2014年6月11日

◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆
増税直後、子育て主婦の7割が“家計を棚卸し”

生活者の動向を捉えるメディアバリュー研究で、「新生活と買い物に関する調査」を実施

「新生活と買い物に関する調査~増税直後、子育て主婦の7割が“家計を棚卸し”~」レポートPDFはこちらをご覧ください。
http://www.dnp.co.jp/cio/mediavalue/report/mvr_index.html

大日本印刷(DNP)は、生活者の情報メディア利用と購買行動の変化を調査・分析する「メディアバリュー研究」で、2014年4月の消費税率引き上げ後に、「新生活と買い物」に関する調査を実施し、その結果をまとめました。

買い物行動への増税の影響が限定的である一方、「子育て主婦」を中心に支出の見直しが進んだことなどが分かりました。

【新生活と買い物に関する調査の概要】

調査期間

2014年4月17日~2014年4月25日

調査手法

インターネット調査

調査対象者

全国の20代~60代男女

回収サンプル数

2,539名

【調査結果の3つのポイント】

〔1〕子育て主婦の約7割が、家計の棚卸しを実施 <グラフ1参照>

消費増税が発表された2013年10月から引き上げ後の2014年4月中旬までに、家計における支出の見直しを行った人は、「全体」では58.4%で、最も多かったのは「子育て主婦」の69.3%。次いで「成人の子有り男性」が64.8%となり、「子育て主婦」を中心に、子どものいる家庭で家計の棚卸しが進んだことが分かった。

〔2〕子育て主婦の家計の棚卸しの対象は、「食費」「趣味・娯楽費」「被服費」 <グラフ2参照>

子育て主婦が抑えた支出の上位は、「食費(22.4%)」「趣味・娯楽費(19.3%)」「被服費(19.3%)」。いずれも、本当は現状よりもお金をかけたいと思いながら見直しを行っていることがわかった。また、「教育費」「育児費」は、見直しの結果、支出を抑えなかった人が多かった。

〔3〕将来を見据えつつ、自分磨きや日常生活の充実も求めている子育て主婦 <グラフ3参照>

子育て主婦が今年4月の新年度から始めようと思ったことは「節約」が30.2%でトップ。続いて、「貯金(27.6%)」「生活リズムの見直し(27.1%)」「ウォーキング・ジョギング(27.1%)」となった。節約や貯金への意識が高く、子育て主婦が増税を強く意識してこの4月を迎えた様子がうかがわれる。一方、「旅行」を除く多くの項目で、子育て主婦が全体を上回っており、節約や貯金を進めながらも、自分磨きや日常生活の充実も求めている子育て主婦の生活意識が浮き彫りになった。

【メディアバリュー研究について】 http://www.dnp.co.jp/cio/mediavalue/

DNPは2001年から、情報メディアの多様化などによるコミュニケーション環境の変化に伴う生活者の意識や購買行動の変化を捉え、最適なマーケティング・コミュニケーションのあり方を探っていくための生活者調査研究「メディアバリュー研究」を推進しています。

※グラフ1
「支出の見直し」は、「支出の見直しをし、支出をおさえた人」「支出の見直しをしたが、支出を変えなかった人」「支出の見直しをした結果、支出を増やした人」の合計。
※グラフ1~3
「子育て男性」「子育て主婦」は、末子年齢が未就学児から高校生までの子供を持つ親。
「成人の子有り男性」「成人の子有り女性」は、末子年齢が大学生以上、社会人の子供を持つ親。
いずれも、配偶者と離婚・死別した人を含む。
「その他」は、婚姻経験はあるが、子供はおらず、配偶者との離婚・死別により単身となった人。

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