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展覧会レビュー

村田真 原久子

アーティストサポートexhibition
  5/20〜24 ギャラリーeSIESTA[東京]
 
  小品のグループ展。「アーティストサポート」と謳っているけど、アーティストが(なにかを)サポートしているのか、アーティストを(だれかが)サポートしているのか、よくわからない。それぞれの作品の前に各作家の名刺や記名帳が置いてあって、見に来た人とコミュニケーションをとろうとしていることはわかるけど、その前に必要なのは作品の質を向上させることですね。
[5月21日(水) 村田真]
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武石勇二展
  5/19〜24 ギャラリー白[大阪]
 
  漆工という伝統的な技法を用いて制作する武石。とてもコンセプチュアルな絵画的実験も行なっている。
[5月22日(木) 原久子]
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山下雅己展
  5/19〜24 Oギャラリーeyes[大阪]
 
 
山下雅己展
山下はずっと植物をモティーフに絵を描いている。実直な描き方は人となりまで表わしている。久しぶりに彼の作品を眼にして「目の前にあって見えているものよりリアルだね」と思わず本人に声を掛けた。彼は実家の庭にキャンヴァスを置いて自然光だけで描いているという。それを聞いて彼の作品の中の光が、他の人のものと違う印象を与えるわけを理解できた。
[5月22日(木) 原久子]
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田村仁美展
  5/12〜31 ギャラリーwkrs[大阪]
 
 
田村仁美展
動物を描いているが、動物を描こうをしているのかどうかは確信が持てなかった。描いては何度も絵具でそれを消してゆく。そしてまた描いてゆくという。
[5月22日(木) 原久子]
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ハン ジェンマ展
5/30〜31 ギャラリー風 SAI GALLERY[大阪]
 
  本の体裁をとってつくられた作品は、ジッパーやスナップ、コンセントといった異なるものをつなぐ機能をもつアイテムを用いて作られている。釘を用いたシリーズは鉄の赤茶けた錆の痕跡を版としていった紙の作品。あるいは、釘を連結させてまるで人が並んでいるかのように見える作品は、白いパネルの上にできた影と物質としての釘が重なりあって不思議な次元を浮かび上がらせていた。
[5月22日(木) 原久子]
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  大乗寺 [兵庫]
 
 
大乗寺
大阪市立美術館で9月からはじまる円山応挙展に出品される襖絵を現地見学に行く。応挙とその弟子が8年かかって描いた襖絵は、本堂の四隅にはそれぞれに四天王にあたる絵柄が用いられ、全体の構成が曼陀羅図のようになっており、立体曼陀羅といわれるのだそうだ。隣合う部屋同士が異なる絵柄でもつながりをもち、たとえば海の方向には海岸が描かれ、外の世界にまでつながりをもつ。展覧会でもそうした空間性をいかして、まるで部屋のなかに座って観ているかのように展示構成される予定だ。
[5月23日(金) 原久子]
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オダナカ康 -原光-
  5/20〜6/1 ギャラリーそわか[京都]
 
  新旧のペインティング作品をまず展示したのち、複数のキャンヴァスからなる作品をパズルのようにして組み合わせを変えるといった試行を繰り返す。すでに組み合わせが変わってしまっている作品しか観ていないので、違和感はないが、最初の展示を観ていたらかなり印象が違ったのかもしれない。ギャラリーの2階スペースには資料コーナーやカフェKafe-urlichtを設けて、支払いに関しては地域通貨を用いていた。一旦「円」をこの場所で流通する砂糖菓子からなる通貨「楽(RAKU)」に交換して使う。会期中には、「絵画」についてのトークセッションや、藤浩志と「ビオニプラ」の話ができる催しなどが組まれていた。これはオダナカの「展覧会はそこでいろんなことが生起する空間であってほしい」という呼びかけに賛同した有志(友人のアーティストなど)が自発的に運営するものだった。まったりとした時間の流れについつい皆が長居をしていた。
[5月25日(日) 原久子]
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