2014年8月5日

低価格の屋外設置用デジタルサイネージを発売

空冷式放熱装置により従来の半分の価格を実現

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、屋外に設置できる低価格なデジタルサイネージ(電子看板)「空冷式屋外サイネージ」を開発し、8月5日に発売します。本デジタルサイネージは、従来の冷房装置(クーラー)による冷却から、複数の小型ファンを用いた空冷式の放熱装置に代えたことで、本体価格とメンテナンスコストの大幅な低減を実現しました。

※ 空冷式 : 空気の熱交換を利用した放熱方式

【開発の背景】

店先などの屋外に大型のデジタルサイネージを設置して、歩行者を店舗へ誘導する来店促進施策のニーズがあります。デジタルサイネージを屋外に設置するためには、直射日光や外気の影響を受けても内部が高温にならないよう、冷却する必要がありますが、これまでは主に冷房装置(クーラー)が使われていたため、価格が高くなり、屋外のデジタルサイネージ普及の阻害要因のひとつとなっていました。今回DNPは、空冷式の放熱装置を組み込むことで、低価格の屋外設置用デジタルサイネージを実現しました。

【空冷式屋外サイネージの概要】

現在流通している空冷式の屋外デジタルサイネージの多くが、直射日光環境での設置に対して保証を行っていないのに対して、DNPは、筐体内部の空気の流れを最適化した設計にすることで、ファンを使った空冷式でありながら機器保証が可能な、実使用に耐えうる放熱性能を実現しました。冷房装置に比べて小型ファンは交換が容易であるためメンテナンス業務の負荷も軽減します。また、高輝度ディスプレー、反射防止ガラスを採用することで、直射日光があたる屋外での高い視認性を確保しました。

<主な仕様>

筐体サイズ

高さ1700×幅600×奥行き600(mm)

画面サイズ

縦型32インチ

輝度

1000cd/m2

対応コンテンツ

動画(H.264・MPEG2)および静止画(JPEG)

コンテンツの更新には、USBメモリを利用

使用温度範囲

-5~40℃

防水性能

IPx3規格に準拠

その他

メディアプレーヤー、簡易スピーカー、吸気・排熱ファン、キャスター、漏電ブレーカー、防水ケーブル(10m)を標準装備

* オプションで、保守サービス、コンテンツ更新のネットワーク対応が可能です。

【価格】

1台導入の場合   : 720,000円

30台導入の場合  : 650,000円(1台あたり)

* 税抜き単価です。送料は含みません。

【今後の展開】

DNPは、住宅展示場、飲食店、流通小売店などを中心に本製品を販売し、2014年度200台、2015年度1,000台の導入を目指します。

 
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

ニューストップへ

検索・絞り込み

発表時期
カテゴリ
製品・サービスの16カテゴリで絞り込む
IRの9カテゴリで絞り込む

検索