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展覧会レビュー
森村泰昌「烈火の季節 / なにものかへのレクイエム・その壱」
11/11〜12/16 SHUGO ARTS[東京]
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初日には会場でジャージから三島由紀夫が最期を迎えたときに着ていたような制服に着替え、巻紙に書かれたセリフを読むというパフォーマンスがあったと聞いていた。脱ぎ捨てられたジャージや開いたままの巻紙と、ここに乗って読んだのであろうと察することのできる箱などが画廊に残されている。歴史に残る暗殺、殺害の直前のシーンの写真を森村自身が殺す側あるいは殺される側の主人公に扮して作品にしているものと、細江英公が三島を撮った写真を、森村自身が三島に扮して撮った作品が両側に並ぶ、最後の正面の壁には映像でアートのありようについて演説する三島に扮する森村がいる。その言葉は三島のではなく森村の言葉だ。鬼気迫るものがあるが、パフォーマンスはもっとリアルだったのではないかと思われる。
[12月8日 原久子]
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