2015年2月18日
オリジナル書体『秀英体』を「FONTPLUS」にライセンス提供
秀英体フォントのWebサイトでの利用がさらに容易に
大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、DNPのオリジナル書体『秀英体』の12書体を、ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下:SBT)のWebフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」にライセンス提供しました。SBTの「FONTPLUS」で、2月18日より利用が可能となります。
【提供する12書体の秀英体】
【秀英体をライセンス提供する背景】
クラウド環境を活用したソフトウエアやコンテンツのサービスが急速に拡大するなか、DNPはフォントのネットワーク配信によるクラウド化も普及すると予測し、Webブラウザ上で好きなフォントが容易に利用できるWebフォントサービスとの連携による秀英体の提供を進めてきました。今回、国内外の豊富なフォントをWebフォントサービスとして提供しているSBTの「FONTPLUS」に秀英体をライセンス提供することで、利用できる環境をさらに拡張しました。美しく読みやすい秀英体の表現力を活かし、情報にアクセスしやすいWebサイトの構築に貢献することによって、ユーザーの利便性向上を図ります。
【Webフォントサービスとは】
Webフォントサービスは、インターネットを介して閲覧している生活者にフォントを配信するサービスです。Webサイトを閲覧する生活者の端末にフォントがインストールされていなくても、Webサイトの制作者側が指定したフォントをブラウザで表示することができます。Webサイトのコンテンツをテキストデータとして扱うため、検索対象にできるほか、文字の拡大・縮小や音声読み上げ機能など、生活者のアクセシビリティの向上にも有効です。
SBTのWebフォントサービス「FONTPLUS」の利用により、Webサイトの制作者側は簡単に「秀英体フォント」を利用することができ、より表現力に優れたWebサイトを構築できます。
※「FONTPLUS」の詳細についてはこちらをご覧ください。→ http://webfont.fontplus.jp/
【秀英体とは】
秀英体は、DNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体で、優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも高い評価を得てきました。
DNPは、2006年の創業130周年の記念事業の一環として、秀英体リニューアル事業「平成の大改刻」に取り組み、デジタルフォントである秀英細・中・太明朝の改訂、金属活字時代の秀英初号明朝のデジタル化、新書体として角ゴシックや丸ゴシックの開発などを行ってきました。その成果である最新の書体は、より多くの方が利用できるよう、2009年からDTP(DeskTop Publishing)環境のほか、電子書籍ビューアーやワープロソフト等にライセンス提供しています。
【今後の展開】
DNPは、秀英体の利用範囲をさらに拡張していくため、Web サイトを管理するシステムとWebフォントサービスとの連携、電子書籍やデジタルサイネージ(電子看板)の閲覧用フォントの提供など、多様な分野へのライセンス提供を推進していきます。
大日本印刷株式会社 本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 本社:東京 社長:阿多親市 資本金:645百万円
※ 「秀英」及び「秀英体」は、大日本印刷株式会社の登録商標です。
※ その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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