2016年10月3日

静岡県清水町の地域通貨ポイントをサポート 「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」の採用で、効率的に地域活性化

公共施設を利用や地元商店の買い物でポイントを提供

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)が7月に開始した地域通貨や地域共通ポイントの導入を支援する「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」が、静岡県清水町の地域通貨ポイント「ゆうすいポイント」に採用されました。

DNPは、地域情報ポータルサイト「まいぷれ」を運営する株式会社フューチャーリンクネットワーク(本社:千葉 社長:石井丈晴 資本金:1億2,450万円 以下:FLN)に出資し、地域情報ポータルサイトと地域通貨ポイントを活用した事業の強化を進めており、今回の清水町での採用を契機として、今後全国の自治体に導入を広げていきます。

【背景およびゆうすいポイントの概要】

静岡県清水町は、住民サービス向上のためのさまざまな施策を実施しており、そのなかで公共施設の充実とその十分な活用および商業地域の活性化を目指して、地域ポイント制度「ゆうすいポイント」を2016年10月2日に開始しました。

カードを持つ生活者が清水町内の地域交流センターや温水プール、図書館などの公共施設を利用する度に、来場ポイントが付与されます。貯めたポイントは1ポイント1円換算で清水町内の加盟店で利用できるほか、買い物の金額に応じて、さらにポイントがもらえます。10月時点で約50の加盟店を順次増やしていき、今年度中に100店舗を目指します。

今回、この「ゆうすいポイント」で、「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」が導入されました。

【DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォームの特長】

■サーバーでの一括管理による業務負荷の軽減

従来はポイント決済端末ごとに行ってきたポイントサービスの設定や管理を、本プラットフォームはクラウドサービスのため、サーバーで一括して行うことができます。時間帯別のポイント倍付けサービスなどについても、対象端末の変更設定をサーバーで一括処理できるため、運営事務局や店舗などの業務負荷軽減につながります。

■ポイント利用者の利便性向上

Webキャンペーンやイベント参加特典などのポイントを付与する場合、事務局は専用のポイント受け取り端末を用意し、利用者はその端末の設置場所に行ってカードをかざす必要がありました。

当プラットフォームではサーバー側でポイント付与の設定ができるため、利用する生活者が普段の買い物などでポイント決済端末にカードをかざした際に、キャンペーンやイベントのポイントも自動的に受け取ることができます。また、事務局は専用のポイント受け取り端末を用意する必要がありません。

■FeliCaポケット搭載カードによるサービスの拡張性

本プラットフォームは、FeliCaポケット搭載カードを利用するため、カードの発行後にもボランティアや健康増進、駐輪場利用、プレミアム商品券等、さまざまな行政・地域施策と連携したポイントサービスを追加することが可能です。

【今後の展開について】

DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を事業の成長領域と位置づけ、生活者の利便性向上と地域活性化に貢献するソリューションの提供など、新しい価値の創出に取り組んでいます。今回のFLNとの資本業務提携によって、地域創生につながるサービスを順次展開し、対象エリアの拡大と付加価値の向上を目指していきます。

DNPは、「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」および関連事業で、2016年度からの5年間の累計で、約40億円の売上を目指します。

 

※FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触型ICカードの技術方式です。
※FeliCa、FeliCaポケットは、ソニー株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

 

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