artscape
artscape English site
プライバシーステートメント
 
展覧会レビュー
ときめき★encounter
11/21〜11/23 秋葉原UDXビル2F AKIBA_SQUARE[東京]
<前のレビュー 次のレビュー>
ときめき★encounter
多摩美術大学の長谷川祐子ゼミが企画した展覧会。秋葉原の商業施設の一角を会場に、高木正勝や池田光宏の映像作品や石上純也の家具、ゲルダ・シュタイナー&ユルグ・レンツリンガーのインスタレーションなどが展示された。秋葉原という都市の特性を活かした展示構成を期待したが、とくに都市空間のなかで美術表現を立ち上げることの条件を熟慮しているようには思えなかった。ごくごく基本的なことだけれども、商品や広告が充満する空間にあっては、美術作品はホワイトキューブのように無条件に自立することはできない。ホワイトキューブでは視線がおのずと作品に集約されるように制度化されているが、都市空間ではさまざまな雑多な要素が交錯しているため、視線が一点に集まるということがほとんどないからだ。絶えず揺れ動く視線運動が支配的な都市空間で美術表現を成立させるには、だから、まずはその場の空間の質を見極めることが必須条件となる。この点を踏まえたうえで、それに対抗しようとするのか、共存しようとするのか、あるいは隠れ蓑として利用しようとするのか、いろいろな手段を考えればよい。まちがっても、アトリエからそのまま持ち出してきたかのようなパブリックアートの二の舞を演じてはならない。
[11月23日 福住廉]
ページTOPartscapeTOP 
DNP 大日本印刷 ©1996-2007 DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社が運営しています。
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社の登録商標です。
artscape is the registered trademark of DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
Internet Explorer5.0以上、Netscape4.7以上で快適にご利用いただけます。