2015年6月11日

英国デラルー社とセキュリティソリューション分野で戦略的業務提携

両社の強みを融合し、ID市場へ新偽造防止技術を共同で開発

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、世界トップクラスのセキュリティ関連の印刷会社である英国DeLa Rue plc(本社:ハンプシャー州ベイジングストーク 社長:Philip Rogerson 以下:デラルー)とセキュリティソリューション分野で業務提携に合意しました。今後両社は、新偽造防止技術を共同で開発し、全世界に展開していきます。

【提携の背景】

DNPは1982年に世界で初めてホログラムの量産技術を確立し、1987年には日本国内の競合他社に先駆けてICカードの製造・発行を開始するなど、セキュリティ製品の開発で業界をリードしてきました。近年、企業の重要情報や生活者の個人情報などを、より安心・安全に取り扱うことが強く求められています。こうした情報セキュリティのニーズに、DNPは、“モノづくり”と“ICT”の両面で、独自のセキュリティ技術を強みとした事業展開を行っています。一方デラルーは、世界のトップシェアを持つ紙幣製造をはじめ、パスポートや運転免許証などのセキュリティ印刷から、紙幣カウンターやATMなどの機器まで、トータルなビジネスをグローバルに展開している、セキュリティ分野のリーディングカンパニーです。

ICTの進展に伴ってより高度なセキュリティが求められる中、両社は、両社がそれぞれ保有するセキュリティ技術を活かし、新たな付加価値を創出し、世界のセキュリティビシネスをリードしていきます。

【業務提携の概要】

今後両社は戦略的パートナーとして、以下の活動を行っていきます。

  • DNPの高度な偽造防止技術とデラルーのセキュリティ印刷技術を融合し、新たなセキュリティソリューションをグローバル市場に展開していきます。第一弾として、DNPは、リップマンホログラム、エンボスホログラムなどのセキュリティ製品をデラルーに供給することで、海外のセキュリティ市場に参入します。
  • 両社のセキュリティ技術を融合することで、新しいセキュリティソリューションを創出し、市場に提供していきます。

■デラルーの概要 : 1821年設立。偽造防止印刷技術と製紙技術を活かし、紙幣やパスポート、運転免許証などセキュリティ製品を手がけています。特に、紙幣については、英国をはじめとする150ヶ国以上で採用されるなど、世界のトップシェアを持っています。

 
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