村田真/原久子 |
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3/16 |
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佐々木里加展
3/12〜24 ギャラリーQ[東京] |
VOCA展にも出ていた作家。自分の脳をスキャンし、それをもとに立体モデルをつくってCG処理し、出力して調整するという手の込んだもの。できあがったイメージは雲のように茫洋としている。脳の雲……。ところで、森美術館にいた人がギャラリーで働いていた。森美術館はいまや沈没前の船か。
[3月16日(金) 村田真] |
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飛田英夫
3/12〜17 ギャラリー山口[東京] |
室内・屋外さまざまな風景写真が並んでいるが、よく見ると被写界深度が浅く、植物も建物も人物も自分でつくったミニチュアであることがわかる。極端に被写界深度を浅くして風景を撮る木村伊兵衛賞の本城直季の写真とは逆。しかし、何十点もつくっているわりに全体でストーリーとか関連性とか考えているわけではないし、モノクロとカラーも混ざっているし、額装もせずに展示しているので、思いつきでやったように見られてしまう。もう少し見せる工夫をしたほうがいい。
[3月16日(金) 村田真] |
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愛国作品展
2/20〜3/17 ツァイト・フォト・サロン[東京] |
入口正面にドーンとでかく枕の絵。縮めると「枕絵」だが、これはそんなコジャレた妙技を使うわけでもなく、枕そのものの絵。だからなんなんだ?と問う以前に説得力がある。蚊の絵もある。蚊を描くか?やっぱり中国はすごい。
[3月16日(金) 村田真] |
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Lab Motion
2/14〜3/21 トーキョーワンダーサイト本郷[東京] |
3組のアーティストが期間中たらたらとワークショップなんか開きながら制作していくという、ゆるい展覧会。いや展覧会というより公開制作というかオープンスタジオというか。1階のエキソニモは、不用のおもちゃを集めてきてつなげたり並べたり。2階のトーチカは、光りもので宙に字や絵を書いて撮影。チラシのタイトルがそれだ。3階のアシスタントは、別にだれかのアシスタントではなくユニット名で、部屋をモノクロと赤を基調にしたカラー空間に分けてインスタレーション。会期も終わりに近かったせいか、展覧会っぽかったです。それにしても、東京ベースのアーティストなのに、キュレーションに原久子の名が入ってる。なわばりを荒らさないように。ぼくとはかぶらないけど。
[3月16日(金) 村田真] |
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山城知佳子個展──Garden Talk
2/23〜3/17 プロジェクトスペースKANDADA[東京] |
VOCA展出品作家。VOCA展の作品はよくありがちな写真だったが、話してみるとおもしろそうだったので来てみた。沖縄の大きな墓の前で裸足むき出しで逆立ちしたり、唄ったり踊ったりする映像。今日は、東京で習ったという沖縄三味線の成果を披露してくれた。アートの狭い世界で活動するのでなく、社会へのアクティヴィティをアートとしてとらえる視点がある。
[3月16日(金) 村田真] |
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