製品の安全性・品質

DNPは、製品やサービスを社会に提供する企業の責任として、安全性と品質がすべてに優先すると認識しています。そのためDNPは絶えず、製品やサービスの使用場面をイメージし、「何が求められる品質で、何が安全で、何が使いやすいのか」を生活者視点・顧客視点で考え、改善を繰り返しています。また、企画提案から納入までのすべての段階において人々から満足いただける製品・サービスの提供に努め、一層の信頼を得ていくことを、安全性と品質への取り組みの基本としています。

中長期ビジョン

製品・サービスを社会に供給する企業の責任として、安全性や品質の確保を最優先することで、社会の信頼を獲得する。

対応するSDGs

  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

達成状況を測る指標および実績

中長期ビジョン達成状況を測る指標 目標値 2017年度実績
  • 製品における重大な事故※発生件数
  • 新規開発品の製品安全リスクアセスメント実施率
  • 0件
  • 100%
  • 0件
  • 100%(184件)
  • 重大な事故:当社製品の欠陥によって、製品使用者の生命、身体に重大な被害を及ぼした場合、製品以外の財産に重大な影響を及ぼした場合が対象。

マネジメントシステム

DNPグループの品質経営(社内体制)

DNPの品質経営の基本方針は、製品・サービスに求められる規格や法の規制に適合することはもちろん、顧客企業や生活者のニーズと期待を上回る品質と安全性を有した製品・サービスを提供し、企業としての社会的責任を果たすことです。その推進のため、本社「品質保証・製品安全委員会(委員長:常務取締役)」のもと、各事業部・グループ会社にも同委員会を設け、製品の安全性および品質確保のために実施すべき事項を全社ルールとして定め、品質マネジメントシステムと製品安全管理の体制を構築し、運用しています。

DNPグループ品質保証・製品安全管理体制図

安全性および品質を確保するためのマネジメント

DNPは、製品の安全性および品質確保のために各事業部・グループ会社が実施すべき事項を全社ルールとして定めています。そのルールにもとづき、年2回、全社の活動状況や課題などが「品質保証・製品安全委員会」に報告され、方針や目標の見直しおよび改善に関する指示が出されます。これに従って本社の統括部門がより高い安全性と品質確保をめざして、事業部・グループ会社に指導を行っています。

また、顧客企業や市場の要求に応じて、品質マネジメントの国際規格であるISO9001をはじめ、食品包装分野で食品安全マネジメントシステムFSSC22000の認証を、情報管理分野でITセキュリティ認証(ISO/IEC15408)や個人情報保護(プライバシーマーク)、情報セキュリティ(ISO27001/ISMS)などの認証を取得しています。

マネジメントの流れ

規格取得状況

社会課題と解決に向けた取り組み

DNPが認識する社会課題

相次ぐ日本企業による品質不正事案(2017年)

2017年度は「不適切な法定検査問題」や「品質データ改ざん問題」に代表されるように、企業による品質不正事案が多く発覚し、報道されました。DNPは、法令違反や品質不正に対する危機管理を十分に行い、未然防止に取り組んでいます。

解決に向けたDNPの取り組み

品質不正防止に対するDNPの取り組み

2017年、日本国内で相次いだ品質不正問題の発生を受け、DNPでは同様の問題を自社において発生させないために、法令違反や品質不正などが行われていないかについて、全部門で緊急点検を実施しました。その結果、違反や不正につながる恐れがある事象はなく、ルールにもとづいた運用が行われていることを確認しました。また、品質管理体制の強化とそれを確実に実行するための顧客企業との仕様の取り決め、検査の信頼性確保などの全社ルールについて、役割に応じた部門別教育を継続的に実施しています。これからもDNPは、法令遵守や不正防止を徹底し、ステークホルダーならびに生活者視点に立った品質・安全性の確保に努め、社会から高い信頼を獲得できるよう、製品・サービスを提供する企業としての責任を果たしていきます。