ビンや缶に代替する、刺激の強い内容物に最適な高耐久性包材を開発

開封性も良好で、医薬品や農薬、入浴剤などの幅広い製品向けに提供

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、殺菌などに使用する高濃度アルコールなどの医薬品やアルカリ、酸、香料など、刺激性の強い内容物に対して優れた耐久性を持つ「DNP耐内容物包材(ラミキープ)」を開発しました。缶やガラス瓶に代わる包装材料として2015年4月に販売を開始します。

なお当製品は、4月8日(水)~10日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第6回高機能フィルム展」のDNPブースに出展します。この展示会では、DNPが成長領域と位置づける「食とヘルスケア」「暮らしとモビリティ」「環境とエネルギー」「知とコミュニケーション」において、DNPの強みを持った「未来のあたりまえ」となる製品・サービスや仕組みを創り出すために、販売機会の拡大と次期研究開発テーマの発見を目指しています。

 

【開発の背景】

近年、缶やガラス瓶から、より使いやすく廃棄が容易なプラスチックフィルムを使用したパッケージへの移行が進んでいます。しかしプラスチックのパッケージは、高濃度のアルコールやアルカリ、酸、香料など、内容物の刺激の強い成分によってフィルムの侵食や貼り合わせてあるフィルムの剥離が発生して、内容物が漏れたり、開封しにくくなるといった課題がありました。

この課題に対して、DNPは耐久性に優れた包装材料の開発に取り組んでおり、アルコール度数が70%程度の内容物に耐えられる「DNP耐内容物包材(ラミキープ)」を2007年に開発しました。今回、材料および製造方法の改良により、アルコール度数が99.5%まで対応できるよう、耐久性を高めることに成功しました。高濃度アルコールだけでなく、その他の刺激の強い内容物にも対応できる耐久性に優れた包材として提供します。

【DNP耐内容物包材の特徴】

  • 従来から使われていた医薬品の発布剤や消毒用の高濃度アルコールのほか、タバスコやカレーなどの香辛料、液体入浴剤、一部の農薬などの幅広い内容物に使用できます。
  • 長期間保存した場合でも、開封時の手切れ性が良好で、開けやすさに優れています。
  • 従来は、耐内容物性を確保するため、最内層に高価なエチレンメタクリル酸共重合樹脂(EMAA)フィルムを使用していましたが、本製品ではより安価な一般的なポリエチレン(PE)フィルムを使用し、耐久性を維持しています。

【今後の展開】

DNPは、医薬品や日用品メーカーなどに本製品を販売し、2017年までに年間で10億円の売上を目指します。

 ※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。