕組み”であること。従来のマーケティングオートメーションツールにありがちな『高機能だが、使いづらい』という利用者の声を徹底的に分析し、使いやすさを追求した設計が評価を集めました。

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JAPAN SHOP 2017

ブース自体が商材の見本市! 「JAPAN SHOP 2017」DNPブース

一方、こちらは、商空間デザインや店舗什器などを紹介する店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2017」のDNPブース。ブースの内・外装からステージの床材に至るまで自社の商材で構成した個性的な設計で、ひときわ目を引く高さ6mのタワーには、外周に展示コースが、内部に打合せスペースが設けられています。

タワーの外周に沿って展示コースが用意され、素材の質感を間近で確認できます。
タワーの外周に沿って展示コースが用意され、素材の質感を間近で確認できます。
タワーの内側にも商材サンプルが。同じ製品とは思えないほどの多彩な色や質感です。
タワーの内側にも商材サンプルが。同じ製品とは思えないほどの多彩な色や質感です。

素材を横断した表現力で、空間の内と外をつなげる「アートテック®」

高さ6mのタワー外周に敷き詰められた「アートテック」のサンプル。
高さ6mのタワー外周に敷き詰められた「アートテック」のサンプル。
木・石など天然素材の再現はもちろん、下地の金属の素材感を微かに感じさせるなど独自の質感表現が可能。近くで見ると微妙な風合いの差があることがわかります。
木・石など天然素材の再現はもちろん、下地の金属の素材感を微かに感じさせるなど独自の質感表現が可能。近くで見ると微妙な風合いの差があることがわかります。

高さ6mのタワーの外周に沿って貼られたタイル状の建材が、アルミパネルに焼付印刷を施すことで多様な意匠表現を可能にした「DNP内・外装焼付印刷アルミパネル アートテック」です。さまざまな色・模様・質感のパネルが並び、すべて同じアルミパネルとは思えないほど。薄く、軽く、加工しやすいアルミならではの特長に加え、自社ビルで約20年の経年実績があるという高い耐候性・耐食性も本製品の特長です。

屋外での利用も可能な木質表現建材「EB外装フィルム」

ルーバーとは、細長い板を隙間をあけて平行に組んだもの。風や光などを調整して取り込むことができます。
ルーバーとは、細長い板を隙間をあけて平行に組んだもの。風や光などを調整して取り込むことができます。

タワーの裏側にある木目調のルーバーには、「EB外装フィルム」が使われています。「EBフィルム」とは傷や汚れ、耐久性に優れたフィルム材で、住宅内装分野で大手建材メーカーに多数採用されているもの。内装で高いシェアを誇る製品が外装に対応したことで、空間の内と外をつなぐ自由な意匠表現が可能になりました。

クラフト感覚の深い凹凸感で個性的な表現ができる「アルテレリーフ®」

色や素材感は選択が可能。ドアや家具で豊富な実績があり、展示什器などにも最適な建材です。
色や素材感は選択が可能。ドアや家具で豊富な実績があり、展示什器などにも最適な建材です。

店舗空間の個性を引き立てる建材として多くの問い合わせをいただいたのが、「DNP型押化粧板 アルテレリーフ」。従来のフィルムをつかったエンボス加工では表現が難しい、深い凹凸と素材の温かみを実現します。

色彩・デザインが変化する新しい空間体験をもたらす次世代素材「電子ペーパー」

面全体に電子ペーパーを使ったパーティション。加工の自由度が高いため、空間設計に合わせた多彩な利用法が考えられます。
面全体に電子ペーパーを使ったパーティション。加工の自由度が高いため、空間設計に合わせた多彩な利用法が考えられます。

「リテールテック 2017」で注目を集めた「DNP電子ペーパー powered by E Ink」は、生活空間分野でも普及が見込まれています。色彩やデザインが変化する泳動表示が可能なことに加え、発光しない特性を持つため、落ち着きが求められるホテルやオフィスのロビー等の空間を彩る素材として最適です。薄くて軽く、曲げることも可能なので、建材としての使いやすさも大きなアドバンテージです。

設計段階から組み込みを検討できる「インテリアサイネージ」

展示サンプルは、ディスプレイ外周のガラス筐体に木目調の印刷処理を施したもの。印刷処理をせず、透明のままにすることも可能です。
展示サンプルは、ディスプレイ外周のガラス筐体に木目調の印刷処理を施したもの。印刷処理をせず、透明のままにすることも可能です。

普及が進むデジタルサイネージですが、空間設計においてはまだ“什器”として扱われるもので、デザインの調和という面で課題があります。この「インテリアサイネージ」は、ガラス筐体に周囲の意匠を“印刷”することで、建材と連続性をもたせることができるのがポイント。「ダイレクトボンディング方式」により、低反射と、タッチパネル利用時の視差(ズレ)がないのも特長です。

最後までご覧いただき、真にありがとうございました。DNPでは、今後も皆様の課題解決につながる実践的なセミナーやイベントを企画してまいります。

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