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展覧会レビュー

村田真 原久子

長尾浩幸展
6/17〜29 信濃橋画廊[大阪]
 
 
長尾浩幸展
日本のアニメーションの一場面を切り取り作品化している。眠りのシーンなどを描いて、全体をレースのカーテン地で覆う。カーテンの向こう側を見るもう一つの視点。今度はカーテン地なしでやってみてはどうでしょう?
[6月27日(木) 原久子]
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長谷川博士
6/18〜30 VOICEギャラリー[京都]
 
  長谷川は写真というメディアを一貫して使ってきた。今回の被写体は竹を裂いたもの、餅、梅干しを真中にのせた日の丸弁当などだ。教えられないとわからないが、被写体が何であるかは重要ではない。ご飯の1粒ずつの凹凸が陰影をつくり出し、梅干しの赤が白い米粒に反射していたのか、ふんわり赤みを帯びたグラデーションのついた日の丸弁当に1票。
[6月28日(金) 原久子]
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今村哲
  5/25〜6/22 ケンジタキギャラリー[名古屋]
 
 
今村哲
今村作品を京都のmori yu galleryでつい最近作品を見せてもらったばかりだ。天井が低くて広くはないが、壷庭から小さくても空の見える町家で見る作品と、広くて天井も高い白い壁のスペースで作品を見るのとでは、作品との心理的な距離感が異なるのに驚く。
[6月29日(土) 原久子]
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  染谷亜里可
  5/25〜6/22 ケンジタキギャラリー[名古屋]
 
 
染谷亜里可
布の色を漂泊して落とすことで絵を描いてゆく染谷の作品は、見る位置によって布の目が影響するのか1枚の静止画なのに、空間の動きと時間の流れを感じる。空に浮ぶ雲をモチーフに描いた今回の作品は、特にそれを意識的に印象付けようとしたものなのだろうか。本人に質問すればよかった…。布の作品より前から手がけているという木板にモーターオイルで描いた作品は、湿度によって全く見える図柄が変化するという。永遠に変化しつづける作品なのだそうだ。
[6月29日(土) 原久子]
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柴垣美恵
  6/18〜30 ギャラリーそわか[京都]
 
 
柴垣美恵
5枚組の「PLANET WORLD」は和紙をパネル張りし、アクリル絵具で描いた作品だ。本の上に出現した恐竜達、本の中に描かれた鳥獣達。「私は想像で描くことは出来ないんで、実はこれもチョコエッグなんかに入っている模型を図鑑の上にのせたりして状況をつくりあげているんです」と少し照れながら話してくれた。…柴垣さんを作品のモデルとして知っていた。柴垣さんは想像通りの雰囲気をもった人であり、想像していたよりずっと美人だった。
[6月30日(日) 原久子]
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写真交流展 Asian Crossing : vol.1 「韓国×日本」京都展
6/23〜7/12 京都芸術センター
 
  韓国と日本から各13名の写真を用いて制作をしているアーティストが出品するグループ展。いずれの作家もそれぞれの視点でイメージを切り取ってゆく。作品だけを見ていると、2つの異なる国に暮らしているとはいえ、それほど顕著な文化的な差は作品に見られない。
[6月30日(日) 原久子]
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  松山淳 ちくびる〜む展
  6/25〜30 アートスペース虹[京都]
 
  靴を脱いで作品であるカーペットの上を歩く。そのカーペットもソファもクッションも乳首をかたどった突起を等間隔に配列していて、素材のクニュっとした柔らかさにドキッとする。色が黄色とかグレーならカーペットは盲人用ブロックにも似ている。視覚的情報がなければ、柔らかい突起を足の裏に感じて、その違和感にドキドキしただけだったかもしれない。いつもおっぱいをモチーフに制作活動をしている松山賢というアーティストがいるが、松山淳は松山賢のパロディなの??
[6月30日(日) 原久子]
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  三宅砂織個展
  6/25〜7/7 ギャラリーcoco[京都]
 
 
三宅砂織個展
今回の出品作は児童公園が舞台となっている。単なる少年期の思い出といった単純なセンチメンタリズムではなく、三宅砂織のリトグラフ作品を見て、記憶と妄想とが混じり合う中でヒリヒリとするような感覚に襲われる人がきっと私以外にも沢山いるに違いない。
[6月30日(日) 原久子]
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