2017年9月6日

テレワークやIoTの普及拡大に向けて、セキュアな共有仕様を策定するワーキンググループを発足

街中でも高セキュリティなオフィス構築が可能に

大日本印刷株式会社(DNP)が事務局を務め、ICカードを使った企業内セキュリティシステムの構築を推進する企業連合であるSSFC*は、既存の企業オフィスの基盤を活かし、テレワークやIoT(モノのインターネット)の普及拡大に対応したセキュリティ環境を整えていくための「オープン&セキュアオフィスワーキンググループ」を発足します。
本ワーキンググループは、オフィス機器とサービス提供者間の情報のやりとりに関する高セキュリティな共有仕様を策定していきます。

*SSFC(Shared Security Formats Cooperation) : ICカードを使った高度な企業内情報セキュリティシステムの実現を目指す企業連合として2005年に設立。参加企業は、社員証などのICカードのデータフォーマットを共有し、共通仕様に基づいたセキュリティ関連機器(ゲートシステム等)、OA機器(プリンター、複写機等)、オフィス什器(ロッカー等)などを提供しています。SSFCはDNPが事務局を務め、2017年8月現在、オフィス向けの各種機器メーカーやシステムインテグレーターなど243社が加盟しています。

【新ワーキンググループ発足の背景】

政府が推進する「働き方改革」により、テレワークの推進が加速し、時間や場所の制約を受けない効率的な働き方が求められています。これにともない、オープンなネットワーク環境から企業の情報システムにアクセスしたいというニーズが増え、オフィスシステムのクラウド化やIoT化が急速に進むと予想される一方、オフィスシステムとクラウド環境の接続などにおける情報セキュリティ対策の確立が課題となっています。
これらの課題解決に向け、今回SSFCアライアンスは「オープン&セキュアオフィスワーキンググループ」を発足します。

【「オープン&セキュアオフィスワーキンググループ」について】

本ワーキンググループは、オフィス機器メーカー、システムインテグレーター、オフィスやクラウド環境を提供するサービス提供者などにより構成されます。本ワーキンググループでは、従来の社内施設におけるクローズドなオフィス空間だけでなく、社員の自宅やサテライトオフィス、商業施設、公共施設といった仮想的なオフィスまでをセキュアな環境としていくための共有仕様を策定し、働き方改革の実現を支援する新しいサービスの創出に貢献していきます。

【当ワーキンググループで提供していく新しい価値】

「オープン&セキュアオフィスワーキンググループ」が設定する予定の共有仕様によって、以下の価値を企業オフィスなどに提供していきます。

1.情報セキュリティ機能の向上

商業施設、公共施設等のオープンな環境や社員の自宅などにおいても高セキュリティなオフィス環境を仮想的に構築することが可能となり、安全・安心な情報サービスの基盤を提供します。

2.利便性の向上

利用者は企業内オフィスと同等の高セキュリティな環境で業務を行うことが可能となり、時間や場所の制約を受けない働き方の実現につながります。

3.導入企業のコストの低減

導入企業は、共通化された仕様を利用するため、オープン&セキュアな仮想的オフィスの構築にともなうコストの削減につながります。


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