2014年2月12日

大日本印刷と東芝ソリューション スマートフォン向け銀行口座開設アプリを開発

国内のメガバンクとして初めて みずほ銀行がサービス開始

大日本印刷株式会社
東芝ソリューション株式会社

大日本印刷株式会社(以下:DNP)と東芝ソリューション株式会社(以下:東芝ソリューション)は共同で、スマートフォンで銀行口座開設の申し込みと本人確認書類の送信が可能なアプリを開発しました。

株式会社みずほ銀行が本アプリを採用し、1月29日に国内のメガバンクとしては初めて(DNP社調べ:2014年1月末現在)、個人顧客の口座開設用スマートフォン向けアプリ『みずほ銀行かんたん口座開設アプリ』の提供を開始しました。

【開発の背景】

銀行の口座開設にはこれまで、店頭の対面手続きのほか、申込書に本人確認書類を添えて銀行に郵送する方法がありました。スマートフォンの普及が進む中、銀行は、インターネットバンキングでの残高や入出金の明細確認、振り込み、各種申込などのスマートフォン向けサービスを拡充し、生活者の利便性向上を図っています。DNPは今回、口座開設をより手軽に行いたいという生活者の声を受けて、スマートフォンで申し込みデータの作成と本人確認書類の送信ができるアプリを開発しました。本アプリは、東芝ソリューションの「クラウド版免許証OCR*」機能を利用して入力作業を削減するなど、生活者の利便性を高めました。

*OCR: 光学文字認識(Optical Character Recognition)

【口座開設アプリの概要】

今回DNPが開発したアプリは、スマートフォンのカメラで撮影した運転免許証などの画像データを、本人確認書類として申し込みデータとともに送信できます。サーバーへのデータ送信はSSL通信で行い、Android搭載スマートフォン向けアプリについては、DNPのアプリ解析・改ざんを検知・シャットアウトするソフトを組み込むことで、セキュリティを高めています。また本アプリは、東芝ソリューションがクラウドサービスとして提供する「クラウド版免許証OCR」機能を利用し、撮影した運転免許証に記載された「氏名」「生年月日」「住所」を自動的に入力項目に登録することで、入力の手間を省いています。「クラウド版免許証OCR」は、スマートフォンで撮影された運転免許証の必要な部分の画像情報を切り出して、クラウド上で読取り、文字認識結果をデータとしてスマートフォンに返します。氏名や住所などの項目をクラウド側では紐付けできない仕組みのため、個人を特定することが難しく、個人情報として漏洩するリスクを低減します。また、アプリ側にはOCR機能がなく、切り出した部分の画像のみを送信することで通信データ量を低減し、高速・高精度の処理を可能としました。

【今後の展開】

今後DNPは、広く金融機関に向けて同様のアプリを提供し、金融機関における口座開設からICカード発行までの業務の効率化を支援していきます。東芝ソリューションは、免許証OCRの読み取り・認識精度をさらに向上するとともに、本人確認が必要となる他のサービスへの展開を進めていきます。

 
大日本印刷株式会社      本社:東京都新宿区 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
東芝ソリューション株式会社  本社:神奈川県川崎市 社長:河井信三 資本金:235億円
 
※Androidは、Google Incの登録商標です。

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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