高精細プリントが可能な「DNPカードプリンター CX-D80H」を発売

600dpiのプリント解像度でより美しく、小さな文字の注意書きも明瞭プリント

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、600dpi(dotsper inch)の高精細プリントが可能な「DNPカードプリンター CX-D80H」を4月に発売します。

【開発の背景】

カードプリンターは、社員証カード等の顔写真プリントに多く利用されていますが、身分証明書や資格証明書がプラスチックカードに置き換わるのに伴い、これらの多様なカードへのプリント需要が増えています。身分や資格を証明するカードには、顔写真や氏名などの個人を特定する情報のほか、身分・資格の分類や注意書きなどを表示する必要があり、これらの分類や注意書きは6ポイント(高さが約2mm)程度の小さい文字で表示されています。しかし、従来の一般的なカードプリンターは、プリント解像度が300dpiと低く、小さな文字は視認性が落ちる恐れがありました。そのためこれまでは、小さい文字はあらかじめカードに印刷し、個人情報のみカードプリンターでプリントすることが多く、その手間が課題となっていました。

DNPは、この課題に対して、600dpiの高精細プリントが可能なカードプリンターを開発しました。小さな文字で身分・資格分類のほか、連絡先等の詳細情報のプリントが可能になるため、小さな文字を事前に印刷したカードを使用することなくカードプリンターで全てプリントする事が可能となり、カードの製造コストが低減できます。また、複数種の印刷済みカードを管理する必要がなくなるため、在庫管理の負荷も軽減できます。さらに600dpiという高解像度により、これまでよりもさらに綺麗で高度な色表現を実現します。

【CX-D80Hの概要】

既存のCX-D80と比べて、印刷解像度と印刷速度を向上させました。

○  印刷高解像 :

600dpiの印刷解像度で、より綺麗な高精細印プリントが可能です。(CX-D80:300dpi)

○  印刷速度 :

片面31秒/画面になりました。(CX-D80: 40秒)

■その他の主な仕様

CX-D80と同様に、省電力、省スペースで、高いセキュリティーを備えています。

(以下は、CX-D80と同じ仕様です。)

印刷方式

昇華型再転写方式

印刷可能範囲

カード全面 (両面プリント)

階調

黄、赤、青 : それぞれ256階調 / 黒: 2階調

筐体サイズ

343(幅)×322(奥行き)×335(高さ)mm (スタッカーは含みません。)

重量

標準 12.5kg (IC発行などユニットにより変わります。)

カード充填数

100枚

消費電力

AC 100V-120V 3A

適用カード

塩ビ、PET-G、耐熱PET-Gなど

接触IC発行

DNP Standard-9、JavaCard、MULTOSなど

非接触IC

FeliCa、FeliCa Lite-S、MIFARE、MIFARE UL、Type-Bなど

その他

磁気エンコード

【価格】

オープン価格です。参考価格は、約100万円(税抜き単価)です。

※制御用パソコン、発行アプリケーション、インクリボン等の消耗品および保守費は別途必要です。

【今後の展開】

DNPは、資格団体や学校、企業などにCX-D80Hを販売し、カードなどの関連製品を含め、2015年度で10億円の売り上げを目指します。

 

* 昇華型再転写について
昇華型再転写は、カードへ直接プリントするのではなく、透明な再転写フィルムに一旦プリントした画像をカードへ転写する方式です。カード全面にフチのないプリントが行え、凹凸のあるICカードにもきれいにプリントすることができます。黄・赤・青それぞれ256階調、黒2階調、全体で1,677万色の表現が可能なプリント方式です。
 
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