大下藤次郎の水彩画 なつかしの風景
大下藤次郎は、明治時代に活躍した水彩画家です。風景画を得意とした大下は、各地を精力的に旅行し、土地ごとの風景を写して歩きました。また絵画制作だけでなく、出版活動や講習会を通した水彩画普及運動に努めた人物でもありました。水彩画が今日の私たちにとって身近な物であるのは、ひとえに大下の努力があったからだといっても過言ではありません。
本展覧会は、島根県立石見美術館が所蔵する200点にのぼる水彩画、および日記やスケッチブックなどの資料によって、大下藤次郎の約20年にわたる画業を紹介するものです。繊細な筆遣いと美しい色彩が織りなす風景画の数々は、見る者の胸に郷愁や、自然を愛する心を呼び覚ましてくれます。百年前の日本、「なつかしの風景」への旅をご堪能ください。[広報資料より]
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