浅井忠と関西美術院展
10/17〜12/3
京都市美術館
［京都］
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明治38年に浅井忠らを中心に結成された関西美術院を通して、関西における明治洋画壇の一断面が浮き彫りにされた。武士や貴族、神話を描いた日本的主題の洋画や、当時の秀逸な鉛筆画など、以前から興味を持っていたジャンルの作品が数多く見られたのだが、私自身は大いに満足。それを抜きにしても、やや地味ながら内容の濃い企画だった。また、（以前、村田真氏が指摘していたので繰り返しになるが）図録が1,700円と安価な割に資料価値が高いのも好感が持てた。
［11月28日 小吹隆文］
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