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九州エリア展覧会/イベント情報 川浪千鶴
Exhibition
福岡アジア美術館 常設展案内

会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリーA、B
   福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン7F
会期:各展示による
開館:10:00〜20:00(入館は19:30まで)、休館日=毎週水曜日
入場料:一般200円、高大生150円、小中生100円(アジアギャラリ−共通料金)
問い合わせ先:Tel. 092-771-8600(ハローダイヤル)


常設展示・アジアの近現代美術

会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリーA
会期:1999年6月17日〜9月15日

福岡アジア美術館の1,000点を超えるコレクションを、さまざまなテーマで紹介していくもので、今回はアジア美術が西洋美術の影響を受けながら独自の表現を追及していく過程を紹介している。アジア各国の充実した近現代コレクションは圧巻。会場をまわると、福岡市美術館時代から積み上げてきた独自の調査や作家との交流から生みだされた、数々のアジア美術の展覧会の思い出がよみがえってくる。長年の調査、研究、交流、展覧会を経て集められたコレクションという、美術館として当たり前の行為の蓄積がとてもまぶしく感じられる。

常設展示・南西アジアの大衆美術

会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリーA
会期:1999年6月17日〜8月10日

神秘的なタントラや、映画や戦争などが画題となったにぎやかなリキシャ・ペインティング(現物のリキシャも)などを展示。

常設展示・インドネシア・バリ島の美術

会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリーB
会期:1999年8月12日〜9月21日

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Exhibition
「第1回福岡トリエンナーレ」交流プログラム記録展

会場:福岡アジア美術館 交流ギャラリー
   福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン8F
会期:1999年7月1日〜8月3日
入場料:無料

問い合わせ先:Tel. 092-771-8600(ハローダイヤル)


3ヶ月におよんだ福岡アジア美術館開館記念展「福岡トリエンナーレ」がついに終了した。展示内容も刺激的だったが、毎月10名近いアーティストが来福し、公開制作、パフォーマンスに加えてアーティスト・トークなど日々めまぐるしく行った活動や交流そのものが、アジア美術館の役割と未来を象徴していた。後小路学芸課長らの活動を「美術館の役割の設定を、その起源を訪ねることに置き換えないで、今必要なことから始めて、それに美術館という名前をつけてしまう」と語るミュージアム・シティ・プロジェクトの山野真悟氏の言葉に、私もうなずいてしまう。
会場には絵画やオブジェなど作品の一部、新聞・雑誌等の記事のクリッピングなどのほか、滞在作家の日々を記録したコメント付きのスタッフ撮影の写真やビデオが多く展示されている。
写真を眺めていて改めて気づいたことのひとつは、実に多くのボランティアが参加、協力していたこと。美術館ボランティアはもちろんのこと、イベント情報のファックス・メール号外を出し続けたIAF芸術研究室、作家の制作を手伝い、温泉でリラックスさせたりときめの細かいお世話を続けた藤浩志氏などなど。福岡の共同体意識は確かに強いが、やはり双方向であってこその交流という思いを共有しているからに他ならない。もうひとつは、ビールやもやしやアイスクリームなど、食べ物系のプロジェクトが多かったこと。こうした気軽で敷居の低い参加型作品は、子どもからお年寄りまで、幅広く受けていた。
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Exhibition
アジア系アメリカ人芸術家1945−1970:伝統と抽象

会場:福岡アジア美術館 企画ギャラリー
会期:1999年7月17日〜8月22日
入場料:一般1000円(800円)、高大生700円(500円)、小中生400円(300円)
    *( )内は前売及び団体料金
    *上記の料金で常設展も鑑賞できる


アジア系アメリカ人芸術家1945−1970:伝統と抽象
1940年から60年にかけての抽象表現主義全盛のアメリカに在って、それらの影響を受けながらも伝統文化の思想に基づき東洋と西洋の融合を試みていた中国、韓国、日本をルーツに持つアジア系アメリカ人の芸術家に焦点をあてた展覧会。
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Exhibition
夏休み子ども美術館−不思議な妖怪大集合

会場:熊本県立美術館 本館2階展示室
   熊本市二の丸2番
会期:1999年7月20日〜9月5日
開館:9:30〜17:00(入館は16:30まで) 休館日=毎週水曜日
入場料:一般260円(190円)、大学生160円(120円)、高校生以下無料
    *( )は団体料金
問い合わせ先:Tel. 096-326-1512


平成7年度から始まった「夏休み子ども美術館」の今回のテーマは、古美術の紹介。子どもたちにより広く美術に関心をもってもらうために「百鬼夜行図巻」や「十二類合戦絵巻」など、さまざまな妖怪が登場する絵巻を中心に展示を行なう。自国や地域の文化・歴史を古美術を通して知ることは、鑑賞教育の重要な課題といえる。子どもと美術館を結ぶ教師ボランティア・グループ「わーくしょっぷの会」メンバーによるギャラリートークは、熊本県立美術館の普及活動の重要な柱となっている。

「夏休み子ども美術館」ギャラリートーク

日時:7月24日(土)、8月14日(土)、ともに11:00〜12:00
場所:展覧会場内
担当:わーくしょっぷの会
参加無料

「夏休み子ども美術館」公開研究会〜子どもと美術のこれから〜

日時:8月14日(土)13:30〜15:30
場所:本館講堂
ゲスト:長田謙一氏(千葉大学教授)

当日開催されるギャラリートーク終了後、わーくしょっぷの会のメンバーも加わって行なわれる、子どもと美術の関わりをテーマとした公開研究会。

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