2017年1月24日
LEDを搭載した薄型屋外サイネージを発売
駅や公共施設などで、美しい映像表現と遠くからでも見える文字情報を1台で発信可能に
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、屋外用デジタルサイネージに液晶ディスプレーの他にLEDによる文字情報の表示が可能な薄型サイネージ「DNP LED搭載薄型屋外サイネージ」を開発し、2017年2月1日から発売します。公共性の高い駅や屋外施設などで、液晶ディスプレーによる映像などの美しい表現と、緊急情報などの文字情報の双方を1台で発信することができるようになります。
【開発の背景】
近年、増加している訪日外国人向けにさまざまな情報を多言語で提供するインバウンドツールとしての利用など、屋外に設置するデジタルサイネージの需要は拡大する見込みです。これまでもDNPは屋外用サイネージの開発を行ってきましたが*1、遠くから見た際に液晶表示だけでは訴求が低いという課題がありました。また設置場所を考慮して機器をスリムにしてほしいという要望もありました。それらの課題に対応すべく今回開発した製品は、液晶ディスプレーに加えLED表示部とスピーカーを搭載することで、より多くの人々へ情報を発信できるように改善し、かつ筐体の厚みを13cmとし、従来製品より当社比で約35%のスリム化を実現しました。
【「DNP LED搭載薄型屋外サイネージ」 の特長】
■特長
1. 筐体のスリム化
スリム化する際の課題であったエアコン部の厚みを薄型化することで、筐体の厚みで13cmを実現しました。
(当社従来製品と比較し約35%スリム化)
2. 液晶表示部はinfoverreR*2を採用
55型液晶表示は保護ガラスとディスプレーの直接貼合により、外光の反射を抑え、映り込みを低減しました。
これにより画質が向上し、1400cd/平方メートルの輝度で2500cd/平方メートル相当のコントラストを実現しています。
3. LEDによるアイキャッチ効果
高輝度LED表示なので視認性が高く、遠いところからでも文字情報が見えます。
4. 音声案内
音声によるお知らせや案内告知も可能です。
5. 遠隔操作によるコンテンツ更新
液晶ディスプレーとLEDで表示される情報は、「DNPサイネージ配信管理
システムSmartSignageR」による管理が可能です。
番組設定、配信時間の設定等は遠隔から操作できます。(別途通信環境が必要です)
*1 2016年7月5日ニュースリリース
詳細はこちらをご覧ください https://www.dnp.co.jp/news/detail/1187613_1587.html
*2 infoverreRはAGC旭硝子株式会社による、保護ガラスと液晶ディスプレーを特殊な接着樹脂で貼り合わせた製品
です。
■製品仕様
・液晶表示部
画面サイズ 55型
解像度 フルハイビジョン 横1920×縦1080 pix
輝度 1400cd/平方メートル
(照度センサーによる自動輝度調整機能あり)
・LED表示部
表示部寸法 横1280×縦160 mm
表示色 3色(赤・緑・橙)表示 8文字(1文字は16×16ドット表示)
輝度 2000cd/平方メートル
・筐体
寸法 幅1600×高さ2000×奥行130 mm
(上記にはキャスター部は含みません。実際の設置時はアンカー設置などになります。)
防塵防水 IP55相当
重量 約230kg
スピーカー 振動型スピーカー内蔵:10w×2
【販売価格】
機器本体 (税抜価格) 400万円~
※ 設置工事費・コンテンツ作成費・「DNPサイネージ配信管理システムSmartSignageR」費用は別途必要です。
【今後の展開】
DNPは屋外サイネージの需要に応じて本製品の販売を行っていきます。
防災・防犯など安全で安心な社会インフラとして屋外での情報発信が求められている中、屋外用サイネージの需要が高まっており、本製品は人々の多く集まる場所である公共施設、観光地、駅やバス停等の屋外で活用することで非常時はもちろん通常時に、必要な情報を多くの人々に発信することが可能になります。
本製品の販売(関連ビジネスを含む)で、2020年度までに8億円の売上げを目指します。
なおDNPは、2017年2月1日(水)~3日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「インバウンドビジネス総合展2017」内のDNPブースに本製品を出展します。
大日本印刷株式会社 本社:東京都新宿区 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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