2020年11月27日

地域創生に向けた観光プロモーションサイト「Sustainable Tourism LABO」を開設

日本国際観光映像祭と連動し、観光映像コンテンツを活用した観光振興のあり方を発信

大日本印刷株式会社(DNP)は、観光映像コンテンツを活用した地域創生事業の推進に向けて、「日本国際観光映像祭」の宣伝・告知・記録を担う「観光映像プロモーション機構設立準備委員会」に参画しています。同委員会は、新型コロナウイルスの影響による社会環境の変化にともない、新たな観光の活性化施策が模索されるなか、良質な観光映像を起点とした観光の振興を目的とするプロモーションサイト「Sustainable Tourism LABO」を11月27日に開設しました。DNPは、日本国際観光映像祭の事務局運営を担当しており、このサイトを通じて観光映像起点の観光振興に有益な情報を発信することにより、全国の観光地や自治体の課題解決と、新しい観光地経営の改革を支援していきます。

観光プロモーションサイト「Sustainable Tourism LABO」の画面 

【開設の背景】

観光庁は、2021年度予算の概算要求概要*1において、新たな旅の普及・定着を図る方針の一つに、デジタルトランスフォーメーションの推進による観光サービスの変革と観光需要の創出を掲げています。その地域ならではの体験や魅力を伝える訴求力の高い映像等のコンテンツを発信し、生活者の認知から興味へ、そして来訪や購入・消費などの行動を促し、中長期的な地域の活性化につながる観光地経営を実現していくことが求められています。

また、観光映像の質の向上と観光交流の促進を目的として、国内外の優れた観光映像を広く募集して表彰する日本国際観光映像祭は、2019年11月に国連世界観光機関(UNWTO) 認定の観光映像祭ネットワークCIFFT(International Committee of Tourism Film Festivals)*2への入会が承認され、インバウンド向けのアピールを狙う各団体からの注目度も高まっています。

DNPは2019年の初開催から日本国際観光映像祭を共催し、観光映像に関する国内外の相互流通の仕組みの構築などに努めてきました。今年度も、新たな地域創生事業の推進のため、2021年3月2・3日に開催される第3回日本国際観光映像祭を共催し、映像を起点とする観光振興を目指すプロモーションサイト「Sustainable Tourism LABO」を事務局として開設、運営します。

【「Sustainable Tourism LABO」の特長】(https://jwtff.world/tourismlabo/

観光映像を起点とした観光振興に有益な情報を発信するWebサイトです。日本国際観光映像祭の事務局として当サイトの運営を行うことに加え、今後本格稼働していく「観光映像プロモーション機構」の参画企業や団体等とともに、コンテンツの拡充などを適宜行っていきます。

(1) 第3回日本国際観光映像祭のプロモーション

(2) 日本国際観光映像祭並びに観光映像/映像起点の観光振興に関わる各種問い合わせの対応

(3) 映像祭実行委員会と連携して、映像起点の観光振興を推進する情報の窓口(ポータル)機能

〇NEWS:第3回日本国際観光映像祭の最新情報の発信や地域公共団体の観光映像の紹介

〇CASE STUDY:国内外の良質な観光映像コンテンツの事例を紹介

〇TECHNOLOGY:良質な観光映像に関する先端技術や手法などを紹介

〇DIGITAL:観光映像を起点とした効果的なデジタルマーケティング手法などを紹介

〇PROJECT:新しい観光映像の取り組みの実践事例を紹介

〇RESEARCH:観光関連企業による観光振興に寄与するさまざまな有益な取り組みを紹介

【今後の展開】

DNPは、日本国際観光映像祭実行委員会と連携し、持続可能な観光地経営の実現に向けて、観光関連事業に関わる企業や他の業種・業界、団体や教育機関などの参画を募り、2020年12月の「観光映像プロモーション機構」の設立を目指します。この機構との継続的な連携や、2021年3月に開催予定の「第3回日本国際観光映像祭」の共催を通じて、国内外の優良な観光コンテンツを活用した地域創生事業の拡大を目指します。


■第3回日本国際観光映像祭(URL:https://jwtff.world/aboutjwtff/

今後日本が世界の平和や文化振興に貢献し、観光立国を進めていくうえで重要となる観光映像のあり方を考える映像祭です。世界から広く映像を募集すると同時に、今回初めて、与論島(鹿児島県与論町)をフィールドにし、観光と住民、コロナ禍と人々の暮らしを見据えた映像を優れた映像作家と模索する企画「ART&FACTORY JAPAN」も行います。期間を通じて、VR(仮想現実)等の映像技術や、デジタルマーケティングとの連動施策などを活かした映像の配信、SDGs を考慮した観光映像についての議論、優れた観光映像の表彰などを実施します。

〇主催:日本国際観光映像祭実行委員会

(構成:和歌山大学国際観光学研究センター、摂南大学、和歌山大学観光学部)

〇共催:観光映像プロモーション機構設立準備委員会(事務局:大日本印刷)

〇会期:2021 年3 月2日~3日

〇開催場所:音羽山 清水寺(京都)/開催形式: 清水寺から世界に向けてオンライン配信予定

*コロナ終息と観光による世界の対話を祈念した法要も行われます。


*1 2021年度 観光庁予算概算要求概要 : https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/yosan/youbou.html
*2欧米を中心とした17の国際観光映像祭の連合体で、1989年設立 : https://www.cifft.com/
※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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