金沢美術工芸大学とDNPメディアクリエイト “目利きの視点”で金沢のアートと生活工芸を紹介するデジタル雑誌アプリを配信

金沢美術工芸大学（以下:金沢美大）と、大日本印刷株式会社のグループ会社で商業印刷物などの企画・制作を行う株式会社DNPメディアクリエイト（以下:DMC）は共同で、石川県金沢市のアートと生活工芸を紹介するデジタル雑誌アプリ『kanavi（カナビ）』を、6月6日より配信します。

【kanavi企画の背景】

2015年の北陸新幹線開業にともない、金沢への観光客の増加が見込まれるなか、金沢美大とDMCは、2013年5月にデジタル雑誌の共同研究を開始し、観光と産業の活性化への貢献を目指して金沢在住アーティストのアート作品や、雑貨などの生活工芸品を紹介するkanaviを企画しました。20～30代の女性を主な読者層ターゲットとして、金沢美大の学生が“目利きの視点”で金沢の新たな魅力を紹介するとともに、“ユーザー視点”でデジタル雑誌の使いやすさを追及しました。

【kanaviの概要】

kanaviは、タブレット端末およびスマートフォン向けで、App StoreまたはGooglePlayから無料でダウンロードできます。ユーザーは、デジタル雑誌を閲覧できるほか、興味を持った内容についてはリンクをクリックして関連ウェブサイトやgoogleマップへアクセスすることで、観光ガイドとしても活用できます。また、kanavi掲載記事に関連してユーザーがTwitterに投稿した内容がウェブサイトとデジタル雑誌に反映されるなど、デジタル雑誌、ウェブサイト、SNSとの相互リンクによってコンテンツが広く伝播・浸透するようにしていきます。

取材テーマ会議風景

〔kanaviの構成〕

1. 大好きな作家さんを訪ねて（作家／ショップ紹介）
2. カナザワアート事情（金沢のアート＆生活工芸最新情報）
3. 金澤町家散策（金澤町家の紹介）
4. 加賀五彩（色で見る金沢の魅力）
5. アートなひとさら（器と料理の美しい出会い）
6. 街にあふれる不思議なアート

【kanaviの特長】

(1) “目利きの視点”で金沢の新しい魅力を紹介

美大生ならではのアートの知見と、NPO法人金沢アートグミおよびNPO法人金澤町家研究会の協力によって、アートや町家といった、これまで観光ガイドで紹介されることが少なかった金沢の新しい魅力を紹介します。

取材風景

(2) “ユーザー視点”で使いやすいデザイン・機能を実現

デジタル雑誌に初めて触れる学生もいる中、既存のデジタル雑誌アプリの使い勝手を検証するなどの共同研究を実施しました。この共同研究から、紙の雑誌と同じレイアウトに音声や動画などを取り入れた単純なリッチコンテンツ志向のデジタル雑誌とは異なり、デバイスの画面サイズに最適化した直観的に理解できるデザインで、使いやすいユーザーインターフェイスを実現しました。

UIデザイン

(3) クロスメディアで生まれるシナジー

画面サイズの異なるタブレット端末とスマートフォンでデザインを変えており、イエナカやマチナカなど利用シーンに応じて使い分けができます。関連ウェブサイトへのリンクにより、最新の詳細情報の閲覧やマップ機能の利用も行えます。また、ユーザーのTwitter投稿がkanaviと関連ウェブサイトに反映されることで、kanaviの口コミでの認知度向上とアプリのダウンロード促進を図ります。

*下の画面イメージは実際の画面とは異なります

【今後の取り組み】

今回配信するkanaviのvol.1に続き、2014年秋にはvol.2の配信を予定しています。vol.1の使い勝手に関するユーザーの意見などを参考に、より使いやすいデザインと機能へ進化させていきます。金沢美大とDMCは、今後も、金沢ならではの魅力的なコンテンツを発掘し、使い勝手の良いデジタル雑誌として発信することで、地元の産業の発展と観光集客に貢献していきます。

1年間でkanaviの1万ダウンロードを目指します。

金沢美術工芸大学        　本校:石川　　学長:前田昌彦

大日本印刷株式会社      　本社:東京　　社長:北島義俊    資本金:1,144億円

株式会社DNPメディアクリエイト   　本社:東京　　社長:吉田　実    資本金:1億円（DNP100%）

※ App StoreはApple Inc.の商標または登録商標です

※ Google、Google PlayならびにGoogleマップは、Google Inc.の商標または登録商標です

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