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「第三の創業」の実現に向けて

 私たちDNPグループは、大きな時代の変化の中で、社会課題の一つひとつに真摯に向き合い、その解決につながる新しい価値の創出に取り組んでいきます。

 DNPは企業理念に「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する」ことを掲げ、「P&Iイノベーションにより、4つの成長領域を軸に事業を拡げていく」という事業ビジョンを示しています。「P&I(Printing&Information)」とは、DNPが培ってきた、他社にはない強みであり、それらを掛け合わせることで、社会により良い変革(イノベーション)を起こしていくよう、さまざまな企業活動を推進しています。

 世界には今、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」にもあるように、多くの課題が解決されないまま残っています。つまり、そこにはまだ解決策が存在しておらず、私たちがその解決策をつくり出せるなら、それがこれまでになかった“新しい価値”となります。「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」という「4つの成長領域」は、DNPだからこそ解決可能なターゲットを明確にしたものであり、“新しい価値の源泉”であると考えています。

 1876年に創業したDNPの前身の秀英舎は、「文明の業を営む」という言葉を舎則に掲げました。ここでいう文明とは、人々が希望を持ち、未来を夢見ることができる平和な社会を指しており、DNPは常に、より良い未来に向けてさまざまな課題を解決していくように事業を営んできたと言えるでしょう。その志は、今も変わりません。

 また戦後の混乱期には、印刷技術を応用・発展させることで事業領域を拡大する「拡印刷」に挑み、世界でも稀な総合印刷業へと成長しました。これを私たちは「第二の創業」と呼んでいますが、自分たちの強みから離れずに、強みを最大化することで事業領域を拡げていく戦略は、現在も軸足として生きています。

 しかし今、私たちは、これまでとは異なる急激で大規模な変化の中にあり、グループを挙げて「第二の創業」を超える変革を進めて、「第三の創業」を実現させていく必要があります。DNPは、社会課題を解決する価値を創出し続けていきます。

 また、この「第三の創業」は、多くのパートナーと広く協業していくことで、初めて実現が可能となります。ステークホルダーの皆様との対話を深めて、強みのある製品・サービスの開発を加速させ、その価値をグローバルに提供していきます。その実績の積み重ねを通して、DNPが社会とともに持続的に成長し、全てのステークホルダーの皆様に信頼していただけるよう、グループが一丸となって努めてまいります。


代表取締役社長北島義斉
(2018年6月28日就任)