DNPバーチャル接客サービス 決済までワンストップに行える“ライブコマース機能”などを搭載

販売員のテレワークや業務効率化を推進し、障がい者やLGBTQなど多様な人材の活躍を支援

大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、VR(仮想現実:Virtual Reality)技術を用いて、バーチャルキャラクターが店舗やイベント会場などで接客やデモンストレーションを行う「DNPバーチャル接客サービス」*1に、新たに人の顔などの動きを読み取るフェイストラッキング機能とオンラインで決済できるライブコマース機能を搭載してサービスを拡張しました。コロナ禍で需要が高まるオンライン接客の質の向上と業務効率化を支援するとともに、障がいがあって移動が困難な人でも遠隔地から接客できるなど、多様な人材の雇用機会を創出します。

イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=9YM0EVtoVX4

DNPバーチャル接客サービスの新機能について

本サービスは、販売員が遠隔地のオフィスや自宅などから、バーチャルキャラクターを自分の動きと同期(シンクロ)させて操作し、店舗等でディスプレーを見る顧客に商品紹介やデモンストレーションなどの接客を行います。このような非接触の接客が可能で、キャラクターや演出等でエンターテイメント性を持たせることにより、新たな体験価値を提供します。今回、以下の機能を追加します。

フェイストラッキング機能 : 
  • 従来はVRゴーグルとコントローラーを装着してキャラクターを操作していましたが、株式会社キッズプレートとの連携により、カメラで人の表情を読み取るフェイストラッキングとキーボードによる操作だけで、人とキャラクターの動きをシンクロさせることを可能にしました。これにより、操作が容易になり接客業務が効率化するほか、接客と同時に記録の記入等ができるため、課題抽出や顧客分析の強化につながります。

ゴーグルとコントローラーによるキャラクター操作(左)、新機能によってこの機材が不要に(右)
ライブコマース機能 : 
  • 従来は決済機能と連動していなかったため、接客された顧客が商品を購入する場合、画面を切り替えてECサイトに移動したり、リアルなレジに移動したりして購入手続きを行う必要がありました。この課題に対してDNPは、2021年3月に株式会社ギブリーと連携し、同社が提供するライブコマース「Virtual Store」を用いることで、オンライン接客を行いながら、顧客は商品・サービスの選択や購入・申込みまで一元的に行えるようにしました。
  • 販売員は自身の顔または、キャラクターで接客することが可能です。

  • 顧客は事前に接客を受ける日時の予約が可能です。
  • 「店内をビデオカメラで映し商品を見せる」「Webサイト画面を共有してサービス資料を見せる」など、販売員の多様な提案活動が可能です。
  • 顧客は、画面に映る商品・サービスを確認しながら、「もっと詳しく見せて」「サンプルがほしい」と要望することができます。
  • 4月以降EC機能との連動により、接客と同時に、購入・申込みまでワンストップで行うことができます。

ライブコマースの画面イメージ

開発背景と提供価値

コロナ禍をきっかけのひとつとして、生活者の価値観や購買行動の変化が加速しています。そのなかで、リアルとデジタルの場で、生活者と流通・小売業のコミュニケーションを切れ目なく(シームレスに)つなぎ、生活者一人ひとりに最適なタイミングで最適な情報を届けることが求められています。こうした課題に対してDNPは、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって商品・サービスの価値を高め、生活者に新しい買い物体験を提供する「ストアDX」に注力しています。今回、「DNPバーチャル接客サービス」の導入企業の販売員や生活者から寄せられたニーズに対応して本サービスの機能を拡張し、販売員の業務を効率化するとともに、より多様な接客コミュニケーションを可能にします。

またDNPは、一人ひとりの多様性を強みとして活かしていく「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括)」の取り組みに注力するなかで、本サービスの活用も進めています。例えば、車椅子の利用者や身体に障がいがある人なども含め、誰でも簡単に利用できるように機能向上を図っていきます。また、「プライドハウス東京」が運営するLGBTQセンター「プラウドハウス東京レガシー」*2において、受付や窓口業務に本サービスが導入されており、新たな自身の表現方法として活用されています。

今後の展開

DNPは引き続き、家電量販店や携帯電話販売店などに向けて、本サービスを提供していきます。また、多様な人々の新たな表現手法として本サービスを活用するほか、多様な人材の強みを掛け合わせる雇用機会や活躍の場の創出を推進していきます。地域活性化を目的とした地方自治体での活用なども推進し、DNPは本サービスの関連で、2023年度までに3億円の売り上げを目指します。


■株式会社キッズプレート(代表取締役:茂出木謙太郎 本社:東京 2006年創業):「世界中の【こどもごころ】に発見と驚きを提供」することを企業理念としVR/AR活用コンサルティングやアプリ企画・開発等、幅広くインターネット上における企業と顧客の支援業務を展開している。 https://www.kidsplates.jp/
■株式会社ギブリー(代表取締役社長:井出高志 本社:東京 2009年創業):「すべての人に成長を」を理念に掲げており、主にオンライン上での顧客体験価値を向上させるサービスを開発・運営している「Conversation Tech事業」や、「HR Tech事業」、「Incubation事業」などを展開している。 https://givery.co.jp/ https://virtualstore.jp/

*1 「DNPバーチャル接客サービス」 → https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1192979_1567.html
*2 「プラウドハウス東京レガシー」 → https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158582_1587.html
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