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展覧会レビュー

村田真 原久子

  鈴木理策
  1/20〜2/14 ギャラリー小柳[東京]
 
  透明感のある青い空の下、満開の桜を撮った写真。微妙な位置に焦点位置があって、じっと観ていると平衡感覚がおかしくなってくる。壁をぐるりと囲む桜の写真に見るうちに、写真を観ている自分と空間の距離が急に離れたり、近付いたりする不思議な体験をした。
[1月23日(木) 原久子]
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筒井伸輔
  1/15〜2/15 ミヅマアートギャラリー[東京]
 
  バッタの抜け殻をそもそも私はこれまで見たことがなかった。筒井の新作のタブローはその抜け殻の9つのパートに分けて拡大して描いていったもの。蜜蝋の質感が作品全体のトーンを作り出す。
[1月24日(金) 原久子]
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二箇所―絵画場から絵画衝動へ―中西夏之
  1/16〜2/2 東京芸術大学大学美術館[東京]
 
  芸大の退官を記念して複数の画廊や美術館で中西夏之の個展が開かれている。ものの見方、とらえ方、そのアウトプットの手法や過程について、不忍池などで、実験的な経験と議論を繰り返しながらすすんでゆく学生との授業の様子がスライドで映し出されていた。作品が展示されているだけでなく、教育機関での企画のあり方のひとつの提案だと思えた。言葉で伝えるだけではなく、共に実践しながら考えてゆくワークショップのような授業スタイルを見ていて、学生が羨ましくもあった。中西展のカタログ編集があるのだと取手から上野に急いでいた油絵科の院生の姿を思い出した。
[1月24日(金) 原久子]
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  GIFT / Winter Show
  2002/12/17〜2/7 SCAI THE BATHHOUSE[東京]
 
  13人の若手作家たちの小品展。ショーケースのようにずらりと並んでいて、たくさんの作家の作品を見てお得な印象を受ける一方、はじめて作品を観るポル・マロなどは、個展を観てみなければ、実力のほどが確認できないような気もした。
[1月24日(金) 原久子]
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ダニエル・リベスキンド展
12/20〜2/23 ICC[東京]
 
  ベルリン・ユダヤ博物館などの建築設計で注目を集めるポーランド生まれのリベスキンド。最近手がけた建築作品を展示室をまるごと模型にしている。音楽を学んだ後に、建築を勉強するという特異な経歴が影響しているのだろうか。視覚的なものは、目の前にある表面しか伝えないが、音は隅々にまで振動を通して響き渡る。そんなことをふと考えさせる展示だった。
[1月25日(土) 原久子]
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  ゲルハルト・リヒター展
  1/31 ワコウ・ワークス・オブ・アート[東京]
 
  2会場で構成され、一方は絵画のみ、もう1会場はインスタレーション。一見まったく相容れないかに見えるそれぞれの会場の作品。形態は異なるのに、同じ気配を感じたのは気のせいだろうか。インスタレーションの展示会場では立ち位置を変えては、そこから視界に入ってくるものを確認して視覚遊びをこっそり楽しんだ。
[1月25日(土) 原久子]
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  ヴォルフガング・ライプ展
  1/17〜3/8 ケンジタキギャラリー[東京]
 
  リヒター展をやっている画廊と隣合わせていて、同じドイツ出身のアーティストだというのに、こんなにも違う感性。東京国立近代美術館豊田市美術館でも展覧会を開催中だ。ドゥローイング展にして、こんなに緊張感を強いられるとすれば、美術館でのインスタレーションは密やかに息をこらして観なくてはいけないのだろうか。
[1月25日(土) 原久子]
 
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